8月12日(金)

コイのスネぶりが増々顕著になってきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか。今は大嫌いな雷がゴロゴロ鳴っているので、スネてる場合じゃないらしく、玄関の奥の方でなるべく目立たないように身を潜めていらっしゃるが、わずか1年半前までは、自分を我が子のように可愛がってくれていた飼い主が、突然構ってくれなくなったショックはでかいらしい(そりゃそうだ)。まったく構ってないわけではないのだが、コイからしてみれば大きな変化であることは確か。しかも、最近では、マットの上でゴロンゴロンしていたちっちゃな人間が歩き始め、お気に入りの場所を奪ったり、何の前触れもなく踏まれたり、多い被さったりしてくるようになった。それだけならたぶんまだ許せる。何が許せないって、たまに飼い主に遊んでもらっている光景をその子が見つけると、タッタッタと足早にやって来て、無躊躇に自分との間に入り込み、なつかせてもくれないくれないこと...これはもう堪え難い。まるでそれはファファに対する自分の行動のようでもある(実際やられると相当嫌らしい)。何としてでもこの悶々とした気持ちを飼い主にわからせたい。と言う理由で、最近コイはスキあらばわざわざ私の布団の上にウンチをします。この前なんか、眠っている背後でされたし...それ以来、時間が許す限り構ったり、グルーミングしてあげたり努めているが、やっぱりニコちゃん優先にどーうしても物理的になってしまうわけよコイちゃん。もうしばらくの辛抱だから、どうか機嫌を直して仲良くしてオクレ。大好きだから。

8月10日(水)

猛暑が続く中、飯田橋界隈のオフィスに通勤している。有楽町線は大混雑だが、乗車時間は短いのでまだ耐えられる。自分に取っては、ある意味馴染み深い飯田橋/神楽坂だが、実際働いたりしてみると、新宿のようなメガロ街と違って、オヤジ臭いというか印刷インク臭い気がする。でも、新しい職場の雰囲気は暢気ポジティブで、前の職場のように「アレシチャダメ、コレシチャダメ」に代表されるガチガチネガティブフォースもなく、居心地はもちろん良い。実際入ってみたら、話と違ってビジネスカジュアル的な格好をしなくてはならないのが難点ではあるが、頑張ってシャツをタグインしないで働き通してみせる。これからしばらくは、新しい仲間と、新しい目標に向かって邁進することになるのだろうが、またもや周りは女の子だらけ。2:8で女性。ここのところ、と言うか、自分の人生は基本的に女性と仕事をする機会の方が多いようだ。慣れてるから、問題はないのだけれど。。。
そして、今日はニコちゃんの1.5才誕生日。今や体重10キロ目前と順調にお育ちになられエライ。最近は、ずっと聞かせていた英語版ハッピーバースデイの歌を突然歌い始め、まさにセルフセレブレイト状態。You are a happy baby! ますますカワイク魅力的に大きくなってオクレ。

8月7日(日)

さて、明日からフルタイムワーク開始なので、しばらくは更新が滞ること必至。仕事始め1週間のテーマはレストア。ジョナサン・ケイナーも同様のアドバイスをしていたが、前職場での乱暴な扱われ方のお陰でガタのきてしまった機械をちゃんと作動させようと思ったら、やはりレストアワークは必要で、一度全体を解体し、ひとつひとつのパーツをメンテナンスしピカピカに磨き上げて、再度組み直すのが基本テーマとなる。適宜なセルフメンテナンスなしでは良好な動作は望めない。締めるべきネジは締め、緩めるべき所は緩め、必要ないパーツは外し負担とならぬようにし、たまった汚れはきれいに吐き出し、オイルをさしてぎくしゃくしないようにしてあげる。これに加えて、機械の設置してあるレイアウトや、それをオペレーションする人間の質も非常に大きなファクトとなる。いかに組織が形態づけられていて、良識/常識のある人間が上司として働き、機械類のオペレーションを行っているかは至極重要だ。新しい職場で感じたのは、このあたりがまともそうだということ。今の最低限の願いは、大人として普通に働く事。果たして叶うのであろうか。

8月6日(土)

昨今の家族シャンプーのTVCMで、中村某が「昔はクーラーなんてなかったけど、それでも夏は楽しかった」とのたまっているが、それは昔の夏は今の夏とは様子が違っていたからに他ならない。昭和40年生まれで、その半分の人生をエアコン無しで過ごしたので、胸を張って言える事なのだが、昔の夏はここまで暑くなかったし、暑いながらも情緒や風情があったので楽しむ事が出来たように思う。昨今の夏はあまりにも容赦無さ過ぎるし、実際数字の上でも過酷で我々から夏を楽しむ「余裕」さへも無慈悲に奪い去って行く。昭和の夏は平成の夏と違って、容赦があり情け深かったのだ。
土曜日は涼を求めて、葛西臨海水族園を再び訪れた。彼の地は夏休みという事もあり、お子様連れはもちろんの事、初デートっぽいカップルとかで恐ろしいほどの混雑ぶりだった。ニコちゃんは前回よりも、魚類に具体的興味を抱いたようだが、今回特にお気に入りだったのが地味な紋甲烏賊...ヒラヒラと泳ぐ姿を認めて「イカ、イカ、イカ、イカ」大騒ぎしていらっしゃった。キャンティーンではお子様ランチ(ハンバーグカレー)をペロリと平らげ、1才半とは思えない大食漢ぶりを披露しご満悦。キミは食う事に関しては凄いよまったく。世界の有名水族館を訪れた経験から、一つだけ葛西の優れた点を言うと、メニューにシーフード類がない配慮はエライ。例えばボストンなんて展示自体は感動的だが、レストランはシーフードメニューばっかりで残酷な感じがした。これは牧場とかでも一緒で、一方でカワイイ子羊と戯れながら、一方でそれをジンギスカンしている図式は直線的でやっぱり嫌だ。嫌だけど実際食うと美味いしで、人間の愚かさがどうしても如実になってしまう。ので、はじめからそういう設定のない葛西はエライと思うぞ。

8月3日(水)

昨夕、面接だかオリエンテーリングだかのため、再びフルスーツを着込んで飯田橋界隈まで出掛けた。日が照ってない分まだましだったが、先方では突然プレゼンテーションみたいなこともやらされ、実際の暑さ以上に嫌な汗をいっぱいかいた。通りを行くリーマン風のみなさまはなぜ大丈夫なのか首を捻りたくなる。営業担当者と待ち合わせの際に、道行くターゲットを研究をしたら、半袖にネクタイ、ビジネスバッグを斜めがけにしているタイプが妙に目立った。それで涼しいんだろうか....うーん日本独自の変なドレスコードは謎が多い。
結局、お固い(もうかなりのレベル)制作会社でWEBディレクション系での採用が決まり、来週からまたぜーんぜん違うデイタイムを始める見通しとなった(でも基本はフリーランスね)。新しい仕事を探し始めて一発目で決定となったわけで、これでいいのかと少々拍子抜けもしている。までも、今や働くお父さんなので悠長な事は言ってられない。ところで今回はペーペー末端の立場でスタートではなく、抱えるスタッフが始めから大勢いるのでプレッシャーもあり、しばらくは大変そう。救いは、スーツでも、もっと厄介なビジネス・カジュアルでもなく、私服で携帯もポケット入れていて大丈夫なことか。シフト制じゃないので休みは減るけれど、給料も前職より悪くないし、まともな上司っぽかったから、この夏は暑さにめげずやる気見せます(どうなるかわからないけど...)

8月2日(火)

Yoo Hoo! 見事なまでのバブル世代です。この歳になって就職活動をするというのは、なかなかスリリングなことらしく、周りからは「この人は大丈夫なのか」という目で心配されたりするけど、ぜーんぜんダイジョウブ。自分の場合、仕事を選ぶ基準点は、フリーランスをベースとしながらも、経済的に最も苦労したニューヨーク時代となっているので、一般の人が眉をひそめるような条件でもステキに思えたりもする(テンポラリーなのにこんなに貰えるという考え方)。バブルの頃と今を比較してしまうと、今の時代は何もかもが薄っぺらでおままごとみたいに思えてしまうのでしない。仕事内容も命を架けるほどのものはないし、収入も20代が最も高く、後は見事に右肩下がりとなってしまうので無意味。
ところで、バブル期は何もしなくても楽して儲ったと勘違いしている人が多いが、実際は確かに儲ったけど、苦労も努力もしない人はバブルを謳歌出来なかったと思うぞ。それに世の中の人々は、例えば年収が5千万とか1億あれば、何の苦労もないように思っている節があるが、全然そんなことない。むしろその逆で、その収入を得る為に失うモノは計り知れないし、収入が高くなれば支出も当たりまえのように増えるもの。税金だって冗談みたいにもってかれる。例えヒルズに住んでたって、強大なプレッシャーに苛まれ悠々自適じゃないと思うので、ボクは庶民でいいです。だから、配偶者特別控除やみなし控除なくさないでくださいお願いします...と言いつつ就活は続くa person in his forties.

8月1日(月)

産經新聞の記事に「子育て環境“最悪” 妊婦・母親の8割」というのがあって、それには、妊婦や子育て中の母親の80%は周囲や世間に対し、「積極的に子供を産んで育てたい社会ではない」と否定的に感じているとのアンケート結果が載っていた。父親の立場から見ても、これは至極当てはまり、アンケート回答にあった「社会全体が妊娠や子育てに無関心で冷たい(44%)」「制度や設備が整うだけでは不十分。国民全体の意識改革が必要(83%)」「社会全体で温かく見守る雰囲気が欲しい(87%)」「子育てを応援する社会とは思えない(77%)」等々、どれもこれも賛同出来る内容ばかり。
また、現在直面している子連れでの外出についても、93%が「危険や困難な目に遭った」と回答しており。具体例として「たばこの煙(56%)」「利用しやすいトイレがない(51%)」「階段の上り下りに苦労した(47%)」などが目立ち、「子供が泣いた時、白い目で見られた(30%)」となっていて、これまさに悲しい現実。だいたい電車の優先席は高校生や大学生が何食わぬ顔で占領し、赤ちゃんがいようが、妊婦がいようが、老人がいようが、ディスアビリティがいようがお構いなしで、今時世代の人間的な質の低さに辟易する(ゲロゲロ)。いずれ自分たちが老いた時に、手痛いしっぺ返しを喰らいたまへ。そう言えば、最近辞めた職場でアルバイトの女の子が妊娠し、以後休みがちになり、半分クビみたいになってしまい、本人の希望通り臨月ギリギリまで働く事が叶わなかったのだが、その職場の雰囲気たるや、妊娠=病気という扱いそのものであり、まったくをもってナンセンスで気の毒でたまらなかった。今から、意識改革を行う事は不可能に近いと思うので、これらの風潮に負けないように、子を持つ親は今以上に強くなるしかない。みな音を上げがちだけど、オレらは負けないよ。

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