7月31日(木)

最近の子は切れやすいって言うが、それは確かに言えている。街などでよく目にする(本来ならば)他愛も無い揉め事にしたって、たいがい若い方が先に切れて、歯止めが利かなくなるパターンが多い。そこまでやる必要は絶対ないのに、制御不能。やり過ぎて後悔するのかどうか定かではないが、加減がわからないのも特徴だ。これは昔のキレるとは大きく異なる。また、キレる理由も昔とは較べものにならない。基本的に最近の子は良くも悪くも自意識過剰であり、自分本意で自己中心的で協調性はなく、また儒教精神なんてものは過去の遺物でしかないから、他人にかかる迷惑に関しては、どこまでも寛大で鈍感だったりする。逆に、自分にかかる迷惑に関しては、神経質なまでに敏感だ。フィジカル・メンタルに関係なく、その臨界点は低く設定してあり、実に我慢弱い。特にプライドを汚されるような行為は許せないらしい。
なんでだろうと考えると、単純に精神的な成熟度が低いのが原因だと思う。肉体的な早熟と反比例して、中身は驚くほど幼い。成熟にあたっては、10代の早い内に「ギャフン」となるような、大人社会の厳しさみたいなヘルプが必要なのだが、現実は、社会の成熟度と言うかクオリティ自体が低下しているので、大した役には立たない。若い子たちは社会科見学の延長線気分で有限で働き、こども銀行の紙幣を弄んでいて、そういう若い子を無責任にちやほやして、稼いだ金を搾り取るのが、日本の大人社会の構造なんだね。

7月30日(水)

世の中には、悪気はないのだろうけど、人あたりの悪い人物が確かにいて、そういう人物に対峙しなければならなかったりすると、本来感じる必要のない不必要なストレスを感じ、とても損した気分になる。そういう人物に限って、仕事場、しかもコミュニケーションを取らざるを得ないポジションに配置されていたりする。今の職場にも(まぁまぁ隣の席に)そういうタイプがいて、どう見ても銀縁めがねのイジめられっ子or秋葉原系オタクタイプなのだが、もーホントにおめーはまともにモノが言えないのか?は?と聞きたくなるくらい…物言いとか物腰がひどい。こんにちはと言うと、「オタクね、こんにちはじゃないでしょう、わかりますか? 自分が何を言ってるのか?」なんて返ってくる感じ。これに慣れるにはかなりの忍耐力が必要なのだが、自分の場合、ついつい戦ってしまうので困り者。昔から大きな組織にいると、出世するタイプのはずだが、現在日本の会社組織では決まって訳のわからない者どもが幅を利かしているため、ちょっと逆らうと何だか嫌な目に遭いがちなようだ。でもね、やっぱり我慢できないものは我慢できないのだ、理不尽な事には徹底して立ち向かってしまう星の許に生まれてしまっているから、今日も明日も職場にいる限り、アンタとは徹底交戦するって決めたのよアタシ、絶対負けないのよね。

7月29日(火)

何だか急に、蒸し暑くなった感のある火曜の昼休み、新宿中央公園までプラプラ散歩してみた。実は中まで足を踏み入れるのは久しぶりの事で、けっこう森々してるなぁなんて思っていたけど、まさかここまで見事にダンボールハウス改め青テントがひしめいているとは思わなかった。渋谷の宮下公園とか、代々木公園とかにもテントが張られていたが、当局の取り締まりや嫌がらせ、地下道からの追い出し等にも耐えた、ここ新宿のテント群もかなりご立派。中には玄関、お勝手、開閉式窓、神棚?が設置され、自家発電装置を置き、電化されているものもある。軒と言うか、ポーチみたいなものが作られ、そこには自転車がチェーンで留めてあったりする。公園の水のみ場で洗濯し、本来芝生との間を区切る為のロープにヒラヒラと干されている洗濯物を見ると、不思議な気持ちになる。特に殺伐とした雰囲気も無く、立場的には世間からつまはじきになれたおっちゃん集落だからか、なんと言うかこう、そっとしておいて欲しさだけが物悲しげに訴えかけてくる。
森越しに遠くを見れば、センチュリーハイアットホテルで開かれている、何らかのパーティーに出席する為、早足で歩く着飾った女性たちが通り過ぎる。見上げれば、ゴテゴテ趣味の悪い都庁がそびえ立ち、その袂にはスーツではなく、どこままでも背広を着たサラリーマンがくわえタバコで徘徊している。おっちゃんたちは何を思うのだろう…。

7月28日(月)

今日は休みだったので、ちょいと車を飛ばして、板橋のイズミヤというのに入っている「アカチャンホンポ」に行ってみた。特にカワイイものはないが、その品揃えは重厚。なかなか良い店がまぁまぁ近くにあって良かった。
さて、ニューヨークの暮らし振りを思い起こせば、食生活は充実していたものの、やはり栄養バランスは偏っていたように思う。日本に戻って、もっとも食べなくなったのはピザとチャイニーズだ。あたりまえと言えばあたりまえなのだが、ニューヨークでは日本の通り通りにコンビニがあるように、あらゆる場所にピッツェリアが存在している。ちょっと小腹がすいたら、巨大な1スライスを1.5ドルほど払って、所構わずムシャムシャする。紙皿が透明になってしまうほど油っぽいのだが、これがたまらなく美味い。ニューヨークの場合、イタリアンクラストが主流だから、薄くてカリカリで香ばしいタイプが多い(ちなみに作っているのはメキシコ系アミーゴだったりする)
で、チャイニーズ。これまた貧民の食べ物として、ニューヨーク市内のあらゆる場所で発見することが出来る。バカみたいに真黄色のフライドライスにそれこそ脂ギトギトのメニューの数々。中でも最もらしいなぁと思うのが「チキンwithブロッコリー」と「チャイニーズフライドチキン」、これらがもう本当に不健康なんだけど、無性に食べたくなるのだ。その他、妻はホットドッグとか、ハンバーガーが懐かしいと言うし、毎朝食していたシリアル類(コーンフレーク)が恋しくてたまらない。つまり、ないものねだりなんですな。

7月27日(日)

1999年の夏は身悶えするほど暑かった。ニューヨークには異常熱波が居座り、ホームレスがバタバタと亡くなった。映画「サマーオヴサム」だっけ?をご覧になった方は、まさにああいう感じを想像して欲しい。どうして青森くらいの緯度に位置する都市がこんなにホットなのか理解に苦しんだものだ。
当時ファファは2歳半、コイはほぼ2歳。住んでいたのはクイーンズのスタインウェイで、なんと部屋にはエアコンが1台しかなかった。その部屋は3階建ての3階で、夜になると地熱放射のおかげもあって、もしかすると昼間よりも暑く、まるでサウナ状態。そんな状況下、猫兄弟はエアコンをかけた部屋にステイすればいいのに、バスルームのタイルの上が涼しいと頑なに信じ、居座り続けたもんだ。でもさすがに気温が40度近い日になると耐え切れなくなって、「どうにかしてくれニャ」と懇願しにやってくるようになった。それはつまり何かと言うと、冷蔵庫投入リクエストである。彼らは知っていた。部屋の中で最も涼しい場所が、冷蔵庫であると言う事実を。やがて彼らは自ら冷蔵庫の下から2番目の段に勝手に入るようになった。今年の夏は、思っていたよりヤワだったので、猫兄弟も問題なくしのいでいるご様子だが、昨夏はムシムシの熱帯夜に、何度かリクエストがあったもんだ。果たして8月は暑くなるのだろうか。

7月26日(土)

ここ最近は毎日嫌でも英語を読み、考え、書く日々であるが、実はまったくといっていいほど喋っていなかったりする。帰国後1年経過してどうなるのかなぁなんて思っているが、先日、ニューヨークより知人一家が訪日した時に喋ってみたら、特に問題ないように思えた。どうせ30近くになって始めた英語学習だからして、発音なんてものは最初からなってないから「通じりゃいいや」を念頭に使える英語の習得に努めた。たぶん結果的に「必要に迫られて」実生活において使ってきた経験があるから、脳ではなくて、体で覚えてしまっている状態と推測する。こういう状態が非英語圏で生活するとどのように変化していくのか、未だ結論は出ないが、今のところ問題ない。明日からニューヨークで普通に喋れと言われれば、たぶんものすごきギャップ=特に速さに苦しむのだろうが、まぁわかりゃいいじゃんレベルなら何とかやっていけるかも。でも、願わくば近くに英語話者が1人でもいてくれたらなと思う。いっぱいいるのはウザイから嫌だけど、たまに気が向いたときに気兼ねなく話せる友人がほしいなぁ…自分は実は言霊主義だから、こうやって表明すると自己実現すると軽く信じているので、そういう存在じき現れないかしらん。
今週、近所のレンタルビデオ屋が、旧作1本95円キャンペーンをやっていたので、5本まとめて借りて、今晩やっとこさ観終わった:「サイダーハウスルール」「至福のとき」「クイルズ」「アトランティス」「バブルボーイ」。

7月25日(金)

日本にずっと住んでいる方は、決して気づく事のない、数多くの摩訶不思議について。昨年帰国してちょろっと原宿地区の地図調査のアルバイトをやった時に気づいたのだが、日本は異常だ。何が異常って、美容室(ヘアサロン Whatever)の数の多さといったら普通じゃない。日本人はとってもおしゃれだから…と結論づけるのはやめよう。だって、サロン的概念は元々西洋のものであるし、日本は古来から床屋のお国柄である。髪をどうにかしたい人が多いのは、ここ最近の文化だから、まぁそれは需要と供給のバランスによって、このような乱立状態となったのはわからなくない。でも、わからないのは、たぶんここ10年くらいで、美容師が必要以上にもてはやされた結果、単純に美容師自体の数が増え、その中でなんだかカリスマどうしたとか、トップヘアスタイリストとか、切ってもらう相手によってカースト的に料金格差が生じたりしている現実だ。うまい/下手、凄い/普通…その基準というか設定自体が意味不明だ。女の子はいい。ここ最近の飛躍的な染毛とかカット&ブロウ技術の底上げにより、日本人の女の子は一段と美しく見える。今では縮毛の人とか、まったく手を入れてない黒髪の人なんかを探すほうが難しい時代となってしまった。男の子も芸能人なみの髪型が普通だ。おっちゃんたちだって茶髪はあたりまえだ。でも、言いたい。どうしてそこまでやる必要があるの?毎月毎月高い金払って、訳のわからない美容室に金を落とす意味がわからない。自意識過剰だと思うけどね、海外帰りから言わせてもらうと。

7月24日(木)

菅&小沢と言われても、うーん…プラス土井でどうだ!と言われても益々うーん。地方自治体の活きのいい無党派もくっつけるけどどう?と言われて、投票所に足を運ぼうと思う人は何%にのぼるであろうか。今のやる気のない日本人の足を投票所に向ける方法、それは前にも書いたが、野党の頑張りではない。冗談抜きでオレンジジュースである。わざわざご足労願うのだからの献血方式が正しい。「投票したらまぁジュースでも飲んでゆっくり休んでいきーや」。これだ。
望むと望まないに関わらず、日本人そのものや、社会には嫌と言うほど自民党体質がしみこんでいる。誰かが掻き回そうとしても、簡単につぶされるし、マスコミを含めた国民は麻痺させられてしまっている。毎回の選挙にしたって、不安定な野党に政権の舵取りをさせるくらいだったら、まだ自民党の方がましという選択がほとんどだと思う。だから、民主自由社民連みたいのが仮にできて、そこそこ機能するならば、それは悪い事じゃない。今のブッシュ政権は大嫌いだが、アメリカの2大政党システムは実によく出来ていて、個人的にはモデルケースにすべきだと思っている。今秋、解散総選挙となれば、何かが起こると期待するのは時期尚早だが、そろそろどうにかしなきゃと多くの人が思っているのは確か。

7月23日(水)

実際、我々が認知している情報って、脳にとってみれば電気的な刺激に過ぎない。でも、それがすべてだとは思わない。人間を司るのは、脳だけじゃなくて、そこには物理的な理屈を超越したマインドやスピリットやハートが存在するから。そういったものが電気信号に置き換えられる日も、近い将来来るのかも知れないけれど、何をもって人は幸せと感じるのかは、永遠のテーマとなりそうだ。だって科学やテクノロジーでは絶対に解き明かせない代物だと、確信的に思うもの。しかしながら、MATRIX的な考え方というのは、実はSFでも何でもなくて、将来的にあり得る世界である。機械文明の支配者(AI)たちが考えるように、人間と言う生き物は、もしかすると地球上のバグなのかもしれない。あらゆる地域に密生し増殖し、自然界の掟に逆らい、すべてを食い尽くす。あとに残るのは不毛の土地だけだ。他の自然界の生物は自然淘汰の摂理に従い、進化したり、増殖したり、または死滅したりしてバランスをとるものだが、人間に限っては、確かにイレギュラーな存在である。この調子で行けば、地球そのものが急速に食い尽くされ、やがては死滅してしまう運命にある。勿論全ての人間がと言う訳ではなく、これは結果としての話だ。つまり、文明による自然淘汰のExterminationが進行しつつあるのが、2003年Planet Earthなのである。
最近、世界各地で多発している異常と名のつく事件、気象等は、とてもわかりやすい警告だと思う。今後、こういうものはもっともっと増える。悲しいけれど、不健康なマインドが増えれば増えるほど、100匹目のサルが増えれば増えるほど、地球はおかしくなっていく。今我々がやるべき事は、自分で考えて行動して、地球や社会にとってバランスのとれた存在となり、幸せを見い出す事だと、降り止まない水曜の雨を見ながら思った。

7月22日(火)

肌寒い7月も終盤に入り、いよいよ愛車BMWが車検のため入院となり、代車としてしばらく我が家にやって来たのが、あはは笑っちゃうよのフォルクスワーゲンゴルフCLI。さすが足立区のBMW専門店。なんでゴルフ?意味不明でナイスセンス。でも、一度くらいは運転してみたいと思ってたんだよねー実は。もーエンジンうるさいし、鉄の塊みたいだし、ドイツ魂感じまくりでなかなかいけてます。
さて、先月より、毎日のように新宿に通う日々であるが、やっぱり新宿って独特だ。池袋なんかだと、どの出口から出ても、池袋なのだが、新宿の場合、どの出口から顔出すかによって、街の印象は異なる。歌舞伎町を有する異国情緒漂う東口、やはりここには松田優作が似合う。副都心としての西口地下、オタクパラダイスの西口、南口周辺もあれよあれよと瞬く間に整備されてしまった。現在は、西口地下道からひょっこり地上に顔を出す日々だが、なんとなく無機的な印象が強い。だって昔は、西口地下道といえば、「おっちゃんパラダイス」であるところの新宿中公園への導入部的性質が強く、ダンボールハウスの密集地帯だったのが、今では嘘のように整備され、ダンボールハウスの代わりに動く歩道が設置されていたりする。毎朝、途中途中にある高層ビルにお勤めのサラリーマンやら、都庁にお勤めの固い役人が足早に通り過ぎて行く。きれいなのはいい。くさくないし、危ない感じもない。だけど、やっぱり昔の方が新宿ぽかったと思えるのは自分だけではあるまい。

7月21日(月)

その日ファッさまはじさまだった。しかも、山の中とかに何年も住んでそうなタイプ。よくよく見れば、なんて事ない。グルーミング中にお腹の辺りの白っぽい毛が抜けて、何かの拍子にあごに付着してしまっただけらしい。ああ驚いた。そんな猫兄弟だが、けっこう世間では有名だ。試しにどれくらい有名か実体験してほしい。まずはhttp://www.yahoo.co.jpにいって、カタカナで「コイ ファファ」と入力してサーチして欲しい。ほーら、トップでしょ。次にhttp://www.yahoo.comにいって「Koi FahFah」と入力してみよう。ほら最初に出て来るでしょ。
さて、小泉首相って何だろう。現在、イギリスのブレア首相が訪日しているが、また調子に乗って、ある事ない事無責任に、言いまくっていると思われる。基本的に首相は外人好きだ。特に白人が好きなようだ。アジア人は搾取され続けてるんだから、お願いします、たまにはもっとこう毅然とし態度で臨んでもらいたい。頼むよ。そもそもブレア首相なんて、どうしてこの時期に日本になってやってくるのか…何をどう考えても、イギリスを揺るがしている騒ぎから逃れる為だとしか思えないが、ジョージ・マイケルのビデオクリップよろしく、尻尾フリフリアメーリカの悪魔に忠誠を尽くしに行った帰り、マーキングを兼ねての寄り道とか、腹が減ったから、ちょいと何か頂いとくかくらいしか、その意味はない。日本の首相にしては、そろそろ就任期間も長くなってきたから、世界的な認知度も上がっていると、皆様は思われるかもしれないが、決してそんな事はない。今、世界の目は残念ながらアジアにはない。特に日本は、経済的にも外交的にも投資対象としても蚊帳の外の状況が多く、誰が首相をやってもあまり関係はないのだ。だから自民党の総裁選の結果は、世界にとってさほど重要な事ではない。小泉が何かの拍子に亀井になったって、日本人には大問題だが、白人社会からすれば取るに足らない変化に過ぎない。

7月20日(日)

人生というのは、ある瞬間、45度、90度、180度、240度、角度は何度でも構わないがが、突然別のものになる事がある。たとえば、そういう瞬間等に線引きが出来た場合、人は「あれがターニングポイントだった」なんていう。
で、このターニングも角度によっては微妙な状況が続く事もあるので、ケースバイケースの微妙な世界だ。でも、どんなターニングポイントだって、その日を境に物理的、精神的よしなしごとがなんだか繋がらなくなってしまう。それまでの物の見方や考え方が、あまりにも変化すると、それまでのあたりまえが急に、面白いくらいに思い出せなくなったりして、理屈じゃなくて、もうそこへは戻れない事を本能的に知る…こればっかりは不思議なもんだ。現にウチも最近、そういう日があった(と思う)。以来、まいにちの日々が目に見えて大幅に変化したわけではない。だけど、精神世界ではかなり大きな変化があった。その変化の仕方は、まるで、ある日麦畑にいたら、突然UFOかなんかが降下してきて、目も眩むようなビームを浴びせられ、シュポッなんて丸い穴に吸い込まれ、中で宇宙人だかなんだかに何らかの化学的変化を与えられ、同じ場所に戻された。そんな感じなのだ。しかも、何らかの実験?をされたかどうかも定かではないけど、回りをクロップサークルに囲まれている。前と同じ麦畑に立っているのに、決定的に異なるのだ。もっと分りやすく言うと、「千と千尋…」のあのトンネルみたいなもんだ。
で、そのターニングポイントとなった日は、なぜか普段食べないステーキをムシャムシャ食っていた。しかも、ちょっと乾き目のオージービーフのブーメランステーキだ。それだけにしておけばいいのに、カラマリも食った。ビールも飲んだ。それも普段行かないような多摩のド真ん中でだ。そのまま豚になる事はなかったけれど、きっとあの日、我々にとって京王線の特急はUFOでだったに違いない。

7月19日(土)

最近のコイは人間がお風呂(シャワー)に入って、さぁ寝ようかなんて時間帯になると、どこかからのそのそと現れ、枕元にちょこんと座って「アソンデクレ」と要求するようになった。折しも大ヒットしたバウリンガルに続き、ニャウリンガルの発売というニュースが発表された金曜日だったから、ふむ、これは是非コイに試して「アソンデ・アソンデ・アソンデ」と、本当に言っているのかどうか確かめたいと一瞬思ったが、猫兄弟は風呂に入れる時以外は鳴かない生き物につき、よく考えれば意味無し。
ニューヨーク滞在時はとにかく好きでよく観たNBAだが、日本に戻ってからは、松井のおかげですっかりMLB中継が増え、結果的にNBAゲームの放映が少なくなってしまい寂しい。さらに寂しいのは、相も変わらずスター選手達がロクでもない事件を起こし、バスケットボール自体にダーティーなイメージがついてしまう事だ。今回の主役はレイカーズのコービー。人気も実力も知名度も折り紙付きの24才だ。個人的にはアンチレイカーズなので、決して好きではないが、アスリートとして偉大である事は間違いない。でも、あっさりと暴行容疑で訴えられてしまった。アメリカだから優秀な弁護士を雇えば実刑は免れるであろうが、それまでクリーンだったブランドイメージは既に十分傷付いた。何せ彼のイメージは常に善玉だったから。元々悪玉のアイバーソンとかが、そういう事件を起こしても「またか」で済むだろうけど、彼の場合はそうはいかない。これからしばらくは大変だろうな…。

7月18日(金)

今日も天気が悪かった。傘をさしてバス停でいつ来るやもわからないバスを待っていたら…あ、トトロが隣に! なんであんたがこんなところに! あんたは確か三鷹の森にいるんじゃなかったっけ? と言う訳で、友人カップルにかわいらしい女児が誕生したので、ちょっとしたプレゼントと共に木場まで行ってきたのだが、気がつけば2人+1に連れられて、ご近所の東京都現代美術館で開催されている、「ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造型物展」に。
要は、ジブリの人気キャラクターたちがジオラマとなって登場と言う事なのだが、目玉は何と言っても全高5mの巨大「ハウルの動く城」の模型。いちおう来年夏公開となっている本作であるが、うーん、他の展示物は大人にはちょっと子供騙しっぽかったが、これだはけっこう見ごたえがあった。警備員みたいな人たちが目をギラギラさせていたので、写真を撮れないのが難点ではあったが、まぁ代わりにトトロの隣で撮れたからよしとするか。
9/7まで 東京都現代美術館 半蔵門線「清澄白河」駅B2番出口より徒歩9分 江東区三好4-1-1(木場公園内)03-5777-8600 ¥1,000 チケットはお近くのローソンで。

7月17日(木)

奇怪だ。大人たちは一体何を考えているのだろう。今日保護された4人の小学6年生事件は、奇怪極まりない。共犯者は他にもいるのだろうが、何故、社長と呼ばれる男は部屋で練炭で自殺なんてしていたのか…非常に猟奇性が高い。世間にとっては小学6年生が風俗に関わっていたという事もショックなのだろうが、自分などは、常識では計り知れない悪魔的な大人が、あたりまえの顔をして未知数徘徊している事実に驚かされる。日本は病んでいる…悪いけど。この国の病み方はとても不健康だ。
さて、今日は珍しく日本映画を観た。昨年大ヒットとなった山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」だ。時代劇は苦手だ。でも、結論から言って、とっても面白かった。個人的な話だが、主演の真田さんとは縁がある。撮影した事も、話した事も、一緒にご飯を食べた事も、キャッチボールした事もある。さらに、ニューヨークに移ってからは、仲良くなった友だちが、たまたま手塚理美(元夫人)と仲の良い人だった。ホラ。十分縁があるでしょ? さらに友人役だった吹越満も昔みっちり仕事したから馴染み深い。そんなわけで、エキセントリック宮沢りえを始め演技派揃いでなかなか見応えがあった。でも、何と言っても一番感動したのは舞踊家の田中泯である。あれは凄い。凄まじい。そして美しい最期だった。今夜の我が家は「おやすみでがんす」と、がんすがブームだ。コイだってたそがれ中だ。今頃なんて笑わないで、いつ観ようがいいものはいいのだ。

7月16日(水)

実は我が家にはカレンダーが存在していなかった。なんでかと言うと、MacintoshにはiCalというスケジュール管理の出来るカレンダー型式アプリケーションが入っていて、必要な時に必要な月だけプリントアウトしていたからだ。自分は仮にも作家ですとか、モノ書きですなんて言っていた時期もあるってのに、紙媒体が嫌いだ。嫌いと言うか、すぐ捨てるのにどうも勿体無いと思ってしまう。第一新聞のインクで手が汚れるのは我慢ならないし、そもそも森林資源を無駄にするのが嫌でたまらない。だから雑誌は全く買わないし、新聞もとってない。有限だから図書館から必要な時にごそっと借りたり、または妻や義妹が持っているものを読んだりするくらいである。でも、そういう事言う割に、トイレットペイパーは必需品だし、キッチンタオルが切れているととても不便だと思う。認める、わたしは矛盾の塊だ(でも、誰だって少なからずそうだ、そうに決まってる)
で、何が言いたいのかというと、最近埼玉の実家に戻った時に、妻が「何週目とか、パッと見てわかる方がいいから、普通のカレンダーが欲しい…」とか何とか言うもんだから、物持ちの良い母が「待ってました」とばかりに、押し入れから幾つか用なしになったそれを引っ張り出してきた。実は、年も半分を過ぎると、その年のカレンダーを仕入れるのが意外と難しかったりする。当然、そんなものは売ってないし、仮に売っていても、馬鹿らしくて買う気になんてなれない。そんなこんなで我が家の和室に半年遅れで掲げられたのが、何でだか知らないが、この無茶苦茶しっぶい和なカレンダー。しかも、こやつには中央にどーんとでっかく「心の持ち方で毎日の生活が楽しくなる」と書いてあったりする(文月バージョン)。ふふ…見ればそれは、お寺さんのカレンダーだった。ああ今年は毎日こういう言葉と、寝起きを共にするんだね、何だかね。

7月15日(火)

ファッちんと義妹はウマが合う。何か知らないけれど仲が良い。波長が合うのか、はたまたマイペースなところが似ているのか、けっこういいコンビだ。最近のファッちんは、よく義妹の部屋の勉強机の下で眠り、急にもよおしてゲロを吐いたりもしている。それでもいいらしい。何だかよくわからないが、2人は仲がいい。
他にもなんだか訳のわからない事だらけのニッポンだが、最近のニッポン人に欠けている重要なキーとしてあげられるのが、間違いなく独創性と柔軟性だ。誰かが前もってある程度ヒントを与え、ドアを開き、レールを敷き、ハイどうぞ御遠慮なくって渡してあげて初めて、最初の第1歩を踏み出すのだが、一歩レールから外れると、不平不満を溜め込んだまま、思った以上に袋小路にはまりこんでしまう人が多い。昔の日本人はそれでもレールの上を歩いたもんだ。最初に山手線に乗った人は、一生山手線をグルグル回ってた。お疲れさんと電車をおりる時は、一生困らないくらいのバス賃を渡され、ようやく好きな所に行けるようになったもんだ。でも、今は途中で乗り換えが自由になった。でも、あまりにも自由過ぎるから、勝手気ままに乗り換えしているうちに、最初自分がどこへ向かっていたのかわからなくなってしまう人が増えた。鉄道会社もそれに気付いて、山手線にずっと乗っててもいいんですよキャンペーンみたいのを始めたが、反応は今ひとつ。たぶん、この状況を打開するには、最初から片道切符を買わせて、降りられなくするか、もしくはドアが開かない車両に改造するか、またはどこにも停車しない事だ。

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生年月日 西暦 性 

運命がどうしても気になっちゃう〜五行推命運勢鑑定〜で遊べる今年の猫兄弟。数字は半角で入力してください。

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これよりまえをよむ  

 

1998       9 10 11 12 1999 1 2 3 4前 4後 5前 5後 6前 7前 7後 8前 8後 9前 9後 10前 10後 11前 11後 12前 12後 2000 1前 1後 2前 2後 3前 3後 4前 4後 5前 5後 6後 7前 7後 8前 8後 9前 9後 10前 10後 11前 11後 12前 12後 2001 1後 2前 2後 3前 3後 4前 4後 5前 5後 6前 6後 7前 7後 8前 8後 9前 9後 10前 10後 11前 11後 12前 12後 2002 1前 1後 2前 2後 3前 3後 4前 4後 5前 5後 6前 6後 7前 8前 8後 9前 9後 10前 10後 11前 11後 12前 12後 2003 1前 1後 2前 2中 2後 3前 3後 4前 4後 5前 5後 6前 6後 7前 猫兄弟のすべて データブック(日本語)  Data Book(English) ヨーロッパ旅行記 ●●● 5/29〜6/15/2000 パリ パリ食べ物 ボルドー ベルジュラック バルセロナ ミラノ/ローマ/地中海… サルディーニャ Email me!   Nyahoo! JAPAN Kimagure Tenshi ● my Profile ● my Homepages promotion .. HandMade ● back HOME Thanks all