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10月14日(火)
ついにここまできた! 発見、 皿まくら!!
ファッちんという男、いろんなものを枕として代用してきた、と言うか、元々猫専用の枕なんてものはないから、ちょっと普通はない物をわざわざ枕として代用してきた歴史がある。古くはガスコンロ、ホッチキス、みかん、たわし、スニッカーズ、バナナ、現在公開中のサンプルギャラリーにもあるように、めがね等々…あげればキリがない。毎回毎回笑わせてくれるのだが、今回のもそうとう凄い。皿だ。何故皿なのだ?
ファッちんはやはり常人の理解を遥かに超えた大物だ。
さて、せっかくの休みはコレでもかと言うほどの雨模様。雨に降られちゃ妊婦がお気の毒と、勤め先の池袋まで車で妻を迎えに行き、給料日前で金欠だってのに、実家近くのスーパーまで買い出しにBMWを走らせる。でかいスーパーだし、現金ないけどまぁカードで買えばいいやと勝手に計画していたのだが、念のため確認してみたら「ウチではクレジットカードは使えませんよ」と来た。2003年のこのご時世に未だにカードが使えない店が多く存在する日本の現状は、アメリカ帰りの自分にとっては至極辛い。そう言えば先日妊婦がどうしても食べたいからと走行中に立ち寄った焼肉の「牛角」もカードが使えないとぬかしおった。ぬぬぬ。そのまま帰るのもしゃくだったから、結局は実家に戻り現金を借り意地になって買い物して帰った。みなさまも、給料日前に買い出しに行く時は気をつけましょう。
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10月13日(月)
世の中は体育の日で3連休だったが、今日も出勤している。そして、ああ何と激しい空模様であろうか…昨晩あたりから生暖かい湿った南風が吹き込んでイヤ〜な感じだったが、今朝からの雲の動きと言ったらもう実にダイナミックで、何かが起こりそうな気配はあった。案の定、昼ぐらいに既に日没かと思うほどあたりは暗くなり、恐ろしいほどの雨嵐となった後、また急にPカンに戻り、それこそ食べちゃいたいくらいのクリスプな感じになった。新宿の高層ビルから眺める雲々の向こうには、なんだかラピュタの天空の城でも浮かんでいるのではと思いたくなるほど、ちょっと非現実的。思わずオフィスの休憩室より、部屋にいる妊婦にケーターイメールを送り、写真を撮っておいてねとお願いした。たぶん、この低気圧が去ると、とたんに辺りは秋の装いとなるのだろう。そろそろ秋本番である。
さて、昨晩たまたま観たどうぶつ系のテレビ番組で、これまであまり紹介される事のなかった、コアラの生態を知って、けっこうビックリした。やっぱり一日中ユーカリの木にしがみついて、大した栄養も無い葉っぱをむしゃむしゃと食べているだけあって、コアラというのは変わった生き物である。大昔から、実はコアラを抱っこしてみたいと思っているのだが、なかなかその機会には恵まれず、この歳になってしまった。でも、昨晩の番組で紹介された「コアラの赤ちゃんは、7ヶ月くらいまでおかあさんのウンチを食べて成長する」と言う、衝撃の事実を知って、何となく「くさいかも」が「くさすぎるかも」に変わった。でもその時がきたら「くさいけどかわいい」と思うのかもしれない。匂いだけは実際抱っこしてみないとわからないからね。そんなわけで、まだまだ興味は続いて行くのだった。
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10月12日(日)
元英語チームの双子ちゃんが、それぞれNYとLAに旅をした。で、お土産にと頼んでおいたものを昨日いただいた。ああ、ありがとう! 別にNYじゃなければ手に入らない訳ではないだろうが、何となくNYで購入して欲しかったものものだ。まずは大好きな頭痛薬。これちょっと語弊があるが、好きというか「合う」薬で、名を「ALEVE」と言う。Naproxen
Sodiumが主成分で、アスピリンなんかよりは軽め。別にアレルギーがあるわけではないのだが、何故か自分の痛みにはこの成分がマッチする(ちなみに合わないのはイブプロフェン)。双子の妹ちゃんはALEVEの100錠入りを買ってきてくれた。これで、いつ何時頭が痛くなっても大丈夫、どんとコイである。
次に頼んだのが、ポストという会社のシリアル(オーツフレーク=大麦)の一種で「Honey
Bunch」という種類。これ、NYに住んでた時、我が家の必須朝食メニューだったから、夢に見るほど懐かしい代物。早速、夕飯後にデザート代わりに食したら、ああやっぱりこの絶妙な甘さにテクスチャーは素晴らしい。初めて濃い目のニッポンの牛乳と合わせてみたが、愛称は抜群だったように思う。さらに彼女はNYネイティブフリーペイパーの「VOICE」を持ち返ってくれた。表紙はタランティーノのウルトラバイオレンス映画「Kill
Bill」で、そういう世代に良くも悪くも人気がある事をうかがわせる。ページをパラパラめくると、相変わらずのほとんど広告状態だったが、後半のエロ広告のボリュームの特にアジアテイストものが増えたような気がした。個人的には賃貸情報が気になったが、自分が住んでいた頃と大して変化なし。つまりNYの家賃は、昔からずっと高く、今もベラボウに高いと言うことだ。それにしても懐かしい品々を、どうもありがとね。
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10月11日(土)
最後のニッポニアニッポン、日本産のトキ「キン」(ヒト年齢推定80〜100歳超)が亡くなったというニュースは、悲しさと同時に一種複雑な寂しさを覚えた。これらの野生動物が滅びていく原因は、何をどう考えても人間、つまり自分たちにあるからで、例え直接彼等を乱獲したりしなくても、生息環境に間接的に悪影響を与えているこの状況は歯痒いし、なんにもできずに申し訳なく思う。
この件に付随して、新潟県真野町の田んぼに迷い込んだ幼鳥キンを、国の圧力に屈して捕獲した宇治金太郎さん(おじいちゃん)の話が報道されたが、それがまた心を打つ…81歳で既にこの世を去った宇治さんは、「自分は世界一の裏切り者だ」と泣き、毎年キンの長寿祈願のお守りを、トキ保護センターに送りつづけたのだと言う。そういった人々の純朴な願いとは裏腹に、自然淘汰の波は容赦なくトキたちを襲い、今日の日となった。キンは突然飛び上がりケージに頭をぶつけ、それが直接の原因で死んでしまった。最期の最期に自らが生まれ、また絶滅に追いやられた、外の世界に羽ばたこうとして、死んでしまったのだ。
ぼくたちは何をすればよいだろう。人間によって滅ぼされつつある地球で何をすればよいだろう。SFの話は、今やすべて現実だ。ちょっと昔に「もしもの世界」で囁かれた、恐ろしい未来像のほとんどは既に現実のものとなっている。やがて選抜された人間だけを積んだノアの箱ロケットが発射され、人間によって破壊し尽くされた地球は見捨てられるのだろうか。そして、その頃「キン」や「ミドリ」の事を覚えている人が、いったいどれくらいこの地球上には残されるのだろうか。ぼくは、その時まではまさか生きていないけど、少なくとも、自分や家族や、子孫たちには語り継いでいきたい、昔キンという名前の鳥が存在していた事を。
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10月9日(木)
ようやく原稿を書き終え、またしばらくは昼間の仕事でお茶濁すことになりそうだが、今回仕事で自分の苦手な分野に取り組んだお陰で、新たなる可能性と言うか裾野の広さが確認出来てほっとした。つまり、通りの角を曲がると突然この「Zだ西田ひかるだ」があるようなものだ。まだまだ世の中わからないね。
そしてたぶん風邪の初期症状が出ている。咽がヒリヒリするし、頭も痛い。そう言えば昨晩「うっ、サムイ」と感じ、夜中に何度か目が覚めたからね…いやいやまずいねこりゃ。今日はそんな訳で朝からボーッとしていたのだが、勤め先のビルの敷地で期間限定の「北海道物産展」みたいのが開かれていて、昼休みにちょっと冷やかしてみたら、これがもう咽から手が出るほど欲しいものをたくさん売っていた。北海道だけに気になったのが海産物の数々。昆布、鮭とば、スモークサーモン、イクラにタラコ。そしてじゃがいもやら玉葱やら人参。加えてトマトジュースにチーズに牛乳。とどめに揚げ立てコロッケに蒸かし立てとうきびや、ジュージュー網焼きしたジンギスカンときたもんだ。ちゃんとお弁当を持参したのだが、思わずコロッケ(1個100円)を購入。ハフハフやったらこれがマジ抜群だった。ああ北海道言ってみたいなぁ(実はまだ行った事ない)。
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10月8日(水)
カリフォルニアが大変だ、アスタラビスタベイビーだ。アメリカでは元プロレスラーとか元アメフトの選手とか芸能人が州知事になるのは珍しい事ではない。所詮それくらいの中途半端なポストである。とは言え、アーノルドさんで果たして本当に大丈夫なのだろうか?
ターミネーターだぞ。これで増々わけわからなくなるカリフォルニア、先行きが楽しみだ。
さて、画像はこの季節のニューヨークの元部屋だ。オレンジ色のカーペットの上では、ファッちんが日向ぼっこをしていて微笑ましいが、彼は決まって寛いだ後にゲロを吐くのだった。そう、一見爽やかな部屋だが、そこには目に見えな闘いがあった。目に見えないと言えば、胎動である。マイスイート妊婦はそろそろ胎動を感じ始めたようで、ことあるごとに報告するようになった。今も背後で「どうしたの?」「おれ(私)の腹がうるさい」という会話がなされた。まだこの時期の胎動は、蹴ったとかそういう具体的なものではなく、とにかく違和感があり、強いて言えばお腹の中にとても大きなガスの塊があって、それが一気に移動している感じなんだそうだ。までも、よく動くって事は元気な証拠で、「あ、動いた」を聞く度、安心する近未来ダディーなのであった。
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10月7日(火)
すっかり秋っぽい火曜日は、一日中モニタの前に陣取り、仕事絡みでフラッシュスクリプトを検証中。と言っても、決してプロではないので、正直言ってよくわからない。でも、サンプルを作ってみたので、カボチャの横の紫から試しに見てやって下さい。
さて、最近何かと話題の藤井道路公団総裁って、何だか今どきの人っぽくなくて凄い。昔のお役所系の親玉って、きっとああいう人たちばっかりだったんだろうなと思える。今はすっかり骨抜きされて、切る方も切られる方も最初から諦めみたいのがあるから、潔いし、辞任とか退任前にはメディアの前で男泣きをして、同情を買おうとする姿が一般的だ。それに比べてあの方は、実に往生際が悪い。悪い理由は政治的なしがらみがメインだろうが、それだけじゃなくて、きっと人柄とか、血筋とか、根っからの昔の人なのだ。石原大臣は就任早々大鉈を振るった形だが、結局は嫌な役回りを押し付けられた人のいいおぼっちゃまと言う印象がしてしまう。それに比べて煮ても焼いても食えない総裁は、この期に及んでも徹底抗戦の構えで、更迭されるとは言え、まだまだ一波瀾二波瀾ありそうで今後の成りゆきが注目される。決して好きじゃないけれど、小泉首相とか安倍幹事長みたいな人がいっぱい増えるより、藤井総裁みたいな種類のしぶとい人がそれなりに増えた方が、日本の景気は回復するような気がする。
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10月6日(月)
今日はコーヒーについて一言いいたい。まず、日本は気候的にも珈琲豆を栽培するのに適していないから、コーヒーと言えばほぼ輸入物だ。暑い土地での栽培が適しているので、ブラジル産とかハワイ産とかアフリカ産とか、そんな灼熱の大地でお日様の恵みをいっぱい浴びて、豆たちは成長する。だからコーヒーの味ってたぶん、太陽の味だ。さらにどこの誰が乾燥させブレンドしたり、ローストするかで味は大きく異なる。用途によって豆は加工され、アイスコーヒーに適したのや、エスプレッソに適したのや、はたまたチョコレートをかけられてキャンディーみたいな扱いを受けるのまでいる。しかしまぁそんな事は、どうでもいい。言いたい事は、酒もたばこも悪さも止めた38歳の自分であるが、コーヒーだけは止められないし、止める気もないから、毎朝挽いてボトルに入れ職場に持っていく。
そもそも昔の職場では、魔法ビンタイプのボトルからコップに移して飲む方式がOKだった。ところが今のビルでは、倒したらこぼれるものをデスクの上で飲んじゃいけない。ペットボトルとかそういうフタのついたものに限って許されている。だから、自分も渋々アウトドア系アルミ製のボトルに入れたての熱々を入れて、フチに恐る恐る唇をつけて啜ったりしている(熱いから)。これは結構悲しい。で、話は今朝に遡る。混み混みの山手線で出勤中、一瞬車内に妙に素敵なコーヒーの香りが漂った。自分の他にも、朝からちゃんとしたコーヒーを入れて持ってくる人がいるんだなぁと感心したりしたもんだ。新宿で電車を降り、職場に向かう途中も、美味しそうなコーヒーの香りがして、うーん早くデスクに座って飲みたいなぁと思った。そして、なんとエレベーターの中でも素敵な香りがするではあーりませんか!でも、その香りは、どうも自分の左太ももから発せられている。ん?何ココ濡れてんじゃん…あ、ボトルが割れて、バッグの中に何か漏れてるね…コーヒぃっ!
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10月5日(日)
東京に住んでいて素敵だなと思う瞬間。
日曜日の朝早く起きて、カーテンをシャッと開き、まだガランとした通りや、朝日に照らされて巨大な墓標のようにそびえるサンシャイン60を、ゴシゴシ歯磨きしながら眺める。時を同じくして目覚めた猫兄弟が、足元におはようを言いに来て、狐の襟巻きみたいに八の字に絡みつく。くすぐったくていい気持ち。ガス湯沸し機のお湯で顔を洗った後、上野のアメ横の珈琲豆専門店でまとめ買いしたフレンチローストの豆を挽いて、コーヒーメーカーにセットしスイッチを入れる。続けて、近所のスーパー「ヨシヤ」のポイントで交換した新品トースターに6枚切りのパスコ超熟を1枚入れ焼く。パンが焼けたら、冷蔵庫からマーガリンと牛乳、さらにニューヨーク時代に友だちに貰った、猫用ミルクボウルを用意し、リビングに持っていって、そこに0.5センチほど牛乳を注ぐやいなや、ファファが一目散にやってきてペチャペチャ大きな音を立てて、飲み始める。実は昔はここはコイのパートだった。いつの間にか立場は逆転し、今ではコイは哲学的な目をしてちょっと遠くでいかにも興味なさげにこの光景を見つめている。パンが焼けたらいつもは見ないような朝の番組を観ながらムシャムシャやって、その後トイレで大きい方を済ませる。寝室に戻り、アラーム仕様になっている携帯をマナーモードに戻し、着替えて、天気がいいけど、それでも会社に行かなくちゃと靴を履こうとして、今日はお休みだったと気づいた時…ああなんて素敵なんだろう。
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10月4日(土)
ゴールデンやプライムタイムに放映される日本の番組は、世相を反映して痩せる為のアレコレ、美しくなる為のアレコレ、健康になる為のアレコレを題材にしたものが多く、それを観たいたいけな庶民たちが、激しく感化され、そこで紹介されたが為に思いも寄らない商品が翌日より品薄になるという事態が続いている。それは酢だったりブルーベリーだったり健康器具だったり、多種多様な商品がどんどん市場から消えていく。やがて品薄はブームとして全国的な傾向となるのだが、自然発生的な需要と供給の原理に従っていない為、結果としてあっと言う間に飽きられ、先見の明のないバイヤー達によって過剰に仕入れられた商品が、前よりも安価で市場に出回る結果となる。テレビ局にいいように踊らされる庶民だが、これのおかげで、本当にそれを欲し必要としている人が、欲しい時に本来余裕であるべき商品が手に入らないとなれば、かなりイラツクのも確か。
今、マイ妊婦は赤ちゃんに立派なDNAが生成されるのを手助けする為にも「葉酸」を摂取した方が良いとされているのだが、これがもう複数のその手の番組で取り上げられたお陰で、売ってない。ビタミンコンプレックス(特にB2)の中に葉酸が含まれている商品も多いので、代用している状態だが、もういい加減テレビばっかり観るのはやめましょうみなさん。時間が勿体無いから、映画でも借りてきて無駄に感化されるのを防ごうじゃないか!
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10月3日(金)
JR大塚駅南口には「ひょうたん島」というバッティングセンターがあって、腰のキレが悪いなぁと感じた時にたまーに行く。300円でコインを買って、これでもかとブンブン振り回すのが気持ちいい。これでも元高校球児だ(高2の春で退部:テクノパンクバンドをやるため)。しかも軟式じゃなくて硬式だ。当たったらマジで骨折れる世界だから、ある意味命がけだったのだ。
やる側から観る側になってずいぶん経つが、日本の野球はほとんど観ない。巨人とか阪神とかには100で言うと100興味がない。そもそも10年の浦島太郎期間を経ると、知っている選手はいつのまにかコーチとか解説者ばかりになってしまっている。アメリカにいる間、アメリカのベースボールしか観ていないので、当たり前と言えば当たり前なのだが…。よくご当地メッツとかヤンキースのゲームを観に行ったりもした。ああ懐かしい。そして今年は松井のお陰で、BSで毎日のようにヤンキース戦の中継がある。時差の関係で、だいたい朝8時とか、それくらいだからまさか観る事は出来ないのだが、それでも休みの日なんかにただでヤンキース戦が楽しめるのは嬉しい限り。ヤンキースファン歴はけっこう長いのだが、95年から8年間に5回もワールドシリーズに進出し、内4度も優勝している現在のチームの母体は、自分がニューヨークに移住した年に優勝したチームがベースとなっているから、実に馴染み深い。毎年、巨額のトレードマネーで顔ぶれは変わるものの、ヤンキー魂を背負っているメンバーは変わってない。何と言ってもジョー・トーレ監督、デレク・ジーター、バーニー・ウィリアムス、アンディ・ペティット、ホルヘ・ポサダ、そして誰も知らないかもしれないが、ベネズエラ出身の謎の内野手ルイ・ソーホーも試合には出ないがしっかりベンチにはいる。実は彼はヤンキースのムードメーカーとして必要不可欠な人物で、そのためだけに雇われていると言ってもよい。今日は何とか勝ってくれたので目出たい。その想いと共にブンブンブンなのだ。
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10月2日(木)
昨晩観た映画「メラニーは行く(邦題)」の中のエピソードで、主人公が子供の頃に病気を患った猫を楽に死なせてあげようと、善意で背中にダイナマイトをくっつけて引火したところ、猫がバタ狂って逃げ込んだ先の銀行を爆発させてしまった…なんてのがあったが、猫って時たま虐待じゃないけれど、そういう馬鹿話のネタになる事が多い。ウチの兄弟も放って置けばいくらでもネタを提供してくれるのだが、今、なぜだか彼らの間では「反サイエンスダイエットキャンペーン」なるものが展開されているのでご報告したい。
それはおそらく、ここ1ヵ月のファファの変貌振りを契機に開始されたと思われる。そもそもサイエンスダイエットってのは、その辺で売られている猫餌と違って、猫の健康を考え抜いた獣医お勧めの総合バランス栄養食で、お値段もカルカンとかブレッキーズみたいのの3倍はする。これをちっちゃい頃から与え続け、兄弟もこれを拒絶することなく6年以上食べ続けて来た。おかげでたぶん病気知らずだ。ところが、1ヵ月ほど前からファファが突然テーブルフード(人間が食べる食品)をしきりに貰いに来るようになってから、コイの意地っ張りジェラシー魂にも火がつき、結果的に兄弟で四六時中「クレクレ」攻撃が開始された。それ以来、サイエンスダイエットは見向きもされなくなり、手を付けようとしない。どうにか食べさせようと他のそういう下世話な餌をミックスするのだが、きれいに下世話だけを食べ、健康的な方はよけたり、ひどい場合だと餌皿から取り出しはねてあったりする(これは主にコイの仕業なのだが)。おまえら、長生きする為には大して美味くないものも、我慢して食べなきゃいけないんだよと言う先から、テーブルの隅に手をかけ、今日もクレクレしている10月初旬の猫兄弟であった。
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10月1日(水)
早いもので気が着けば10月に突入してしまった。ここ最近は月が変わる毎に新しいタイトルを作って来たが、今月は去年作ったお気に入りアニメーションを復活させ貼付けた。日本にハロウィンは存在しないけれど、やっぱりこの季節のイメージと言えばコレに限るのです。 さて、この1週間はからりと晴れて、表がいるのが心地良く、特に木陰なんかオアシスのようで、疲れて休憩するベンチまで楽しめ、うろつきがいもあろうかってもんだ。今日は休みで、そして映画の日でもあったので、車で乗りつけられる映画館であるところの、板橋ワーナーマイカルシネマまで定期検診を終えた妊婦を乗っけてドライブがてら行って来た。
この映画館は巨大デパートメントストアであるところのSATYの中にある。最寄り駅は東武東上線の東武練馬駅。自分には実に馴染みがないのだが、妻は近辺にお友だちが住んでいる事もあってけっこうファミリアな地区らしい。結論から言って、うーん、けっこう悪くない。シアターはアメリカナイズされた複合スクリーンだが、一番気に入ったのは鼻をつくポップコーンの匂いが本場さながらの強烈なものであったこと。気に入らなかったのは平日の昼間だってのに、激混みで観たい映画は既に前から4列目しか席がなかったこと。結局、他に観たい作品もなく、駐車場代を無料にする為に、同じフロアのカフェでパフェとクレープを頂き、安売りのリーバイスを買ったり、今晩のおかずを仕入れたり、試食コーナーで腹一杯になったりして楽しんだ。映画は観られなかったけど、SATYは楽しんだ。ちなみに観ようとしていたのはJ.Depp主演の「パイレーツ・オブ・カリビアン」。こうなったらもうDVDが出るまで観ない。悪いねJ.D.好きの妻よ。
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