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10月31日(金) さて、良い産婦人科の基準と言うのはどこにあるだろうか。評判?
設備? ロケーション?
分娩費用?これはもう千差万別で、カップルの置かれた状況により、その優先順位は異なる。評判なんてものは個人差があるので、100人に聞けば100通りの答えが返って来るから、あまりあてにならない。また、巷に出回っている「良い病院リスト」みたいなものは、医師会とか医局とか不透明系列の影響を感じ、たとえポイント制を取り入れていても政治的だし、どうしてもそこに登場するのは巨大な大学病院系と言う事になる。次に分娩費用については、日本と言うのはおかしな国で、妊娠から出産まで保険と言うものが全く適用されない。お腹の中の赤ちゃんには戸籍も住民票もないから、この世にはまだ存在していないと言う考え方なのか、首を捻りたくなる。だって、実際妊娠してダイナミックに肉体が変化し、10ヵ月もかけて(時には社会性かつを犠牲にしたり、生命を危険にさらしたりしてまで)少子化の波に逆らい、健気に繁殖するのは母体だと言うのにケアされないのはおかしい。 |
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10月29日(水) 近ごろコイのイジメっ子ぶりに拍車がかかって来た。ターゲットは当然ファファしかいないのだが、とにかくイジメと言うか、露骨な嫌がらせが凄い。ファファがテーブルの上に縦に寝ていると、わざわざ上がって来て、ファファの目の前で横に寝る。ファファが嫌がってちょっとずれても、そこにはフサフサの尻尾が待ち構えて、ファファの顔面をファサファサbotherする。コイよ、見ているコチラが呆れてしまうほどの分りやすいそれ、早く止めないと、またいつかみたいに顔面噛まれるぞ。 |
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10月28日(火) 普通に暮らしていると、自分の名前の画数が何画かなんて気にするヒマはないのだが、ここ最近は名付け研究のため、とても身近な存在である。専門誌が行ったアンケート結果によると、名付けの際に画数をとても気にするという人と、まぁまぁ気にすると言う人の合計は80%以上なのだという。我々夫婦は海外で出会い、カップルとなり暮らして来た事も関係し、姓名判断なるものにはかなり無頓着だ。何せ、西洋では姓名判断も何もあったもんじゃない。ジェームスさんもクリスティーナちゃんも、ダニエルさんもモハメドさんも、誰も彼もが字画は関係ない生き物だった。でも、日本に住み、戸籍に名前を登録する以上、日本の当たり前を無視する訳にも行かない。 |
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10月26日(日) 今朝、何かと問題の日本テレビで放映していた党首討論番組を観て、なんだかやっぱり日本の将来は暗いなぁと思ってしまった。小泉首相も菅代表もああだこうだと、まるで子供の喧嘩だ。特に小泉首相は何を聞かれても琴線には触れないで、例によってその場を取り繕う繰り返し。菅さんは、シニカルにスケプティカルに懐疑の念で詰め寄るが、どうしても揚げ足とっていいがかりをつけているだけにしか聞こえない。神崎公明党代表はもっともらしい発言が多いが、実は当たり前のことを最もらしく発言しているに過ぎず、説得力がありそうで全然ない。保守新党は名前からして保守的なのか新しいのかよくわからず存在感なし。土井たか子社民党党首は、昔のようなブリブリな面影も強さも感じられず、共産党と共に存在感が薄い。そんな日曜朝の番組を、今日もテレビリサーチのモニターは観ているのだろうか。 |
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10月25日(土) 昨晩は、久しぶりにロンドンより旧友が戻り、けっこう遅くまで上野方面を練り歩いた。彼女は開口一番「日本に戻ると気圧の関係で体重が2キロも減っちゃって…」と、相変わらず訳のわからない事をおっしゃっていたが、そんな事は絶対に有り得ませんぜ、おじょうさん。マイ妊婦と同い年の彼女、確かにスレンダーで益々女らしくなったけれど、気圧はね、関係ないんです。 |
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10月23日(木) まさに今、日本と言わず世界中が、加速度をつけて老化している。少子化の波も衰えることを知らず、それどころか結婚できない男女の数も年々増加。出会いや恋愛の形式自体も大きく変化しつつあるから、出産以前に大きなハードルが横たわっている。たとえ結婚や出産適齢期を逃し、代理出産なんかしても、今度は生まれた子が「日本人」として認められなかったりして、解決の糸口は見えない。今のこの老化過渡期を上手に乗り切らないと、ますます日本は弱体化して行く事だろう。 |
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10月22日(水) ちょっと前のニュースで、ひとつ興味深いのがあって、それは赤ちゃんというのは、生後まもなく母国語を認識するらしいというもの。イタリアかどこかの研究所の話しだったと思うが、とにかくまだ喋れもしない生後2〜3日の赤ちゃんが、既に母国語を認識しているなんて驚きだ。これはお腹の中で母親の話す言葉を覚えているからなのだろうけど、そういう裏付け意外に、言葉と言うのは、もしかすると我々が認識している学問としてではなく、もっと原始的で遺伝子的なコミュニケーション手段として、もともと違う形で備わっているのかもれない。ただ、我々人間はそういうのを司る器官や能力が退化しつつあり、本来備わっているはずの能力は、まだこの世の洗礼を受ける前の赤ちゃんだからこそ、顕著なのではないだろうか。イルカやクジラの人間に対するコミュニケーション手段を考えて欲しい。あるいはもっと身近な生き物たち、例えばコイやファファだって人間に言葉以外で語りかけてくる。逆もそうで、人間の言葉を言語としてではなく、あくまでも波長とか抑揚とかアクセントとかで判断している。それよりも彼等は、言葉に出来ない愛情だとか、嫉妬だとか、そういう感情(波長)によりわかりやすく反応し、また、同様に発信する。 |
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10月20日(月) 昨晩は大いに盛り上がった。和歌山に帰郷してお花屋さんを継ぐ事にしたセブンことMさんだが、いろいろ話を聞くと、お花屋さんだけでなく実家の裏庭にはみかん畑やら何やらあって、いろいろと多角的に経営している花屋だから、今よりも忙しくなりそうだと言う。普段とても大人しいイメージの氏だが、ニューヨークに住んでいる時に、相棒の映像作家と共に遊びに来た時は、「ぼくねー足フェチなんですよ。どっかそういうとこ連れてってくれませんか?」なんてオファーがあり、結局はブロードウェイにある有名なストリップバーに一緒に行ったりした。今ではいい思い出だ。第2の人生、どうか花々しいスタートをきって下さい。 |
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10月19日(日) 本日は、ウルトラセブンに似た「セブン」ことMさんが、故郷に戻って家業のお花屋さんを継ぐからと、新宿でささやかなお別れパーティーが開かれ、自分たちは呼ばれちゃいないのだが、「サプラーイス」をしに出向く予定だ。呼ばれてないのに行くのって、よく考えたらやった事ないから、どうなることやら結構楽しみ。 |
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10月18日(土) 昨日のヤンキース対レッドソックス戦でも明らかだったように、なぜニューヨークとボストンの人たちは、そうまでいがみ合うのか…特に理由はないのだが、まぁ巨人と阪神みたいな、生理的なものと思っていい。つまり、元を正せば似たもの同士って事だ。実際、どちらの都市にも住んでみたが、お互い港町でアメリカの中では歴史も古く、住んでる人たちだって似たような感じだ。ボストンはハーバードやらMITやら、ボストン大学やらバークリーやら、とにかく大学が多いので、ニューヨークよりもしかすると学生が多い街かもしれない。しかしながら、自らをリベラルだと呼ぶボストニアンの中核をなすのは、WASPである事は間違いないからか、エスニックグループには居づらい環境ではある。ニューヨークのように、あらゆる人種がサラダボウルの中身のように、ごっちゃごっちゃになっている訳でなく、わかりやすく住み分けがなされレイシャルな部分も色濃く残っているは特徴の一つだ。治安だって南の方にいけば、下手するとニューヨークなんかよりよっぽど物騒だったりする。 |
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10月17日(金) 今日はけっこう変な1日だった。随分昔に登録した派遣会社から、いい仕事があるのだが先方に会ってみないかとのオファーがあり、面接らしきものに出掛ける羽目に。んが、今日は休みでもあり、朝起きるとコイが布団に我が物顔で乗っかって「もっとゆっくり眠れば?」と言うし、BSで絶対に外せないヤンキース対レッドソックス戦を観るのを楽しみにしていただけに、ちょっと複雑ではあったが、渋々渋谷まで出掛けた。ちなみに家を出る時点でヤンキースは4対1とリードされていた。 |
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10月16日(木) ショック!1年半の間、足として使っていた、ニューヨークはスタテンアイランドフェリーが事故を起こした。映像を見る限り、右前方から艀(はしけ)に激突し、艀の一部がまるでバゲットを半分にスライスするように甲板を突き破り、船内は滅茶苦茶に破壊されていた。誰が操舵していたのか定かでないが、船長が事故直後に姿を消し、自殺を図ったというから、原因は今一つハッキリしないが、何にしても痛ましい事故で、被害に遭った方々のご冥福を祈る。 |
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10月15日(水) いろんな種類のリンゴがスーパーの棚に並び始めると、秋の到来を感じる。ニューヨークのマッキントッシュ等に代表されるりんごも別の意味で美味しかったけど、やっぱり日本産のりんごっでデリケートで洗練されてて特別美味しい。果物泥棒がはびこる今の世の中だから、無事魔の手を逃れて正当に食卓に届く君たちはエライ!今後もその調子でシャキシャキとした歯ごたえ+適度な酸味と甘味との絶妙なバランスで、我々食いしん坊夫婦の胃袋を満たしてオクレ。 |
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