7月31日（日）

7月最終日も絵に描いたような真夏日で既にヘロヘロ。しかも、お腹が冷えてしまったのか、朝から下痢でグロツキーサンデイ。昨晩は隅田川の花火大会だったが、我々は足立区は扇にある「フラカッソ」にパスタを食べに行った。わざわざ行く場所でもないのかもしれないが、フラカッソは家族連れにしてみれば居心地よくリーズナブルなので重宝する。足立区のヤンキーやヤンキーの成れの果てみたいな人たちをたくさん眺めながら散々パスタを食い散らかした帰りには、荒川にかかる扇大橋を渡る途中、遠くにしっかり花火も見え、ちょっと得した気分。
さて、これまでの人生の大半を都会で暮らしてきたが、アスファルトに覆われた無機質な土地で長く暮らすのは流石にシンドイので、気休め程度でも近くに「緑」がある場所を選んで住処としてきた。天現寺、門前仲町、千駄ヶ谷、参宮橋、代々木、レアール（パリ）、マレ・ボージュ広場（パリ）、セントジェームズパーク（ロンドン）、エンジェル（ロンドン）、イーストビレッジ（NY）、キャロルガーデン（ブルックリン）、ノースエンド（ボストン）と、思い起こせば公園やスクエア沿いばっかりだ。
2002年秋に東京に腰を落ち着けてからは、ずっと大塚の桜並木沿いに暮らしているが、子供が生まれヨチヨチ歩き始めると、公園の重要度と意味が大きく変化してきた。今や、公園は自分たちにとってただ居心地がいいだけでは駄目なのだ。理想の公園とは、いかに清潔で浮浪者や変質者や蚊やハチが寄り付かず、また、でかい犬がリードもつけずに徘徊などしてないで、遊具や水場、水道やトイレなどが充実し、日射しを避ける木陰があるかにかかっている。そう言う意味で、王子の飛鳥山公園は素晴らしい。今度引っ越す時は、近くにいい所ないかなぁなんて思ってたりして。

7月30日（土）

昨日は思いっきり真夏な天候だった。なのに、フルスーツを着込んで新宿まで面接とやらに出掛けねばならず厄日。久し振りの新宿西口から都庁方面への地下道は、これ以上ないくらい不快指数が高く、上着を脱いで歩いたってのに目的地の三井ビルに辿り着く頃には、絵に描いたように汗だく。こうなると、ハンカチも汗ワキパッドも何の役にも立ちゃしません。クールビズとか何とか言ってみた所で、この国では面接とかそう言う場は季節に関係なくスーツ着用が常識となっており、実に馬鹿馬鹿しいのだが日本に住む以上避けて通れない道（なのか？）。渋々従います、昭和世代だから。そこかしこでノースリーブでウロつく女の子たちが心の底から羨ましく思えた。とにかく、巷で言われているほど状況は悪くはなく、再び年相応のエラ目ポジションで、全く新しい仕事にチャレンジできそうな雰囲気となってきたのはいいこと。まだ本決まりではないが、クリエイティブに関わりのある職種でリスタートを目指すa person in his forties。
そう言えば、金曜夜は久し振りに英語チームの面々と飲みに行った。みんな元気そうで何より。相変わらず若く、そして悩み、ああ青春って青くてステキ。退職後、職場の状況は刻々と（悪い方向＝英語が使えることが。あまりアドバンテージにならない）変わりつつあるらしいが、どうにもこうにも翻弄されて疲れるようだったら、さっさと見切りを付けて、別の仕事でステップアップを目指してチョーダイ。今の東京はちゃんと探せば、条件のいい仕事いっぱい見つかるよ。Be more aggressive! cause you guys need more experiences.

7月26日（火）

台風接近火曜日。前回の台風は張り出した高気圧によって西へはじかれ、台湾方面へ向かい彼の地に甚大な被害をもたらしたようだが、今回のは意地になって真っ直ぐ関東・東海地方へ上陸すべく突き進んでいる。それに伴い、増々蒸し暑くなり横殴りの雨も降り始め、不快指数も上がってきた。
意地になると言えばコイ。その辺にあったヒモでじゃれてみたら、久々に意地っ張りであるところも見せてくれた。でも、小さな体でヒモをくわえて取られまいと必死な姿がカワイイよキミ。先日の下痢からもスッカリ回復し、夜中には蒸し暑くて寝苦しいのか枕元までやってきて、妻の枕でスリスリしていらっしゃった。ああ全快して良かったねー。今度唐揚げ上げる時は、ちょこっとにしておくよ。ちなみに、天変地異に弱いコイはなるべくそれらを感じずに済むように、この時点から押し入れとか下駄箱とか奥まった所に入り込み出てこようとしない。暴風域はなくなったみたいだからそろそろ出てくれば？

7月24日（日）

Macのキーボードのreturnキーの調子が悪い。タイプしていてストレスを感じるほどだ。一度、キーボードを全部ヒックリ返して見たら、小さな小さなニコちゃんの爪がパラっと出て来た。案外今回の不調もそれが原因なのかも。ウチでは、娘がMacのモニタを見てキャッキャしている隙を狙い、両手両足合計20本分の爪を一気に切ることが多いのだが、20コの小さな爪を全部捨ててるかと言うと、決してそんなことはなく、いくつかはキーボードに挟まっちゃうらしい（経験者はわかると思うが、赤ちゃんの爪切りは大変です）。
さて、画像はmy左肩付近である。ヌードを見てとかそういうんじゃなくって、見て欲しいのは2つの赤い大きな腫れ。なぜ爪の話をしたのかと言えば、これ昨日の早朝にコイの爪が食い込んだ為に出来た傷だから。コイはその前の晩に、人間の夕飯メニューのひとつ鳥の唐揚げをねだってムシャムシャやりご機嫌だった。でも、やっぱり翌朝下痢になったらしい。グッスリ深い眠りに入っていた朝6時頃、背後をシュッシュッと爪で引っ掻く特有の音とあのニオイで目が覚め、振り返るとコイが自分の布団の上にウンチして、それを埋める事後動作をしていらっしゃった...ギャーッ！ これは言葉の話せない彼等なりの「お腹が痛いので何とかして」という懇願アピールである。もちろん飛び起きて、コイのオシリをきれいにしてあげ、下腹部をマッサージし、ついでに湯沸かし器で洗ってあげた、ら、思った以上に抵抗されイタッと思った瞬間、前両足で肩にブラ〜ンとブラ下がられてしまった。う、これはかないヤバイ...無理に外すと、もっと酷い傷になるので、そのままコイを床に下ろし、魚の口に食い込んだ釣り針を外すように1本1本爪を外したのだが、それでもああこの通りの傷となってしまった。しかし、コイに唐揚げあげたのは自分だし、自業自得ってことか oh dear...。

7月23日（土）

ズンズンガンガングラグラグラグラ〜！ああもうコワかった〜。かなり大きな地震に襲われた土曜の夕刻、みなさん各々異なるロケーション＆シチュエーションでコワイ思いをしたことだろう。我々ファミリーはその時、北区王子にある飛鳥山公園の遊戯施設にいて、ニコちゃんをブランコに乗せてユーラユラしている最中だった。と、足元からガンガン突き上げるような地響きを感じ、飛鳥山公園の地下には高速道路が走っているからその音かな？なんて思っていたら、いきならグラッと来て、近くの大きめの桜の木がワッサワッサ大揺れしたのでビックリ（毛虫が落ちて来たらどうしようかとも思った）。
揺れから1分くらいたって、北区が設置した災害対策用のスピーカーから「大きな地震がありました、落ち着いて行動して下さい」と、意外と緊張感に欠けるトーンのアナウンスが流れ、かなり大きな地震だったと認識。でも、情報が足りないので、実家の母に携帯で電話をかけようと試みたら、これがまた全然繋がらない。ああ実際でかい地震来るとこんな感じになるのねと実感。30分ほど経ってやっと電話がつながり、震度5強だったことを知った。今回の地震で、メディアやら行政を含めて本格的にXデイに備えている姿が垣間見れ、ますますイヤぁな気持ちになった人も多いはず。それにしても揺れてる間中、ニコちゃんは楽しそうにブランコに揺られていたのがスゴイ。

7月22日（金）

おともだちがプレゼントしてくれた段ボールハウスに入ってご満悦な母娘。素敵ないただきものだが、いかんせんでか過ぎて置き場に困り、興味を示していない時は小さく畳んで壁際にしまっておく（本物の段ボールハウスみたいだ...）。相変わらず下痢気味のニコちゃんだが、少なくとも手足口病ではないか、既にその病は終息しているかなので、今日も元気に保育園に登園していった。
ところで、1.5才児の朝ってどんな感じなのかみなさまご存知だろうか。彼女は毎朝6時〜6時30分頃までには目が覚めてしまい、ヒゲの生えてる人物（me）の方を「（リビングに）いこ、いこ」と起こしにかかる。7時頃、オムツを取り替え目覚めに一杯フルーツ系のジュースを飲んで、お気に入りの歌の出る本で森のクマさんをこれでもかとかける（ひじょうにうるさい）。その後、ウロウロしながら朝食に、徳井家名物バナナの1本食いをして、食パンやらを半分遊び食い。ミルクを飲んで、ヨーグルト（鼻風邪用粉薬入り）をペロリ平らげたら、着替えて、歯磨きして、7時56分からめざましテレビで「今日のわんこ」を観る。8時になってトクダネの小倉さんになぜか挨拶をするのが好きで、それが終わったらチャンネル3に切り替え「にほんごであそぼ」「ピタゴラスイッチ　ミニ」「いないいないばぁ」まで立て続けに3番組を観る。気が向いたらアルゴリズム体操をしたり、ふうかちゃんと一緒に踊ったりもしているが、だいたいはじーっと観ている。この間30分で妻が化粧等をする。8時半になったらテレビはお終いにして、熱計ったり連絡帳書いたりして、靴を履き、帽子を被り、ストローラーに乗っかっていざおでかけ。登園中は路地のノラ猫たちを探すのを楽しみにしているニコちゃんだった。今日も楽しい1日を！

7月21日（木）

本人にはあまり自覚症状がないのかすこぶる元気なのだが、今朝、保育園に登園したら、保育士から「ニコちゃん、ひょとして手足口病じゃないですか？」と指摘され、すぐさま病院へ連れて行った。手足口病というのは、幼児がかかりやすいウイルス性疾患で、風邪と良く似た症状や微熱に加え、皮膚の弱いところにプツプツと疱疹が現れる事からこのような「変な」病名なのだった。確かに、ここのところニコちゃんの手足には、プツプツが出ていたことは出ていたが、水泡状だったり潰れて膿が出てたりなんてことはなかった。命に関わるような病気ではないし、放っておいても10日ほどで完治してしまうらしいのだが、保育園とかって、微妙な立場だから、ちょっと疑いがあるだけで「来ないで下さい」という話になりがち。今日なんかまさにそうだった。思った通りかかりつけの医者は「手足口病じゃないと思いますけど」なんて言っていたが、ちょっと下痢気味で青洟は出ているので、今日はこのまま1日様子を見るとするか...なんてタイプしながらふとニコちゃんを見れば、熟睡中。寝る子は育つだけじゃなく、治りも早いからずっと寝てなはれ。

7月20日（水）

ジリジリジリジリすっかり真夏。こんだけ暑けりゃもう水遊びでもするしかないぞと、ニコちゃんはパチャパチャやってます。ホンとお子って水遊び好きよね（含む時自分）。
さて、Slow Bomb アスベストによる被害が社会問題となっている今日この頃だが、アスベストって我々一般市民にとっても、理科の実験で使った石綿金網とか、体育館の鉄筋周りとか、思い出しただけでも身近に存在していた物質だ。たぶん手でほぐしてみた記憶もあるし、そんなに危険な物質だなんて思いもよらなかったぞ行政。ビックリするのが、欧米ではとっくの昔に全面使用禁止とされているのに、日本では2008年まで製品によっては使用が許可されているという事実。先日、たまたま池袋ビックカメラ本店の6階に電動歯ブラシ用ジェルを買いに行ったら、マッサージチェア等の健康器具売り場が併設されていて、ちょうど肩こりが激しい事もあり、よっこらしょと松下社製の最新チェアに腰を下ろし、強力もみほぐしコースとやらのボタンを押して15分ほどリラックスしようと、少々リクライニングをして天井に目をやると、ぬぬぬ、今にも崩れ落ちそうな大量の吹き付けられたアスベストを発見してしまった。これじゃリラックスできるわけないじゃん。このフロア、他に目をやると健康指向の様々な製品がゴタクと共に所狭しと陳列してあるのだが、一度天井目にしちゃったらもう全然説得力なしでっせBCよ。

7月17日（日）

ツーーーーータラーッ.....蒸し暑くてイヤぁな感じになってきた。季節の移り変わりは、街行く人々の姿格好や、実際に気温のみならず、ニコちゃんの汗疹で知ることも出来る。最近では朝起きてすぐにシャワー浴びたり、皮膚科で貰ったクリームを丹念に塗り込んだりしているが、とてもとても痒そうでお気の毒。自分でも「かゆい〜」とおそらく保育園で仕入れた言葉を正しく発していらっしゃる。
先週はいろいろバタバタしつつも、しっかりと主婦（夫）をやったりもした。掃除・洗濯・炊事・家計のやりくり・アルバム作り・子育て全般、これで保育園にへの送迎してたら、完璧に主婦と言っても過言ではない。でも、久し振りにこういう日常を送っていると、忘れかけていたと言うか、むしろ、ニッポンに帰国してからの煩雑下世話な日々の為に麻痺させられていた自分らしさを取り戻すチャンスだと感じる。そもそも独り暮らし歴は長いから、引き蘢り気味に家事全般をこなしながら、ヨシナシゴトに考えを巡らすのは好きだ。通常そういう日々を送り過ぎると「鬱」だぞと捕われがちだが、自分の場合、逆に精神衛生上必要不可欠な環境だと今更ながらに感じる。ただし、ニコちゃんが戻って来ると、彼女が眠る10時頃までは、自分のことは一切何も出来なくなってしまうのだけどね。