ヨーロッパ旅行記 5/29〜6/15/2000

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Paris Food Paris General Bordeaux 

Bergerac Barcalona Sardinia

Milano, Roma, Mediterranean, Ferry, and Train

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生年月日時

西暦性 

運命がどうしても気になっちゃう〜五行推命運勢鑑定〜で遊べる今年の猫兄弟。数字は半角で入力してください

 

10月14日(土)

妻の中学時代のお友だちがニューヨークに初観光旅行にやってきた。夕方リトルイタリーあたりで待ち合わせマレーシア料理をたらふく食べてから、SOHO、NOHOをブラブラしてみれば新しいお店が続々と登場しているのには結構ビックリ…いやぁ景気がいいんだなぁと実感する。昨晩は13日の金曜日ながら実に快適な気候で、知らず知らずの内にブラブラは続き、途中ブロードウェイにあるハロウィーン一色に染まったリッキーズ(コスメ屋)を冷やかしたりしながら、お腹もこなれてきたので、イーストビレッジの有名ケーキ店ベニエロでチーズケーキをテイクアウトし(中に入れないほど混んでいたため)、帰りにEx-GirlFriendに3年ぶりに遭遇するというハプニングもあったが、それを除けば本当に気持ちの良い夜だった。今日は取材も兼ねてメトロノースに乗っかって、図のように紅葉真っ直中のアップステートへピクニックに行き(楽しみ!)、夜は友人のバースデイパーティに顔を出すという「行楽土曜日」を予定している。皆々様もどうか素晴らしい秋の日を Have Fun and Enjoy.

10月13日(金)

不吉なジェイソンの金曜日がやってきた…ニューヨークと言えばジューイッシュ。ジューイッシュと言えばエルサレム。アメリカの駆逐艦に大穴を開けて死者6名行方不明11名怪我人多数を出したのは、明きらかに戦争をやりたがっている人たちのテロ行為であるが、それを誰がやったのかは落合信彦でなくともバレバレである。アラブ世界のことを語る時のクリントン大統領は、いつしかしかめっ面が似合う男になってしまった。大体過去にこの国で起こった重要で深刻なテロ行為のほとんどがアラブ世界によって行われたものだし…今後もアラブ世界とアメリカのギャップは埋まらないだろうし、今回の挑発も裏で何が行われているのか一般市民は知る由もないが、これ以上どうか発展しないで欲しい。そうでなくともエルサレム、今に始まったわけではない(1つの聖地に激しく異なる2つの宗教が隣接する限り続く)根が深い問題だけに、決して単純には行かないだろうけど、どろどろとした石油のようなどす黒い血が流され続けるなんて、やはり残酷だ。イスラエル兵リンチや、アナログに投石を繰り返すパレスチナ住民に対し、銃やミサイルで(アメリカ的に物量で)報復するイスラエル政府の対応に全ての関係性が集約されていて、そこでは明らかに種類の違う「考え方を持った生き物」が争っているのがわかる。テレビで繰り返し流されるそういう映像を見ている方も「お先真っ暗」になる。タイムズスクエア前で激しく行われているアラブ系住民のデモを見ても「ああこの人達の熱い血は何でもしかねない」と感じるし、今…この問題正直怖い。

10月12日(木)

秋晴れの続くクイーンズ、うちから1ブロック下ったあたりはこんな感じで、ああ色鮮やかでBRISK。最近我が家ではフェロモンとは何かが話題になっている。一般的にフェロモンというものは体内から分泌・放出されて同種の個体の行動や生理状態に影響を与える「目に見えない」無色無臭の物質のことを言うが、我が家のプリンス「コイ様」は確実にそれを放出している生き物らしく、まともに嗅いでしまったら、そりゃもう何とも言えない気持ちになるほど強烈で、ああいかん胸がキュンとしてしまうのである。それが臭いなのかどうかはわからない、でも確かに何らかのむんむんとした、それでいて心地よい物質が放出されているのは確かで、特に妻などはそれを嗅いだだけでメロメロになってしまうほどのものなのだ。人間にもよくそういう「むんむん」させてるタイプの女の子がいて、近くにいるだけで説明はできないほどクラクラ、ムラムラしてしまうことってあるし、そういう同種が与える影響については比較的分かりやすいのだろうけれど、種を超えて影響を与えるフェロ猫なんて…うーん凄いことだよコイ。

10月11日(水)

ファファは3フィート(約1メートル)の距離を大事にする男だが、普段離れているだけに抱っこするとよほど嬉しいのかごく小さな声で控えめに「にゃー」と鳴く。あまり長い時間抱かれたがらないからその鳴き声を聞けるのは1度だけと決まっているのだが、それを聞くのが毎日の楽しみの一つとなっている私。妻が東京友人NPから頂いた「キャットエクササイズ」本にならってどうにかこうにかファファを持ち上げたりして(重たいからファファの方がいい)エクササイズを始めたが、やっぱあれは冗談本だ。重りとして(ダンベル的)じっとしている猫なんていないってば…ファファなんてばたぐるって重りどころか、プルップル震わして上腕二頭筋を鍛えるブレード(はとやのはまちみたいな)のようになってしまいエクササイズどころではない。でも本の後ろの方に「猫の栄養学」みたいのがあって、いろいろ読んでいたら、「ハム」は血管を詰まらせるからあげちゃダメ!と書いてあった。ああごめんよコイ…あげていた。そんな訳で「ハム禁止」宣言が出された冷え込み厳しい秋の我が家であった。

10月10日(火)

先日はコロンバスデイでお休みだったニューヨーク。いきなり冷え込み気温が3度まで下がった…当然寒い、当然ヒーターがんがん…当然部屋暖まり過ぎ頭ぼーっとしてしまう。ヒーターのバルブが壊れているためスチームを「締める」ことができない。元々暑がりの自分だからしてこりゃ先々たまらんとのことで民族小移動を決意し、秋と言うこともあるし仕事部屋の模様変えを決行。で、それをやる前にハードウェアショップに行って「好き放題やり放題」にあけてしまった釘の穴を塞ぐ(目立たなくする)ために、コンパウンド(石膏)を仕入れ、ついでによく晴れた秋空からエネルギーを取り込んだりもして戻る。それにしても、よくもこんなに「何かを取り付けた」もんだよ壁の穴(スパゲッティではない)。ぎゅうぎゅうと石膏を押し入れ何となく気分もスッキリした所で、カオス化したコンピュータの配線を全て抜き、机の袖を左右逆に付け替え、カーペットを掃除機で吸い…なんてやり始めたが「猫毛猫毛猫毛」、もーう何でおまえらこんなに毛抜けんの?ってほどいろんな所に赤毛が絡みついている…その時点で結構めげてしまい結局コンピュータを再配線し終わったのが夜中近くになってしまった。はぁ…疲れた。

10月9日(月)

朝起きていつものようにコーヒー豆をグラインダーに入れ「ウイーン」とやったまでは良かったが、フィルターが切れていることに気づき、渋々近くのスーパー「アソシ」まで補充しに行くと、ヒューッ…さささ寒い!容赦なく突然寒くなるのだけは勘弁して欲しいが、思い起こせば毎年こうだった。さて、最近DSLになったというのもあり、猫関係画像を載せたいろんな方のホームページをサクサク見ているのだが、やっぱりペルシャ猫って可愛い…その中でもやっぱり生まれたての不細工な顔が抜群たまらない。そう言えばウチのもかなり変だった…特にコイは物凄い絶壁で初めて見たとき「こいつ脳あんのかな?」と思ったほどだ。実際に共同生活を始めてみれば「やっぱあんまりない」のがバレバレだったが、それでもふわふわの赤毛に覆われたその絶壁頭はどうしようもなくラブリーだったものだ。見た目もそうだけど性格がいいんだよねーペルシャって…正に「愛情」をむしゃむしゃ食べて育つ生き物なのだった。そうそう、それから猫頁を見ていて可愛いと思うのはスコティッシュフォールド、あの垂れ耳猫は愛嬌がある…でも臆病っぽいからやっぱペルシャ派でいいや。

10月8日(日)

資料探しと取材を兼ね、2週間ぶりにまともに「シティ」に行く。こういう言い方をすると遙か遠くのどこかに住んでいるようだが、実際の距離は20分だからして全然遠くはなく、どちらかと言うと精神的な距離なのだ。ミッドタウンの旭屋書店、ブックオフなどのぞき、イーストビレッジまで下りてポートリコでヘーゼルナッツコーヒーを仕入れ、その足で久しぶりのトンプキンズスクエアパークのベンチで一休み。ドッグランでは相変わらず雑多な種類の犬たちが元気よく走り回っていた。で、近くに出来た巨大ランドロマットを取材後、センスの良い古着屋をチェックしてから昔よく通った10丁目とAve. Aのライフカフェで赤ワインとカラマリ(イタリア風イカリング)を食前につまみ、近くの泥棒系蚤の市を冷やかしてから日本食レストランサッポロで牡蠣フライ定食と天丼を妻とシェア。と、ここまでの課程で全然別の知り合い3組(4人)にバッタリ会い、うーんたまに来たってのにこんなに会うんだから確率的にもマンハッタンってやっぱ狭いなぁを実感する…。あたりはもうすっかり秋で、空はとことん青く、雲は表情豊かで、風もひんやりし上着がなければちとつらいニューヨークなのでした。

10月7日(土)

IKEAの子供デビジョンってけっこう可愛くて、絵本からそのまま抜け出してきたような小さな家具なんか売られている。そこで見つけた本来子供用の抱き枕がこのモノ、最初シマシマだからシマジとかシマキチとか呼ばれていたが、現在「シマンシマン」というちょっとおフレンチの入った名前に落ち着き、毎晩妻に思いっきり羽交い締めにされているのだった。このモノを購入するために長いレジ待ちの列に加わっていた時、となりの人なつっこそうなおばちゃんが「これなにどこにあったの?」なんて聞いてきたので「ええと…」と答えようとしたが、果たしてこれが何の動物なのかよく考えたら知らない。おばちゃんは「よく見せて、あ、犬ね…いぬいぬ」と宣言していたが、何をどう考えても犬ではないことだけは確かだ。画像を見てもらえればわかるが、きっと猫でもない。この何だかわからない中途半端な所がスウェーデンぽくて魅力的なんだと思う。

10月6日(金)

最近猫兄弟間で謎のチェイスが繰り広げられている我が家だが、イヤ全く本当にファファって変わった猫だ。もともとトロイ奴なのだが運動神経が悪いとか、それも確かにあるのかもしれないけれど、こう狂い方が半端なくやっぱりドリフ。昨夜なんて「ハムの紐」に狂ったようにじゃれついてきて、そのじゃれ方もクラブなどでよく見かける「おデブちゃん特有の足の止まった踊り」に共通するような種類のヒョコヒョコと不自然なものだったりして、既にその時点でゲラゲラ笑ってしまったのだが、その後たぶんファファの中に於ける興奮が頂点に達したのか、いきなり全く関係のない方向に全速力で走りだして(それはたまたま食卓の下だった)そこにあった別の紐を、前の紐の続きのようにして狂ったようにじゃれていらっしゃった。それを見ていた我々とコイがきょとんとしてしまったのは言うまでもない。

10月5日(木)

フォーリッジ(落ち葉狩り)に思いを馳せる10月。もうすぐとにかく美しい紅葉のシーズンが始まるので、ボストンあたりまでわざわざコネチカット州を抜けてのバスの旅もいいな、なんて考えている。考えてはいるものの、果たして腰が痛い状態で4.5時間もの間、バスの座席に大人しく座っていられるのだろうか…実に不安だ。しかしその前に痛い腰を抱えたまま原稿書きを頑張らねばならないのだが。なんだかね…でもメイプルツリー多いから本当に綺麗なんだよねー、腰が痛かろうが何だろうが一見の価値あり。さて今週は週末にかけてストームがきているので雨模様のニューヨーク、おそらくこの嵐が通り過ぎると一気にまじで肌寒くなることが予想され、ああもう2台目のクーラー買った夏に限ってこうなんだから…そろそろ冬服の支度もせねば…秋本番ですね。

10月4日(水)

宣伝:現在発売中らしい「流行通信」の2000年11月号 vol.448(9/27発売?)の頁82あたりにエッセイを書きました…言わなきゃ誰も気づかないだろうから言っちゃおっと。ピンク色の着丈の長いジャケットをはおった女の子にDress Codeって縦に書いてある表紙の号です。「発売中らしい」との理由は、書いたのはいいけれどそれが一体いつの号に載るのか定かでなかったし、ニューヨークの本屋にはまだ置いてないし、仮に置いてあっても最近クイーンズ内に引きこもってるので、こうボヤーッとしている感じなのです。でもテンポよく気取らずさらっと書いたので、お暇な方は是非読んでね。

さて、猫兄弟に振り回された火曜日だった我々。先ずはファファ、最近あまりにもラスタ化が激しかったので昼間に風呂に入れたら、いつものように激しく抵抗してやれ引っ掻くは鳴き叫ぶわで、すっかりエネルギーを奪われる。おまけにこの世の終わりみたいに暴れるファファを中腰状態で長時間押さえつける必要があったので、痛めていた腰を余計痛める。次にコイ。そのあまりにも凄いファファの声を聞いて、自分も風呂に入れられるとビビったのか、いつものように意思表明「うんこ」をベッドの上にしやがる。その意味は「どうか風呂にいれニャいでー」って、いい加減にしろーおーまーえーらー!

10月3日(火)

貧乏だったり、生活に疲れたり、詩人してなくても、じっと手の平を見ることがある。それは手相をチェックする目的。以前、まだまだ青かった頃、何かの弾みで「ヒガサマサコ」さんというその道の第一人者に手相を観て貰ったことがある。当時の自分は広告関係で非人間的な日常を送っていた時期で、一番手相に関係なさそうな暮らしぶりのブイブイなタイプだった。ヒガサさんはそんな自分の手相を観た途端「ああ、あなたは大丈夫ね」とだけ言った…ん?その時の連れの者には長々と30分以上に渡って深刻そうなディープな解説をしていただけに、拍子抜けしてしまった…いったい何がどう大丈夫なんだろう?とも思ったが、予備知識などない自分にとって「大丈夫」と言われれば、そりゃ悪い気はしないから、話もそこに留めておいた。で、いろいろな話を聞いたが、一番面白かったのは「手相は刻一刻と変化している」というもので、それ以来たまに手の平を凝視しているが、なるほどそれは本当だ。最近の分かりやすい例として、以前は下方にすーっと伸びて感情線にかかっていた右手の結婚線が、再婚ちょっと前からから突然「太く短かめに」変化しだし、今ではそれが感情線にかかっていた形跡など微塵もない。短期間に完璧に消えてしまった…よくチェックしていたからこそよくわかる変化…うーんそれがどういう意味かは知らないが、手相ってホンと生き物みたいで面白い。

10月2日(月)

以前何度かこの猫兄弟にも書いたことのある元ネイバー(近所)であるところ「オオサワアキラ」が現在発売中の日本の雑誌「スイッチ」誌の13頁に紹介されていたので、ここにお知らせします。その頁では実に彼らしい…汗のかきかた…を見ることができる…元々アキラファンのミセスKmnなんてきっと知らないだろうから、是非コンビニででも"Switch"見つけてペラペラやってほしい(あ、でもコンビニには置いてないかもしれないから…じゃABC、PBC、紀伊国屋、ブック1 st とかへ行ってね)。言ってみれば、このHPから派生したフレンドシップの一つでもあり、彼の流れというモノを何となく知っているので、頑張っている姿をそういうちゃんとした形で見かけるのは嬉しいことだ。我が家のリビングには彼が結婚祝いにと描いてくれた「寄り添う魚卵」のような作品が飾ってあるのだった。とにかく頑張れよー。

10月1日(日)

秋本番です10月です、偏頭痛です肩こりです。先日はチェンジオブペースと取材目的で、42丁目のポートオーソリティバスターミナルより運行しているフリーシャトルバスに乗っかって、行って来ました「IKEA エリザベス店」。と言うのもカタログについてくる$20クーポンが使用期限ギリギリだったからでもあるのだが、手で持てる範囲のものをいろいろ買い込んで来ました。現地は「我々と同じ事を考えている人」が多いからか、とても…そうとてもたくさん人がいて、なかなかゆっくと買い物はできなかったけれど、途中休憩したスウェーデン食堂で食べた「ミートボール」の味もなかなか良く、後で下痢になったことを除けばなかなか楽しめた土曜日だった。久しぶりのニュージャージー、ウォーターフロント地区は相変わらず殺伐とし、その水際にはウエストナイルバイルスを媒介しそうな蚊とか得体のしれない動物とか、マフィアに殺されて埋められたパウロさんとかいろいろいそうだったけれど、天気も良かったからちゃんと正しく気分転換ができた私。しかし今日は冒頭にも書いたように体調悪し…うーんコンチクショー頑張らねば。

 

 

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