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10月31日(金)

さて、良い産婦人科の基準と言うのはどこにあるだろうか。評判? 設備? ロケーション? 分娩費用?これはもう千差万別で、カップルの置かれた状況により、その優先順位は異なる。評判なんてものは個人差があるので、100人に聞けば100通りの答えが返って来るから、あまりあてにならない。また、巷に出回っている「良い病院リスト」みたいなものは、医師会とか医局とか不透明系列の影響を感じ、たとえポイント制を取り入れていても政治的だし、どうしてもそこに登場するのは巨大な大学病院系と言う事になる。次に分娩費用については、日本と言うのはおかしな国で、妊娠から出産まで保険と言うものが全く適用されない。お腹の中の赤ちゃんには戸籍も住民票もないから、この世にはまだ存在していないと言う考え方なのか、首を捻りたくなる。だって、実際妊娠してダイナミックに肉体が変化し、10ヵ月もかけて(時には社会性かつを犠牲にしたり、生命を危険にさらしたりしてまで)少子化の波に逆らい、健気に繁殖するのは母体だと言うのにケアされないのはおかしい。 
正常分娩の場合、安くて35万円から大学病院系だと80万円くらい取るところまである。帝王切開は外科手術扱いだから保険が適用され、いくぶん安くなる(それも変な話だけど)。安い所は、医師ではなく助産婦さんが経営しているようなちっちゃな産院や、都立病院を含む公立系の病院くらいで、今の世の中、平均で42万円くらいと考えて良い。雇用保険などに入っていない人でも、役所から最低30万円ほどの育児支度一時金が支払われるから、実際はその差額が自己負担となってくる。でも、よく考えればこれだけではない。検診費用だって、大きな検査だと4万円くらいはかかる。それに毎回超音波診断装置で赤ちゃんの状態をチェックしたりすると、5000円以上は覚悟しなければならない。2ヵ月くらいから10ヵ月までトータルで10万円はかかる。こんなことならアメリカで出産すべきだったのか???(つづく)

10月29日(水)

近ごろコイのイジメっ子ぶりに拍車がかかって来た。ターゲットは当然ファファしかいないのだが、とにかくイジメと言うか、露骨な嫌がらせが凄い。ファファがテーブルの上に縦に寝ていると、わざわざ上がって来て、ファファの目の前で横に寝る。ファファが嫌がってちょっとずれても、そこにはフサフサの尻尾が待ち構えて、ファファの顔面をファサファサbotherする。コイよ、見ているコチラが呆れてしまうほどの分りやすいそれ、早く止めないと、またいつかみたいに顔面噛まれるぞ。
さて、ここ最近、E-mailを送ったと言うのに、私から返事がない方、すみません。コイみたいに悪気は全くありません。単純に物凄く忙しくて、どうも返事を書くヒマがないのです…お許しを&気長に待ってやって下さい。 で、忙しい原因の1つに、降って湧いた産院選び直しがある。これは何かと言うと、マイ妊婦が最初の検診から22週目まで診て貰っている近所の産婦人科には分娩施設がない。こういう場合、安定期になると希望する病院へ紹介状を書いてくれて、お腹の大きい妊婦たちは紙切れと共に、転院して行くパターンが当たり前だ。ウチの場合、ラッキーなことに、近所に評判のいい(とされる)都立大塚病院があって、そこを紹介してもらう予定だった。で、実際に紹介状を貰って手続きをしに行ったら、「もう分娩予約でいっぱいです」とすげなく、しかも冷たく断られてしまった。ガーン! 都立病院のクセその対応いったいナンナノヨサー! いちおう説明しておくと、都立病院ってのはどこも大体、完全紹介予約制なんて制度を導入し、無意味に患者が増えないようになっているのだが、ちゃんとした紹介状があっても、ウチみたいなパターンもあり得るのだ…そんな訳で、今週は通える範囲で他に評判の良い産科のロケハン中。病院から病院へ渡り歩く日々なのだった(つづく)

10月28日(火)

普通に暮らしていると、自分の名前の画数が何画かなんて気にするヒマはないのだが、ここ最近は名付け研究のため、とても身近な存在である。専門誌が行ったアンケート結果によると、名付けの際に画数をとても気にするという人と、まぁまぁ気にすると言う人の合計は80%以上なのだという。我々夫婦は海外で出会い、カップルとなり暮らして来た事も関係し、姓名判断なるものにはかなり無頓着だ。何せ、西洋では姓名判断も何もあったもんじゃない。ジェームスさんもクリスティーナちゃんも、ダニエルさんもモハメドさんも、誰も彼もが字画は関係ない生き物だった。でも、日本に住み、戸籍に名前を登録する以上、日本の当たり前を無視する訳にも行かない。
そして、ややこしい事に姓名判断というものには流派みたいなのがあって、漢字の数え方が違ったりする。どれが正しいのか誰も教えちゃくれない。自分の姓名「徳井寛」を例にとってみても数多くの解釈がある。ちなみに「徳井」はこう書くと新字体だが、戸籍上はれっきとした旧字体である。画数も何をどう考えても15+4=19になり、名字の合計を表す天格というのでは最悪の家相らしい。しかし、人の名前と言うのは姓の合計(天格)だけでは意味を成さないから、寛を13画と数えて合計した総画は32となり、これはどの流派をみても結構ステキな運勢だ。でも、ある流派では草冠は4画と数えるとか、総画には1を足すとか、いろいろルールが違って混乱する。んー本当の所どうなってるの???

10月26日(日)

今朝、何かと問題の日本テレビで放映していた党首討論番組を観て、なんだかやっぱり日本の将来は暗いなぁと思ってしまった。小泉首相も菅代表もああだこうだと、まるで子供の喧嘩だ。特に小泉首相は何を聞かれても琴線には触れないで、例によってその場を取り繕う繰り返し。菅さんは、シニカルにスケプティカルに懐疑の念で詰め寄るが、どうしても揚げ足とっていいがかりをつけているだけにしか聞こえない。神崎公明党代表はもっともらしい発言が多いが、実は当たり前のことを最もらしく発言しているに過ぎず、説得力がありそうで全然ない。保守新党は名前からして保守的なのか新しいのかよくわからず存在感なし。土井たか子社民党党首は、昔のようなブリブリな面影も強さも感じられず、共産党と共に存在感が薄い。そんな日曜朝の番組を、今日もテレビリサーチのモニターは観ているのだろうか。
これを読んでいる皆さんには、心の底から伝えたいのだが、日本のテレビ局の体質って、本当にいい加減だから騙されないで欲しい。何度も何度も繰り返し書いているが、世に垂れ流しのメディアの割に、とても無責任で質が低いです。テレビで言ってる事は、話半分聞きましょう。そして、目にする映像にしたって、その現場を知る者から言わせて貰えば、その多くがやらせで、どこかに必ず製作者の私意やお金を出している人の操作や政治的な横やりが介在するので、それが全てと思わないで。たぶん、こういう情報大氾濫時代に、いったい何を信じれば良いのかと言うと、もうそれは間違いなく「比較検討」しかない。1つのソースに依存しないで、なるだけたくさんのソースから情報を仕入れ、重複した部分について吟味するべきである。なかなか大変な時代になってきたけど、賢く生き残りましょう。

10月25日(土)

昨晩は、久しぶりにロンドンより旧友が戻り、けっこう遅くまで上野方面を練り歩いた。彼女は開口一番「日本に戻ると気圧の関係で体重が2キロも減っちゃって…」と、相変わらず訳のわからない事をおっしゃっていたが、そんな事は絶対に有り得ませんぜ、おじょうさん。マイ妊婦と同い年の彼女、確かにスレンダーで益々女らしくなったけれど、気圧はね、関係ないんです。
取り合えず、池袋あたりで彼女+プエルトリ子をBMWでピックアップし、行ったことないだろうと読んで、見た目が派手な後楽園の「ラクーア」へ連れて行く。久しぶりに訪れたかの地は、オープン当初の賑わいがまるで嘘のように、シーンと静まり返っていた。だいたい肌寒い金曜の夕刻前にジェットコースターに乗ろうと言う輩がどれだけいることか(それでも、けっこういた)。そういったアトラクション以外、ショッピングモールやレストラン街も閑散としていて、こんなんで商売が成り立つのか不思議だった。KONISHIKIさん大丈夫ですか? ラクーアを後にした我々は、上野のディープ韓国人街に車を停め、キムチ横丁から1本離れた昭和通沿いにある韓国ビジネスセンター9階の「舎廊房 」で、本場韓国家庭料理に舌鼓を打った。ここけっこう安くて味もいいのだが、そのロケーション的に、どこの誰の噂話や悪口を言っても聞かれないという、安心感がある。我々はけっこうバカな恋愛話で大いに盛り上がったが、都心のお店だったらこうはいかないだろう。
その後、我が家に立ち寄り、ラフランスとコーヒーを食し、猫兄弟と戯れて、みなさんお帰りになられた。ああ楽しかった。I will miss you 次はいつ帰ってくるのかな?

10月23日(木)

まさに今、日本と言わず世界中が、加速度をつけて老化している。少子化の波も衰えることを知らず、それどころか結婚できない男女の数も年々増加。出会いや恋愛の形式自体も大きく変化しつつあるから、出産以前に大きなハードルが横たわっている。たとえ結婚や出産適齢期を逃し、代理出産なんかしても、今度は生まれた子が「日本人」として認められなかったりして、解決の糸口は見えない。今のこの老化過渡期を上手に乗り切らないと、ますます日本は弱体化して行く事だろう。
間に挟まれた我々の世代は、どっちの気持ちもなんとなくわかるから複雑だ。今の若い世代は、毎日脳内エンプティに暮らしているように見えるが、けっこうIQは高いから、自分の老後の事とか考えると途端に暗くなってしまう子が実際多い。でも具体的な方策は思い浮かばない。老後の事は自分で何とかするさと思っても、今の社会では何とかしようにも、なんともならないのが現実だ。社会保証やら福祉はまったくをもって当てにならないし、だいたい歳を取るまでにお金がたまるなんて事が現実的に考えられない。それは時給850円が永遠に続くと思わせる、このドリームレスな社会にも十分責任がある。
今日本という国は、ずっぽりネガティブだ。先に楽しいことがないのがわかると、人間と言うのは不必要に頑張らない生き物だ。我々は藤井総裁ほど粘り強くないし、戦争も戦後も食糧難もGHQも知らない。逆に、暗い、大変とわかっている未来を直視したくもないから、結局は見て見ぬ振りを繰り返す社会構造になってしまっている。このようになってしまってから、いったいもう何年が経過したのか…国の弱体化が進み、今や日本はアメリカの属国で、ビンラディンにも名指しされるほどに落ちぶれた。一瞬日本に立ち寄ったブッシュ大統領と小泉首相が肩を並べて、互いのリーダーシップを称えあったなんて記事を読んでいると、お先真っ暗になる。このままブッシュ政権と共に共倒れするのはあんただけで十分。どうかこれ以上、庶民を巻き込まないでちょうだい。

10月22日(水)

ちょっと前のニュースで、ひとつ興味深いのがあって、それは赤ちゃんというのは、生後まもなく母国語を認識するらしいというもの。イタリアかどこかの研究所の話しだったと思うが、とにかくまだ喋れもしない生後2〜3日の赤ちゃんが、既に母国語を認識しているなんて驚きだ。これはお腹の中で母親の話す言葉を覚えているからなのだろうけど、そういう裏付け意外に、言葉と言うのは、もしかすると我々が認識している学問としてではなく、もっと原始的で遺伝子的なコミュニケーション手段として、もともと違う形で備わっているのかもれない。ただ、我々人間はそういうのを司る器官や能力が退化しつつあり、本来備わっているはずの能力は、まだこの世の洗礼を受ける前の赤ちゃんだからこそ、顕著なのではないだろうか。イルカやクジラの人間に対するコミュニケーション手段を考えて欲しい。あるいはもっと身近な生き物たち、例えばコイやファファだって人間に言葉以外で語りかけてくる。逆もそうで、人間の言葉を言語としてではなく、あくまでも波長とか抑揚とかアクセントとかで判断している。それよりも彼等は、言葉に出来ない愛情だとか、嫉妬だとか、そういう感情(波長)によりわかりやすく反応し、また、同様に発信する。
最近は寝る前に、妊婦の大きなお腹に向かって「おーい」とか「HELLO」とか謎の言語で語りかけている。果たして、彼/彼女は父親の謎言語を認識して生まれて来るのだろうか…ちょっと興味深い。

10月20日(月)

昨晩は大いに盛り上がった。和歌山に帰郷してお花屋さんを継ぐ事にしたセブンことMさんだが、いろいろ話を聞くと、お花屋さんだけでなく実家の裏庭にはみかん畑やら何やらあって、いろいろと多角的に経営している花屋だから、今よりも忙しくなりそうだと言う。普段とても大人しいイメージの氏だが、ニューヨークに住んでいる時に、相棒の映像作家と共に遊びに来た時は、「ぼくねー足フェチなんですよ。どっかそういうとこ連れてってくれませんか?」なんてオファーがあり、結局はブロードウェイにある有名なストリップバーに一緒に行ったりした。今ではいい思い出だ。第2の人生、どうか花々しいスタートをきって下さい。
さて、今日は働いていたので、そのフィーバーぶりはライブでは知らないが、やっぱり松井ってただ者じゃない。あのニューヨークで、あのプレッシャーの中で、「んー」とか言いながら、何だかんだと大仕事をやってのけるメンタリティは、ここ最近の日本人のここ一番の弱さとは一線を画するものだ。他にも世界的なアスリートはたくさんいる。Qちゃんとか、北島とか、丸山とか、杉山とか…。でも、みんな個人競技で成功している訳で、決してチームスポーツで頂点に立っている訳ではない。ヨーロッパのサッカーリーグで活躍する多くの日本人にしたって、正々堂々とトップに君臨している者はいない。例えば中田がレアルに所属していて、いつでも中盤を支配していたらそりゃスゴイと思う。でも、実際はそうじゃない。ところが松井は正真正銘そういうチームの重要中心人物として活躍している。これでワールドシリーズでも制覇したら(すると思うが)、ホントに凄い男ですよみなさん。

10月19日(日)

本日は、ウルトラセブンに似た「セブン」ことMさんが、故郷に戻って家業のお花屋さんを継ぐからと、新宿でささやかなお別れパーティーが開かれ、自分たちは呼ばれちゃいないのだが、「サプラーイス」をしに出向く予定だ。呼ばれてないのに行くのって、よく考えたらやった事ないから、どうなることやら結構楽しみ。
さて、話は変わって、明治生命のデータベースによると、ここ10年間で最も人気のある女の子の名前は、自分にとっては意外なことに「美咲(みさき)」だそうだ。自らの娘に美しく咲いてほしいと願っている親がよっぽど多いのか。その他安定して人気のある名前は「愛」「彩花」「萌」「優花」あたりとなる。ちなみに昨年のベスト10には、葵、七海、美羽、莉子、美優、美月、凛なんて、ちょっと凝った名前がランクインしたが、男の子の比べれば、まだシンプルかも。
我が家の場合、夫婦どちらも単純シンプルな名前だからして、生まれてくる子に凝った名をつけるべきかどうか思案中。そもそも苗字が重いので、アイデアが浮かぶ毎に書き留めてみるものの、なんだか並びが悪くなる。たぶん平仮名とか漢字一文字とか、あっさりしたものが合うらしい。それから、名づけと言えば画数も重要な要素であるから、これを完全に無視するわけには行かない。自分が画数を意識して人生を送っているかというと、決してそんな事はないので、本当はあまり関係ないのだろうけれど、ね、周りの目もあるしね。それから、根本的に男の子なのか女の子なのかによっても、アプローチが異なるし…。うーん、まぁ何にしても、その名を名乗るのは結局は本人だからして、時代とか世相とか流行とか、そんなものはあまり気にせずに、願いを込めた素敵な名前をつけてあげたい。それにしても、性別がハッキリしないのは、考えづらいなぁ…。ちなみにこの友人のお子は「ひの」ちゃん。

10月18日(土)

昨日のヤンキース対レッドソックス戦でも明らかだったように、なぜニューヨークとボストンの人たちは、そうまでいがみ合うのか…特に理由はないのだが、まぁ巨人と阪神みたいな、生理的なものと思っていい。つまり、元を正せば似たもの同士って事だ。実際、どちらの都市にも住んでみたが、お互い港町でアメリカの中では歴史も古く、住んでる人たちだって似たような感じだ。ボストンはハーバードやらMITやら、ボストン大学やらバークリーやら、とにかく大学が多いので、ニューヨークよりもしかすると学生が多い街かもしれない。しかしながら、自らをリベラルだと呼ぶボストニアンの中核をなすのは、WASPである事は間違いないからか、エスニックグループには居づらい環境ではある。ニューヨークのように、あらゆる人種がサラダボウルの中身のように、ごっちゃごっちゃになっている訳でなく、わかりやすく住み分けがなされレイシャルな部分も色濃く残っているは特徴の一つだ。治安だって南の方にいけば、下手するとニューヨークなんかよりよっぽど物騒だったりする。
ボストンはよく日本人からは京都に例えられる(実際姉妹都市でもある)。つまり、意外とリベラルなようで、実は一見さんお断りなスノッブな気質があるのだ。民主党の政治家たちを見て欲しい。ケネディ家を見て欲しい。マーサスヴィニヤード島やケープコッドを見て欲しい。昔から住んでいる歴史ある旧家以外の人々は、どんなにお金を持っていようが永遠に真のボストニアンにはなれないのだ。逆に、エセボストニアンには誰だってなれる。レッドソックスの帽子をかぶり、ダンキンドーナツを頬張りながら、ニューバランスをはいて、ボストンコモンを走ればいい。それでもお腹が空いたらリーガルシーフードで生牡蠣食べて、ニューベリーストリートでお買い物する。週末はボストン美術館行って、フェンウェイパークを散歩し、ついでにレッドソックス戦でも観るのが粋だ。でも、それらは我々が金閣寺とか清水寺を観光しているのに似て、表面的な部分をなぞっているに過ぎない。

10月17日(金)

今日はけっこう変な1日だった。随分昔に登録した派遣会社から、いい仕事があるのだが先方に会ってみないかとのオファーがあり、面接らしきものに出掛ける羽目に。んが、今日は休みでもあり、朝起きるとコイが布団に我が物顔で乗っかって「もっとゆっくり眠れば?」と言うし、BSで絶対に外せないヤンキース対レッドソックス戦を観るのを楽しみにしていただけに、ちょっと複雑ではあったが、渋々渋谷まで出掛けた。ちなみに家を出る時点でヤンキースは4対1とリードされていた。
渋谷では、外資系の会社での仕事と言う事で、語学力が求められているのかなと思っていたが、面接担当のおじさんから発せられた最初の質問は「徳井さんはドライバーでPCを修理した事はありますか?」だった。ン? おっちゃん何言ってんの? 続けて「では、ハンダゴテなんかで配線をつなぎ直した事はありますか?」と来た。その質問にハッキリ「いえ、どちらもやった事はありません。わたくしはクリエイターですので、PCの修理はできません。最期にハンダゴテをいじったのは中学の授業中です」と答えた瞬間、その面接の意味は「無」となった。後はお互いお茶を濁し、さっさと切り上げた。結局は確かに外資系の仕事ではあるものの、先方が求めているのは技術者(社内ヘルプデスク)であって、自分とはなーんにも関係ないじゃん…まったくもー。
せっかく渋谷まで来たので、お友だちのMojaちゃんと連絡を取り、ランチを共にする。彼女が連れて行ってくれたのはドンキの近くにある沖縄料理屋。彼女はゴーヤチャンプル定食、自分はソーキソバ定食を頼み、久しぶりの会話を楽しんだ。お味の方もなかなかいい感じ。彼女と別れてから、電車で上野アメ横まで出向き、珈琲豆と韓国ヌードルを購入し大塚へ戻る。ああもう今年はヤンキース戦ないんだなぁと思って試合結果を観たら、なんと逆転サヨナラ勝ちしているではないか! ああ逃した!凄い試合だったに違いない。

10月16日(木)

ショック!1年半の間、足として使っていた、ニューヨークはスタテンアイランドフェリーが事故を起こした。映像を見る限り、右前方から艀(はしけ)に激突し、艀の一部がまるでバゲットを半分にスライスするように甲板を突き破り、船内は滅茶苦茶に破壊されていた。誰が操舵していたのか定かでないが、船長が事故直後に姿を消し、自殺を図ったというから、原因は今一つハッキリしないが、何にしても痛ましい事故で、被害に遭った方々のご冥福を祈る。
同フェリーはマンハッタン島の南端と、スタテンアイランドの東端を結ぶ24時間運行の無料のフェリーで、島に住む一般人にとっては唯一無二の通勤手段である。島からだと、左手に自由の女神、エリス島、右手にブルックリンを望み、今ではWTCが消滅したおかげで味気なくなってしまったが、じつにスペクタクルな景色を提供してくれる、素敵な乗り物だった。特に晩夏の夕暮れ時に潮風を感じながらゆったりと眺める景色は美しいの一言。今回事故を起こしたのは、比較的新しい方(と言っても十分古いのだが…)の船で、デッキが剥き出しではなく、窓ガラスがはめてあるタイプ。この船は3層構造になっていて、艀によってえぐられたのは、船の一番下にあたる部分になる。ここは基本的にスタテンアイランドのフェリー乗り場まで車でやって来て駐車場に停めていく人や、バイク、自転車等大きな荷物を持った人がいる場所となる。この他にも我先にと帰りを急ぐせっかちな人々が上層デッキから降りてきて、ぎゅうぎゅうになって接岸を待つポイントでもある。そこがえぐられた…。場所がよくわかるだけに恐ろしい。
実際、通勤の足として利用していた者にとっては、接岸、離岸の操舵技術は素晴らしいの一言で、巨大な船体をあんな狭い艀に短時間でスッポリ収める技術は、相当熟練したものであったと思う。毎度毎度「この人たちはプロ中のプロだ」と、感心する事しきりだった。昨日のニューヨークは風速20メートルの強風が吹き荒れていたと言うから、もしかすると気が緩んだのかも知れないけど、とにかくこれ以上死者が増えない事を祈るのみである。

10月15日(水)

いろんな種類のリンゴがスーパーの棚に並び始めると、秋の到来を感じる。ニューヨークのマッキントッシュ等に代表されるりんごも別の意味で美味しかったけど、やっぱり日本産のりんごっでデリケートで洗練されてて特別美味しい。果物泥棒がはびこる今の世の中だから、無事魔の手を逃れて正当に食卓に届く君たちはエライ!今後もその調子でシャキシャキとした歯ごたえ+適度な酸味と甘味との絶妙なバランスで、我々食いしん坊夫婦の胃袋を満たしてオクレ。
さて、今日は妊婦のリクエストに応え、川越街道を少々北上し、板橋は志村坂上にある「赤ちゃんホンポ」へ行って来た。板橋のホンポ(おかあさんたちはみなこう呼ぶ)は、住宅街に忽然とあるイズミヤというスーパーの2階に入っているのだが、周囲ののどかな環境のせいもあり、何だか気の抜けた感じである。駐車場は無料で、エレベーター脇まで横付け出来、さらにいつ行っても空いているので(これで3回目)実に買い物がしやすい。たぶん錦糸町とか、TRCに入っている店鋪は混み混みで妊婦向きの場所ではないと推測される。さすが板橋、やってくれるね。
で、この赤ちゃんホンポ、何が優秀かと言うと、やはり専門店だけにプレママから産前・入院・産褥・退院・産後・ダイエット・お食い始め・お宮参り・七五三・入学・記念写真撮影と、妊娠出産子育てにまつわるアレコレの品揃えが圧倒的で、それでいて他より2割は安いとう点であろう。今日は見ると思わず笑っちゃうような、巨大なパンツやブラ、パジャマ、マタニティスカート等を購入。きっと今後もちょくちょく足を運ぶことになるのだろう。近所にはカモや亀のいるのどかな公園もあり、ああ何だかどこまでも気が抜ける水曜日を過ごさせていただきました。

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