3月12日（金）　

午前中に締め切り間際でごったがえす豊島税務署に確定申告（青色）を提出したその足で、埼玉までドライブし、3日ぶりに娘と再会…なんて書くと、なんだか気恥ずかしいのでもう一度。3日ぶりにニコちゃんに再会。新生児も生後1ヵ月ともなれば、母乳の栄養も行き渡り、全身プックリしてくる。3日も会わないと「ん？貴女様はいったいどなた様でございましょうか」と言いたくなるほど、肉付きが良くなっていたりする。特に足がボンレスハムみたいにパンパンだった。でも、可愛い…それが結論だ（フッ、わるい？）。そして、今日は前回と同じく授乳中に伸びに伸びた爪を、小さな小さなハサミで切る。流石猫兄弟に鍛えられているだけあってお手のもの。そして、ふと気が付けばニコちゃんはバランスを取るためか、このように左手小指をピーンと立てていらっしゃった。ぬ？これはどこかで見た事が…って、妻だった。やっぱり親子だね。
そして、帰りはBMWに猫兄弟を乗せて45分間のドライブ。ファッちんはいつものように大変大人しく、車窓の景色を眺め、コイは後部座席の上でブヒブヒ文句を言い続けていた。猫兄弟は約3週間振りに我が家にご帰還。勝手知ったるなんだらで、戻ってからは、あちらこちらでご自由にお過ごしになられている。お帰りなさいキミたち。

3月11日（木）

暖かい、小春日和の木曜日。そろそろ穴から虫たちも這い出て来て、ゾロゾロ辺りを徘徊し始めたニッポン国。出て来たのは虫だけじゃなくって、個人情報も漏れまくり。これだけ続くと、ファイアーウォールって何の意味もないなとつくづく思う。昨今の世界は、どんなに牢固な壁を築いたって、中にいる人間が本来持ち出せないものを簡単に漏洩してしまうから、逆に閉じ込め対策に追われている。これだけ安易に流出したら、そりゃあ名簿の闇相場も下がるのだろうから、そのうち価値がなくなって自然とこういう話がなくなってくれれば嬉しいけど、まぁ無理だな…。出てはいけないものが外に出て、不必要なものが内側に残ると言うギャップ。それが2004年の現実だ。
そして、昨日、壁の外に出たのは情報だけじゃなくて、あの少年も仮退院をした。その当時は、異国に暮らしていたから、実感として何が起こったのかまでは知らない。だけど、後から話を聞いて、正直その残虐性には驚いた。あれは惨い、尋常ではなかった。多くの人が言うように、たった6年半で人間が根本的に更生するなんて事はあり得ない。死刑にすれば済む話でもないし、じゃ一生壁の内側にいろって言うのも頷けない。自分だって殺人は起こしていないが、更生するまで（まっとうな人間になるまで）少なくとも10年はかかった。この話は始まったばかりだ。一番大切なのは、人々がいつまでもこの事件を忘れないで、それぞれちゃんと考える事だと思う。厄介な時代になってきたからこそ、しっかりとした自分の意見を持ち、それを表明できるよう整理しましょうね、みなさま。

3月10日（水）

ああ、ここ最近、昼間の本来であれば楽勝であるはずの仕事も突然目も回るほど忙しくなり、加えて確定申告の締めきりのおかげで、夜中までヘロヘロだ。以前と比べたら随分改善されている事は認めるが、未だにとーってもたくさんの情報を、理不尽なまでに小さな項目の中に書き込まなければならないなんて、やっぱり確定申告ってアナログだ。最近では、WEB上で簡単にシミュレーションが出来るから、面倒な計算自体はしなくてもよくなったけど、やっぱり同じ事何回も手書きしなければいけないなんて理解に苦しむ。しかも、字を書き始めると、いかに自分が手書きをしていないかを認識したりする。自分の名前を書くのでさへ、なんだか慣れない。徳井の徳の字が、自分の書いた文字に思えない…ああ…。でも、一番大変なのは毎年ギリギリまで手をつけられないから、夜中にぼやきながら根詰めてやらなきゃいけないって事だ。

3月9日（火）

そもそも産褥婦は、産後3週間は安静にしているのが努めである。昔からみんなそうしてきた。と言いつつも、この間ゆっくり休める訳もなく、こんにちは赤ちゃんしたその日から、3時間おきにおっぱいを求めてオギャオギャと起きる小さな小さな命を育てる為、ママたちは慢性的な睡眠不足に陥るのだ。もちろん外出も控えるからして、赤ちゃん用品の買い物は、必然的に旦那衆がやる事になる。でも、世の中の一般的な旦那衆は仕事に精を出しているのでそんな暇もなく、結局はばあばとかが活躍する事になる。で、ウチの場合、赤ちゃん用品に関しては、比較的暇のある自分が買い物係だ。
今では、紙おむつから乳パッド、おしりふきから煮沸消毒バッグ、搾乳器から哺乳瓶までその種類や値段等、風貌とは裏腹にとても詳しくなってしまった。そう言えば病院ではパンパースが使われていた。でも、実際購入しようとするとパンパースだけが他より300円〜400円ほど高い事を知る。試しに最安グループ（¥1,280）である「ドレミ」を購入した所、コットンはごわごわだし、ライナーも今いち、おまけにギャザーもなんかヤな感じじゃないか…。実際にニコちゃんに使用してみたら、ガーン！ おしりの辺りがちょっとがかぶれてしまったではないか！ なわけで、ウチではあっと言う間に使用中止となった。パンパースは確かに高いが、高いだけあってコットンがさらさらでしっかりしている。だけどパンパちゃん（象）のキャラはいけてない。商品名に何となく抵抗があるが、ムーニーマンも悪くない。いやぁ世の中まだまだ知らない事がたくさんあるなぁ…。

3月8日（月）

今日も通い夫し、先ほど戻った所。画像は未明のおっぱい後（以前紹介したとおり）リオのキリスト像スタイルで、すくすく睡眠成長するニコちゃんの姿。この1週間で驚くほどプクプクとしてきた。その昔、友だちんちの赤ちゃんが手袋はめてる姿見て、なんでまたと不思議に思っていたものだが、実際に赤ちゃんを育ててみると、なるほどミトンは必要なんだと認識。
新生児って生まれた時から立派に爪が生えていて、生まれたその日からぐんぐん伸びはじめる。ホンポなんかに行けば、赤ちゃん専用の爪きり等を売っているし、我が家でも必要と感じ購入してあったのだが、実際に切ろうとすると、ああもーこれがかなり難しい。理由として、とにかく赤ちゃんの指って冗談みたいに細いので、それに比例して爪も極細小で、しかも柔らかく皮膚との区別がつきにくかったりする。妻は先週、あまりにも伸び過ぎた爪を専用爪切りで切ろうとして、ニコちゃんの親指をちょろっとはさんでしまい、それ以来「爪を切るのはコワイ」とおっしゃるのだった。なもので、今回は自分が母から小さなハサミを借りて、おっぱい飲んでる最中に切ってみたのだが、いやいやこれマジ難しい。そんなわけで伸び過ぎた爪で、無意識に赤ちゃんが顔とか触っても大丈夫なように、ミトンは活躍する（傷にならない）。それ以外でもこの季節まだまだ冷え込むから、体温調節の出来ない赤ちゃんの手を温める方法としても有効なのであった。

3月6日（土）

人間誰しも、何らかの仕事をして、社会生活を営んでいれば、某かのクレームにあたる事は避けられない。自分の場合、その昔ロシアンジューイシュのマフィアに「お前は人を怒らせるのがうまい。弁護士にでもなった方がいい」とお墨付きで脅された事もあるし、ディベートでは負けない生っ粋のアメリカ人に「おまえだけは殺したくなった」と言われた事もある。
今はそんな事はないが、ちょっと昔まではブチ切れて、一度でもスイッチが入ってしまうと、マフィア様の言う通り弁護士ばりに筋道立てて言葉の暴力を振るってしまう傾向があった。自分でもいけない事とはわかっちゃいるのだが、殴るよりはましとばかりに、ガンガン攻め立ててしまうけど、本当は言葉の暴力って、時に殴るよりもダメージを与える事もあるし、また、身体の傷はやがて癒えるけど、言葉によって与えられた心の傷は後々まで癒えなかったする。過去にこれが原因で仕事を棒にふってしまったり、人間関係が滅茶苦茶になってしまった苦い経験も多々あるから、最近ではなるべく論理武装しないように努めている。でも、やはり悲しい性なのか…仕事でクレーム対応をしていると、どうも周りよりも一歩抜きん出て適切な措置をしてしまうので、気が付けば意に反してクレーム対応係として引っ張りだこになってしまう。
本当は嫌だ。そんな自分も好きじゃない。だけど今はニコちゃんの顔を思い出すと頑張れるのだった。今日も kind of 惚気。

3月5日（金）

はじめに、長島監督が脳卒中で倒れてしまい、今更ながらにそのカリスマ性と言うか、影響力の凄さを思い知った方も多いと思われるが、自分も例に漏れず、とにかく1日も早い回復を心から祈っております。国民的貴重価値カリスマガンバレー！　
さて、やっぱり野良猫の世界って手厳しい。彼等は複数のサポーターのケアもあって、無事冬を越したのだが、ここ最近は既に親離れ・子離れ、巣立ち・独り立ちの儀式でも行われたのか、2匹の元子猫の姿を見る事はなくなった。相変わらず、おばちゃんによって猫まんまのようなものが与えられているが、先日オアシスを覗いたら、暗くてよくわからなかったが、猫以外の小動物がそれを食べていた。おそらくドブネズミと思われる（ヒィ〜！）。例え巣立ちをしても、縄張りなんてたかが知れているだろうから、また見かける事もあるだろう。短い付き合いだったが、どうかおまえら達者で暮らすんだよ。
相変わらず、通い夫中であるが、埼玉への行き道は、残業続きの会社がはねてから、急ぎ車を走らせ、また、埼玉からの帰りはギリギリまでニコちゃんと過ごしてから、やはり急ぎ車を走らせる事となる。BMWのリアウインドウには「Baby in Car」なんてステッカーを貼ったりして、すっかり安全運転宣言してるってのに、結果として足立区を数多く走行する、暴走車とチェイスする羽目となるので困っている。だって後ろから5センチくらいにピタっとくっつきやがって、あおるんだもーん、もーウザイったらありゃしない。いやもうホンと足立区って柄悪い。質の悪い車は大体全窓濃い目のスモークドウインドウで中の様子はわからないのだが、車体はピッカピカの日本車（ワゴンタイプが多い）で光り物のホイールを履いて、ハロゲンランプが妙に明るく、そして信号無視ばっかりしている。みなさまも、足立区（西新井、梅島、五反野辺り）を遅い時間に走行する際は、気をつけてね。

3月3日（水）

と言えば、ニコちゃんの初節句だが、じいさんの命日でもあって、実家は少々ややこしい。まぁでも、今年は生まれたばかりだし、週中日で仕事もあるし、父は法事でいないは、雛飾りを引っ張りだし飾る時間も労力も人手もないとの事で、ニコちゃんには申し訳ないが、画像のように毛むくじゃらのお内裏様とお雛様でガマンしてもらうのだった。うふふ、良かったね、動くお雛様（Sorry）。で、そういう話だと思っていたのだが、先ほど実家に電話をしたらば、今日は雛祭りのお祝いだからと、チラシ寿司パーティーが開かれていた。何にもしないって言ったのにぃウソつきー！
さて、アメリカでは Super Tuesday も終わり、いかついお顔のジョン・ケリーが正式に、民主党の大統領候補指名を受ける事になったが、前回のアール・ゴア元副大統領に比べたら見劣りするものの、まぁその他の候補者よりは存在感はある。それよりも、元々民主党の大票田である東海岸の識者たちは、「ブッシュ以外なら誰でもいい」と言う気持ちだろうから、誰か候補者になっても一緒ではあるのだが…。問題は今回の選挙も、ブッシュが大統領でなければ都合が悪いネオコンの人たちが、影で再び怪しい動きを展開しないかと言う点に集約される。前回はフロリダ州がとてつもなく怪しかった。その前のネガティブキャンペーンも目を覆いたくなるような内容だったし、個人的には世界の動向を左右する今年最大のイベントと見るので、どうか良識ある結果になって欲しいと切に願う。ブッシュはいい加減、フロドに指輪を返すべきだ。
ニコちゃん良かったね、そしておじいさんお元気ですか。

3月2日（火）

ああやった春だねと思った途端に寒くなった。まぁ、凍えるほどの寒さでもないが、あまりにも急激だったので、必要以上に寒く感じる（やたらと部屋が寒い）。自分の周りで風邪を引いてしまったなんて人も少なくないので、みなさまも季節の変わり目、どうかご自愛くださいまし。
現在も引き続き猫兄弟は埼玉に預けられている。ニコちゃんのために22℃から24℃に保たれたあたたかな室内で、ダーラダラと覇気なく暮らしている。本当だったら昨日ピックアップする予定だったのだが、今週は仕事が忙しくて構ってやれない事を見越し、寂しがり屋の妻の元に人質（猫質）として置いて来た。早いものでもうかれこれ10日間、既に猫兄弟はニコちゃんと共に生活している。この間、彼等は、近い将来確実に共に暮らすほとんど同じくらいの体重の小さな生き物に対して、どのような態度で臨んでいるのかと言うと、これがホントにもう、まったく反応がない。ニコちゃんが泣こうがぐずろうが、自分達のペースを崩さずに行動していらっしゃる。ただし、流石に愛に生きるペルシャ猫だけに、自分たちにあまりアテンションが払われていない事は薄々感じているようで、昔のようにベタベタなつく事もなく、ちょっといじけ気味のようだ。大丈夫、家族が１人増えても愛情は変わらないから心配しないでね。