2月12日（日）

ロタウイルスのおかげで、今週末は看病タイムの引きこもり。天気も良く、本来ならお出かけOKだがまぁ致し方ない。熱が高くグッタリしているむすめを見ると、自分たちだけどこかで遊ぶ気になれない。
このcatcatのページもリンク切れしている部分を含めると、1996年から足かけ10年目となる。ボストンでPowerBookを買って、ああでもないこうでもないと独学で始めた当時は「ブログ」なんて都合の良い言葉は存在せず、あくまで個人の日記として認識されていた。インターネット人口も環境もまだまだ整備されていなかったから、読む人も少ないし、本当に身の回りのよしなしごとを淡々と気ままに綴っていたものだ。たまに読み返すと、人間（自分）の成長やら迷いやら紆余曲折やらが面白いように見て取れる。もともとは海外生活をしていて、いつ何時くたばってしまうかわからないような日常だったから、せめて「足跡」くらいは残しとこうじゃないかと思ったのが始まり。今では、画像も文章もほとんどニコちゃんがメインで、たまに猫兄弟で、いやいや人生って何が待ち構えているか想像もつかなくて面白い。でも、こういうページを始める時に、将来起こりうるあらゆる変化を予見し備えてきたという言い方もできる。波瀾万丈な生き方をチョイスしたのだから、自分が沈みそうになった時に役に立ってくれる保険のような某かが必要だったのだ。ニコちゃんよ、それがキミの質問「パパナニヤッテルノ？」に対する答えなのよ。

2月11日（土）

やっぱりそうだった。間違いなくロタウイルス系の嘔吐下痢症。昨年も保育園で流行し、ニコちゃんもしっかりうつされたのだが、今年もそうか、よりによって自分のお誕生日に発症してしまったのね...お気の毒。仕方なく誕生パーティーは規模を縮小することにして、じいじとばあばだけ来るよう手配し、いつもの都立病院の救急で診察を受け戻ったBirthday Girl を腕に抱いたまま、タコスに舌鼓を打ったのだった。ケーキも準備したのだが、ニコちゃんは途中から眠ってしまい夢の中。2本のロウソクは代理でママが吹き消していたのでご心配なく。主役不在のパーティーだから盛り上がりにかける結果となり残念だが、こればっかりは仕方ない。
その後、嘔吐と下痢は小康状態だが、39℃の高熱が出てしまいもうグッタリ。なのに、プレゼントにあげたお世話系おもちゃyou&meちゃん（仮名）とお医者さんごっこをして遊んだりしてくれて、ああキミって健気で親思いで泣かせるわ。今も傍らでアイスノンを背負って詰まった鼻でグスーピーと寝息を立てていらっしゃる。ああもうかわいそう、今はただ、おめでとうよりも早く良くなるよう祈っています。

2月10日（金）

祝！2才になりました、我が家の宝むすめさん。朝もこのように元気で、何違わずニコニコしながら保育園に出掛けて行った。昨年は別の保育園に通いつつ1度目の誕生日を家族と祝ったのだが、ちっちゃ過ぎて誕生日パーティーの意味は理解できなかったことであろう。当時は身長71.9センチ、体重8キログラムだった。
それから1年、ムスメさんは加速度的に成長中。昨年11月に肺炎で入院して以来、目立った風邪も引かずフィジカルもだいぶ強くなった感がある。現在、身長81.3センチ、体重11.4キログラム。だいたい10センチ縦に長くなって、3キロ重くなった計算だけど、言葉とからだの成長って密接な関係にあり、特にダイナミックに語彙が増え始めるこの時期だから、覚えた言葉に動作が付随していた場合、当然動作もバリエーションとして加味されるわけで、フィジカリー＆メンタリー相乗的に成長し続ける必要があるのだ。さらに「こころ」も段々と育まれていくから、この時期のお子たちは実際の数字以上に大きく重いのだと思う（本当はいつまでも成長しないでいて欲しいけどね）。とにかくもうアチコチ走り回って大変なトドラーニコちゃん。保育園でも四六時中おともだちの誕生祝いにハッピーバースデイを歌ってきたけど、今日だけは自分が主役。みんなに歌を歌ってもらったりおめでとうって言ってもらえて、感激したに違いない。夕刻仕事を終えて、アンパンマンのヘリウム入り風船を手に戻ったら、満面の笑みでおかえりと出迎えてくれた。あああキミってやっぱり我が家の宝、さて明日のパーティーの準備でもしようかなと、思った所・・・突然の嘔吐！え？これってもしかして！？

2月8日（水）

40才ともなると、気分的には既に人生の2/3を「メカニカルよく動く元気な体で」過ごしてしまった、ああしまった! という計算などしてしまう。80才まで生きるとはどうしても思えないので、やっぱり2/3だ。でもまだまだ若造だし青いと思うし、やり損ねたことなども山ほどあり、残り20年では時間が足りないなぁとせつせつと感じる。だいたいあと20年しかなかったら、おそらくニコちゃんが「お嫁」に行く姿や、「孫」の姿など拝むことも出来ないであろう。はっきり言って40年なんてあっと言う間だった。いろいろあったけれど、気が付けば全速力で走り抜けてきたからか、あまり停滞した覚えもないし（たぶん喉元過ぎればで忘れてしまっているんだろうが...）、辛い記憶よりも楽しい記憶が多いのも男と言う生き物だから故か...今やネガティブな過去性を発見するのは難しくなった。
しかしだ。NYより東京に戻り、3年半ほど紆余曲折しながら暮らした結果、この先での行く先を考えると些かブルーになってしまう。生活環境全般とか、子育て支援とか、初老からの仕事とか、税制とか、なかなか明るい展望が見えないつくりになっていることを痛感している。勝ち負けの勝ちは一部エリートたちによって作られたものだが、この国で暮らす以上、何らかの影響を受けるのは必至であり避けては通れない。ないものねだりとはよく言ったもので、最近では「自分の原点はやはりNYにあり」なんて考えも頭を過るのだった。oh my man!

2月7日（火）

最近、東池袋のTSUTAYAが水曜日レンタル190円キャンペーンを行っているおかげで、ついつい観れもしないのにまとめてDVDをレンタルしてしまう傾向にある。1週間レンタルを3本から4本。我が家でレンタルビデオを観られるのは、唯一ニコちゃんがに眠りについた後の時間帯。具体的には10時過ぎからということになる。最近の映画は2時間以上のものが多いので、作品を観終える頃には25時とかになってしまうのだが、それは運がいい場合で、たいがいは途中でニコちゃん夜泣き（暑かったり寝返りの拍子に意味なく泣いたりする）を収めるために中座を余儀なくされるので、実際はもっと遅い。そうなると、毎日おつかれ気味の主婦などは、眠気に絶対に勝てなくなるわけで、気が付けば観覧途中で舟漕ぎ状態が常。せっかくレンタルしたのだから観なきゃもったいないと思うのだが、どうせ1本190円で安いしといういけない考えが頭をよぎり、昔以上に眠気と戦う根性みたいなものが頓挫し易い環境となっている。また、誰かと一緒に観ていて、眠られてしまうとシェアもできなくなり何となく寂しい。今日は火曜日。まだ観てない映画が2本。さてどうしたものか...。

2月6日（月）

さぶーい。ご無沙汰しているうちに、東京さぶさぶさぶさぶ。表は雪が舞ってるからかと思いきや、nonono、我が家の追い炊き式の風呂釜（別名：カカカカ！）がボケなお陰で、こんなに冷え込んだ日に限って、種火が着火せず風呂を沸かせず仕舞い。だから、体が芯まで冷えてしまって花王のバブだ。いや、困ってしまってニャンニャンニャニャンだ。
今週はどうやら奇妙な週らしく、昨晩の原稿の締め切りだったのでかなり無理して徹夜する羽目になったのだが、今日編集者といろいろやり取りをしていたら、ある瞬間、そんなに無理してまでこの仕事を継続する必要があるのかという疑念にかられ、気がついたらあっさりと「オコトワリ」を入れてしまっていた。もちろん、引き留められたのだが、面白いことに編集者の話はそれ以上伸びず進まず、まるでしけった風呂釜みたいな気分のまま、今日を終えようとしている。原稿は終わってないし、この先どうなるのかわからないが、面白いのは不思議と晴れ晴れしい気分ってこと。うーん・・・明日は積雪するらしいし、人々のマインドにも何らかの影響を及ぼすであろうことが予想されるから、ちょっとこのまま様子を見ようかな。