8月13日(水)

帰省ラッシュがピークを迎えた水曜日、みなさまいかがお過ごしですか? 日本では昔から「あんた!盆と正月くらいは帰って来なさい」なんて事になっていて、お正月は帰れなくても、この季節帰省する人は意外に多いことと思う。つまり、日本のお盆はアメリカのサンクスギビングっぽいのだ。渋滞しようが、何時間も立ちっぱなしだろうが、空港でキャンセル待ちに長い列を作ろうが、意地でも帰る。これは一種の戦いで、そういう意味でもサンクスギビングっぽい。手に土産(住んでる土地の特産物、東京だったらひよこみたいな)をぶら下げて、苦労して帰っても特にする事もないので、畳の上にゴロンとしてみたり、お墓参りしたり、チャリンコ借りて近所をうろうろ徘徊してみたり、盆踊りに参加してみたり、魚釣りに出掛けたり、柄にもなくカルピス作ってみたり、スイカ冷やしたり、やぶ蚊に刺されたり…で、一日の終わりにはご馳走でも食うかなんて感じだろうか。我が家も猫兄弟と共にお盆を満喫予定。このページも16日まではお休みです。
どうかみなさま、夏バテしないよう、素敵な盆休みお過ごしくださいまし。Have a nice holiday.

8月12日(火)

今頃、億万長者の夢破れガッカリしている人がほとんどであろう火曜の夜。ウチも例外ではなかった…でも、宝くじには鬱病防止効果もあるというのは有名な話で、その意味は、大金を獲得するためのものだけじゃなくて、文字通り夢を買って希望をつなぐためと言うのもある。だから、外れたってかまやしないのだ。購入後、当選番号発表までの間、取り留めもなく想像を膨らますために金を払う。特に貧乏人は、この期間ああでもないこうでもないと頭の中は大忙しだ。妻の父は購入した宝くじを仏壇に供えている。知人宅では神棚に祀ったりしている。自分はと言うと、チューチューのポストカードに挟んで、当たりますようにと書かれた団扇の前に立て掛けておいた。妻は秘密の場所に隠しておいた。どんな方法で今日まで夢を暖めてこようと、みなはかなく散ったのだ。でもね、逆に言うと、思いきり金持ちだと、このはかない感覚だって楽しめない訳で、ああもう庶民っていいよねと割り切るのが正しい。日本ぽいところは、例えバラであろうと、10枚買えば最低でも300円は当たるようにできているところで、厳密に言うとそれは「バラ」ではなくて、限りなく「整ったバラ」である。これのおかげでなんか味気ない気もするんだけどね。

8月11日(月)

ここ最近は妻が家に居がちなので、猫兄弟も寂しい思いをせずに済んでいるし、不在だとままならぬ全ての窓大開け放ちも行われるから、風通しも良く気持ちいいらしい。だからかどうか知らないが、特にコイは一日中飽きもせず、眠りっぱなしだそうだ。途中、ごはんとトイレで起きる以外は玄関の奥の方、またはバスルームとトイレの間あたりでグーグー寝息を立てている。また、起きた時は人の赤ちゃんの夜泣き状態と一緒で、キョロキョロ辺りを見渡し不安そうな面持ちになり、視界に妻を発見すると、グルグルとなつきに来てはしばらく一緒に寝るのだそうだ。ぬぬ、何かちょっそそれ、可愛くない?
さて、お盆週間に入り、通勤ラッシュもいくぶん緩和され楽チンだが、新宿駅西口はいつも以上に混雑して大変だ。地方からやって来る人たちのゲイトウェイと化しているのがその理由なのだが、いつもなら人の流れと言うものはだいたい決まっていて、誰しも無意味に不適材不適所で立ち止まり、淀みを作るような事はしないのだが、いやいや。もうこれが実に歩きにくい。まるでビーバーが無責任に彼方此方でダムを作り、流れを塞き止めているいるかのよう…。今朝も地下道を抜けるまで、いったい何度つっかかりそうになった事か…。これは一種この季節の風物詩ですな。

8月10日(日)

エドワード・ノートン好きな我々夫婦は、行きつけのレンタルビデオ店から「レッド・ドラゴン」のDVDを借り、部屋に戻って寛ぎ体勢に入ってから、さぁ、観るかとなったところで、レンタル店の店員がそのDVDのロックを外すのを忘れていたことに気付いた。つまり、ケースが開けられないという、何とも歯痒い状況に陥ったのだ。すぐさま店に電話したのは言うまでもない。で、用件を伝えたらロックを外し忘れた店員が10分くらいで飛んで来て、玄関先で外してくれた。手にはお詫びの印として、2,000円分のレンタル割引券が…ククク、しめたラッキー! 映画もくせ者揃いで見応え十分。3部作の中でたぶん一番いけていた。盲目役のエミリー・ワトソンは、そのいっちゃった演技で敢然にレイフ・ファインズを食っていた。FBI捜査官親玉のハーヴェイ・カイテルも渋いし、誰が何と言おうと、エドの語り口は格好いい。東海岸的風貌に隠せない知性+3枚目さ加減が心地良いのだ。そして、相変わらず爬虫類顔のハンニバルカンニバルアンソニーは恐かった。
本日は、お盆第一段として、埼玉の実家にプチ帰郷。親類も集まったので、近所のイタリアンレストランでピザとかパスタとか、ホタテ貝のバルサミコ風味とか、デザートにアップルパイのアイスクリームがけとかいろいろご馳走になった。帰りに叔母たちをE34で東京駅まで送り、ついさっき戻った所だ。いやいや美味かった。いつものようにいろいろお土産まで頂き感謝。どうもご馳走様でした。部屋に帰ると「もーどこいってた暑かったんだよー」と涙目のコイがお出迎えしてくれた日曜日。

8月9日(土)

台風一過の土曜の夕刻、仕事から戻ると、郵便箱に住所は正しいのだが、受取人名に全く見覚えのない1通のハガキが届いていた。以前住んでいた人物宛に、たまに間違い郵便物が来る事があったが、ここにある「澤田 隆」なんて人間とは、100%無関係である。で、不審に思いよくよく読むと、そこには画像の通り「支払勧告通知書」とあって、アダルト情報サイトの未納料金の債権譲渡を受け、代わりに回収させて頂く事になったと書いてある。なんだそれは?
さらに、平成15年8月11日午前10時までに支払わないと、あなたのご自宅まで訪問させて頂き、請求額に交通費、人件費を加算して請求させて頂く場合がございますと、脅迫めいた文章まで書かれている。明細には、利用サービス:ビーチ倶楽部、未納利用料金:8,500円、遅延損害金:4,500円、回収代行手数料:11,700円、合計支払い金額:24,650円、振込先口座:東京三菱銀行 恵比寿支店 普通口座 1297428 タカハシマサルとある。回収代行を行っているのは「東伸整理回収システム」で、電話03-3919-9730、ファックス020-4622-6106 担当 高橋・今井 090-1281-5638と書いてあった。 
その後、交番のおまわりさんに相談したり、WEB上にある情報を検索したところ、昨年より各地で行われている、アダルト情報サービスの未納を装った詐欺ハガキである事が判明した。もし、みなさまのお手元にもこれと似たような郵便物が届いたら、
<1>支払わない事
<2>絶対に連絡先に問い合わせをしない=ナンバーディスプレイに電話番号が表示されてしまったり、相手が実際に電話に出たりすると厄介。
<3>ひたすら無視。ハガキは捨てても良い。
とにかく、今の世の中にはロクデナシがいっぱいいるので、気をつけて暮らしましょう。

8月8日(金)

現在勤めている会社の入ったビルの前にある広場では、大規模な架設ビアガーデンが設置され、大変な賑わいを見せている。しかしだ、そこで働く者にとっては、何だかとっても目障りな状況である。と言うのも、夕刻になるとビアガーデンにはバドガールなるフェロモンムンムンの女の子たちがうろつきまわり、その他にもコンパニオン的なきれいどころが集めて枝豆売ったり焼き鳥売ったり大忙し。当然、そういう光景を好んで酒の肴にする脂ぎったおっちゃんたちが、必要以上に酔っぱらい大声で騒ぎまくってくれる。職場には「勤務時間中にはくれぐれも立ち入らぬ様…」なんておふれも出る始末で、若い男の子たちは退社時間が待ち遠しいようだ。真実の口(の模造品)にかけて誓うが、うらやましくなんかない。イタッ!噛まれた。ウソ、うらやましいです。
さて、見るからに大型の台風10号がどんどん接近してきた。この時間は四国に上陸しているらしいが、徳島の姉はダイジョウブであろうか…今しがた別件で家に電話してみると、母と姉の通話にキャッチホンだった。実際話した訳ではないが、キャッチ状態と言う事は、姉の家は吹き飛ばされていないし、本人もダイジョウブだということである。明日は関東地方にもかなりの影響が出そうだ。無事帰れる事を祈る。

8月7日(木)

ファッちんは、どこまでも冒険好きなところが自分に似ている。いつもは閉ざされたドアの外の世界に一歩踏み出す時も躊躇というものがない。さっさとエレベーター前まで進み、とっとこ上の階に上がって行く。こいう時のファッちんは振り返りもしないし、呼んだって立ち止まりもしない。流石だ。昔からもの怖じしないその性格は、よく連れ歩かれた3つの頃までに培われたものだと推測するが、歳をとっても基本的なところは全然変わってない。ホントはもっと外へ連れ出してあげたいのだけど、暑すぎるからしばらくは我慢してね。
さて、今日は天職について考えた。自分の場合、生まれながらにして、何か一つのことを集中してやるタイプではなかったし、早くからそれを知っていた。でも、器用貧乏と言われるのは嫌だったから、何をやらせてもそつなくこなす程度ではなく、プロ意識をもって取り組むよう心掛けている。でも、あまり長続きはしない。かと思えば意外なほど長続きするものもある(このページがいい例だ)。までも基本的に常に新しい環境に身をおいて、チャレンジを繰り返していないと、生きていけない生き物らしい。それは、それで、エキサイティングなようだが、実際はかなり多くの無駄や気苦労を背負い込んできた。今ではこういう1人株式会社状態が天職(または性ともいう)だと理解しているけれど、今日も明日もまだまだ曲がりくねった険しい道程は続いて行く。だからこそ楽しいのだけれど…。

8月6日(水)

ここ最近、北の大地がよく揺れているので、そろそろかもと不安になり、妻と共に前々から我が家の懸案だった非常持ち出し袋を整備した。近所のスーパーに赴き、地震やら火災が発生した際に必要そうなものを購入。言わずと知れた、カンパン(食った事は一度も無い)、チョコレート、キャンディー(サクマドロップ…なぜだか)、水入りペットボトル、やきとりの缶詰、ゴム引き軍手、電池、etc...。部屋に戻り、他にも役立ちそうな品々を詰め込み、準備は整った。さぁ、いつでも来たまえ、巨大地震よ。
前回の火事騒ぎの時にハッキリしたのだが、緊急時に何が大事かと言うと、やっぱり1番は命である。もー間違いない。これには猫の命も含まれる。で、次に何が来るのかと言うと、意外と何でもなかったりした。これは意外だ。でも、命さへ助かれば、他のものは別に燃えたって仕方ないやと心底思えた。火事という切羽詰まった状況下で人間の脳は、意外と何も考えていないのか、哲学的になったいたのかは定かではない。物質的に重量のあるもの、かさ張るものは論外としても、意外と何も思い付かなかったのには笑えた。つまり、命さへあれば、形は幾らでも作り出せるって事よね。

8月5日(火)

久々にNBA話。近頃日本の若い子はラップ系ファッションとしてのバスケットボール以外はあまり興味がないようだが、現在、NBAはダラスマーベリックスのサマーキャンプにトライアウトしている田臥選手よ、どうか頑張って日本人初のNBAプレイヤーとなってオクレとこっそりエールを送る。
先日のコービーの事件は残念だったが、そもそも我が家で人気のあるチームはサクラメントキングスだ。サクラメントは風光明媚な土地柄で、裕福な白人が多く暮らすカリフォルニア州の州都。このチーム、ファイナルにこそ進めていないが、実にクリエイティブで面白い。特に、ディバッツとストヤコビッチとターコルーのヨーロッパ勢がわけわかんなくていい。クリス・ウェバーは重要な選手で、マイク・ビビーの存在も外せないが、その他にも美味しいのは、ボビー・ジャクソンとかスコット・ポラードとか、とにかく曲者が揃っている。来期は、レイカーズが巻き返しを図り、メールマンとペイトンを獲得したが、コービーがどうなるかわからないから、何とか踏ん張ってチャンピオンシップを勝ち取って欲しい。そして最終的に、モーニングが加わったジェイゾン・キッドのチーム、ニュージャージーとファイナルを戦ってくれたら、見ごたえがあるんだけどなぁ。でも、無理だろうな、クリエイティブな能力に長けた天才たちは、得てしてムラッ気が…だから観ていて面白いんだけど。ちなみに妻は、フィラデルフィアのアイバーソンが好き。理由はかわいいから。

8月4日(月)

「猟奇的な彼女」をレンタルしてきて観た。結論から言って、とてもよく書かれた作品で、約2時間が長く感じなかった。だって話が面白い。韓国的なギャグや酒絡みのお下品描写は頂けないが、基本的にラブストーリーであるからして、本筋の方はしっかり魅力的に描かれていたので好感が持てる。さらに好感が持てるのが、主演男優のキョヌ役のチャ・テヒョンではなかろうか。実にハマり役だった。随分前の流行りものであるが、まだ観てない方におススメ。いつ観たっていいものはいいし。
さて、話は全然変わるが、トビー・マグワイヤーって、やっぱり只者じゃない。ワンダーボーイズ(好きな映画ではないが)で、1人くせ者ぶりを発揮し、スパイダーマンは洒落としても、サイダーハウスルールの中の演技力はかなり、ずば抜けていて心を奪われるに充分だった。カリフォルニア生まれとは思えないなぁ…。サイダー…の中で、特に自らの進むべき道が開けた前後の顔つきの違いは、演技と言うよりも、むしろ少年の声変わりみたいに自然且つ大胆で、特筆に価する。それにしても、サイダー…はメリハリがあり、コクもテクスチャーもしっかりした、食べごたえのある映画だ。ワインで言うと、しっかりとしたボディで官能的なイタリアワインのバローロみたいなものだろうか。こういう作品を観ると、クリエイティブの泉が刺激され、いつかこういう面白い話を書いてみたいなと男心に夢見るのである。

8月3日(日)

夏がくれば思い出す原風景は、頂上が丸っこい山に囲まれた入り江みたいな所で、浮き輪につかまって波間に漂っている光景だったりする。それは実際の記憶なのか、または、脳が勝手に作り上げたイメージなのかハッキリしないけど、たぶん幼少の頃に暮らした、熊本の景色なのではと解釈している。そのまま目を閉じて波間に漂っていると、やがて脳裏には壮大な天の川が現れ、うっとり見とれているうちに、やがてそれらがホタルの光である事に気づくのだった。その瞬間のワクワクするような驚きと興奮は、永遠に続くと思われるほどで、漆黒の闇の中に浮かび上がる満点の星空のようなホタルの光…この世のものとは思えないほど幻想的で美しい。たぶん、それも子供の頃に実際体験したものなのだろう。
今では、そんな光景よっぽどの田舎にでもすまない限り目にすることはできない。だからこそ、自分の子には、今ならギリギリ味わえるけど、近い将来確実に失われてしまうであろう、ニッポンの原風景を体験させてあげたいと思うのだった。やっぱり目指すは田舎暮らしなのかな。

8月2日(土)

夏だ。暑いぞ、本格的に暑いかもしれないぞコレは! 梅雨明けと同時に冗談みたいな夏日となった昨日今日、朝方枕元にコイがやって来たが暑苦しくて思わず起きた。その傍らで妻は蚊に刺されまくっていた。どちらも夏の風物詩である。
先日は横浜の叔母から久し振りにランチでもいかがとお誘いがあって、日比谷帝国ホテル旧館地下1階にある「なだ万」まで出かけた。いちおうそれなりに高級店であるからして、ランチと言えども安くて4000円以上する。毎日手製の弁当(そのほとんどは冷凍食品が占める)を食っている庶民からすれば、理解に苦しむほど贅沢なランチであるが、ここぞとばかりに自分は神戸牛網焼き定食、妻は夏懐石なんかを注文。ああ何と柔らかく香ばしいお肉なんだ…と思いつつ、いったいどのような人がこういうランチを食べる必要があるのだろうかとキョロキョロ観察してみたが、けっこう普通のサラリーマンみたいな人種ばかりだった。しかし、何が嬉しくて昼飯に4000円以上かけるのかは謎のままだ。その後、叔母から「今日は映画の日だから観ておいでよ」と、前売り券まで頂き、シャンテでお茶してからスカラ座2でジュリアン・ムーア主演の「エデンより彼方に」を、おばさまたちのすすり泣きと共に鑑賞する。シチュエーションに関して言えば、まったく共感できないので何でみなさん泣くのかは疑問だったけど、製作がソダーバーグとクルーニーだけあって、隠れテーマが社会的で面白かった。音楽と、テンポ、編集のリズムにも、思わずうーんと唸るほどプロの技を感じた。

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生年月日 西暦 性 

運命がどうしても気になっちゃう〜五行推命運勢鑑定〜で遊べる今年の猫兄弟。数字は半角で入力してください。

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