9月14日(火) ここ最近のニコちゃんは、既に「後追い」を始めたりして、平均よりも精神的な成熟度が高い。身体的には平均値の下の方で、大塚に遊びにきたココアちゃんと比べても一回り小さい。しかし、身軽なお陰でハイハイスピードは早いし、つかまり立ちは余裕だし、そろそろ伝い歩きしそうな勢いでもある。後追いというのは、この時期の赤ちゃん特有の人見知りに起因した行動で、とにかく視界からママの姿が消えると、極度の不安になり後を追ってしまう、言わばママ命!の成れの果て。その光景を見ると、父親はけっこう寂しい思いをしたりする。「やっぱオレじゃダメなのね」。までも、多少は父親の存在も判別/認識しているようで、ダッコしても泣かないし、毎朝/晩ちゃんと笑顔で迎えてくれて遊んでくれるし、ああ娘可愛い。 |
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9月12日(日) 人間と言う生き物の欠点は、忘れっぽい事。特に日本人の「世界の潮流」を忘れる早さは突出している。あれから3年が経って、テレビや新聞ででチラホラその手の話題は目にするものの、巷ではやれプロ野球ストどうしたこうしたとか、そんな話題ばかりで辟易してしまう。毎日眼鏡&仏頂面の古田捕手を観たい人が、いかに多いかという現実に驚かされる。こうしてほとんどの日本人があの日に起こった事、それを見て感じた事を忘れてしまっているが、自分は決して忘れない。 |
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9月11日(土) 今日は、あれから3周年という事で、現地では記念式典が行われるだろうし、もしかするとまた世界のどこかで別のテロが決行される危険もある。冷静に見渡してみれば、確かに石油の利権だとかに起因する引くに引けない政治的な背景はあるにせよ、結局はモスレム対クリスチャン
or ジューズに代表される、異教徒同士の血みどろの争いが、もめ事のベースになっている今日の世界情勢。同じ地球上に暮らす同じ人間だと言うのに、信じるものが異なる故、わかりあえない故、衝突し気が済むまで殺し合いをしている。でもね、イスラム教だってキリスト教だって、無差別に人を殺していいですよと言う教えではないはずだし、話し合いが駄目なら殺戮を繰り返しなさいという宗教ではないはずだ。みな、実にイカれているし麻痺しきっている。冷静に考えて欲しい。どうしてファルージャで何十、何百人もの人々がアメリカ軍のミサイル攻撃で亡くなりましたというニュースを聞いて、我々の大部分は反応さへもしないのだ。モスレムは虫ケラみたいに、爆風で吹き飛んでもいいのだろうか。どうしてアメリカ軍は人殺しをしても平気なのだろうか。いったいいつどこでそういう権利を勝ち取ったのだろうか。右の頬を叩かれれば左を差し出すどころか、叩かれたら100万倍にして叩き返している現況は、どう考えてもまともだとは思えない。 |
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9月10日(金) ああ、結局重い風邪を引いてしまった。昼の仕事が尋常じゃないほど忙しかったのに、原稿の締め切りが重なり徹夜気味で、さらには雨にも降られたりしてしまったので、風邪を引いてもちっとも不思議ではない状況だった。今回のはどうやら熱が高いタイプのようで、夕方になると39度近くにまで体温がぐんぐん上がり、フラフラしてしまい何も出来ない。ニコリーナに風邪をうつしてはならないから、この3日間リビング生活の家庭内別居状態だ。ああ、早く何とかせねば、と思っちゃいるが、仕事は休めないから、風邪も当然治らない。モーイヤー! |
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9月7日(火) 連休だったが、運良く(運悪く)原稿の第一次締め日が近づいていた為、珍しく徹夜寸前までガンバッテ、最終的に午後いちには提出に漕ぎつけ、やっとこさ「書く仕事」から解放。晴れて自由の身となった。今日は隣の分娩室でだいたい同じ時刻に誕生したココア(心茜)ちゃんとママが、下赤塚から大塚の子育て支援センターまで来てたので、ついでに我が家に寄ってもらい。1ヶ月検診以来の生ココアを堪能。いやもうなんてたってココアはでかい。ニコリーナは7キロなのに、ココアは既に9キロもある。だっこさせて貰ったけれど、そのズッシリ感はかなりのもの。うーん、いつの間にこんな差がついちゃったんだろう?
夕刻、ココア軍団を東武東上線の最寄り駅まで送り、その足で今度は新宿へ向かう。 |
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9月6日(月) ニコリーノがファミリーメンバーに加わってからと言うもの、猫兄弟、特にコイはいじけ気味で、しかも突然叫んだり泣いたり微笑んだりする赤ちゃんが苦手なようで、遠巻きに遠巻きに約68平米の空間で暮らして来た。と言っても、赤ちゃんの居場所は限られていたから、妻の枕元を除いた、これまでのお気に入りの場所は奪われる事なく、おそらく平穏無事な住宅事情だったに違いない。んが、ここ最近はニコリーノそのものが移動を開始し(ハイハイ、つかまり立ちによる=まだ月齢6ヵ月半なのに早過ぎる!)、ボーッとしていると近くに赤ちゃんがいて、尻尾を掴まれたり、毛をむしられたりするようになった。結果として、迷惑そうな顔をして何度も移動を繰り返している。 |
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9月5日(日) 2001年の9月、ニューヨークいち背の高いビルに2機のジャンボジェット機が追突して以来、しばらく感じていなかった不可抗力に対する何とも言えない不安感を肌で感じた日曜日。和歌山県で久し振りに大きな地震があった時、自分は新宿の高層ビルの24Fで残業していた。そのビルは最新型の免震構造を備えたビルではないので、すぐには気づかなかったし、都内の震度自体も大したものではなかったのだろうが、しばらくして自分が足元から大きく右へ左へ、まるでアミューズメントパークのバイキングにでも乗っているかのように揺れている事に気づく。同時に、ビルそのものがしなっているからか、窓ガラスがミシミシと音を立て始め、あまりも揺れの時間が長いので、船酔いしたみたいで気持ち悪くなった。 |
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9月4日(土) それにしても今日の夕立は凄まじかった。新宿の都庁向かいの舗道を、とても頼りなげな折り畳み傘を広げて、西口地下道への入り口を目指したが、舗道はどこも水深3センチくらいの水たまりと化していて、肩が濡れるより先に靴やパンツの裾が水を吸い、かえって気持ち悪かった。まぁ日々うざい天候なので、雨自体は大歓迎なのだが、今年の夏は何かと極端で困る。 |
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9月3日(金) 今も外では蝉がけたたましく鳴いていて、残暑が終わる気配はない今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか? すっかりご無沙汰してしまいました。この間、猛烈な台風が通り過ぎたり、浅間山が噴火したり、突然原稿執筆の依頼があったり、外付けのDVD-RWを買わなきゃいけなかったり、室伏選手が繰り上げ金メダルを獲得したり、ヤンキースが0-22で歴史的な大敗を喫したり、ベランダの鉢植えが鳩のせいで枯れたり、9月から100人近いスタッフの管理をしなければならなくなって、昼の仕事が馬鹿みたいに忙しくなったり、残業して部屋に戻るとニコリーノがつかまり立ちを始めたりしていて、けっこうてんやわんやだった。 |
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