4月14日（水）

ジェラッコ改め、スネッ子のコイ。と言っても完璧にいじけているわけでもなく、そのやり場のないジェラスをいじいじと義妹になつく事により、少しでも解消しようと言う行動が目につく。妻になついたってすぐにどこかにいなくなってしまうし、ヒゲのおっちゃんは昼間はいないし、帰って来たら帰って来たで家事に忙しくカマッテくれないし、てな訳で義妹なのだ。彼女の部屋のドアが開くな否や、ファッちんと共にそそくさと入って行く。そして、コイは布団の上、しかも枕に寄っかかるように悠々自適にアンニュイな時を過ごしている。ファッちんはファッちんで勉強机の椅子に乗っかり、たまにゲロを吐いたりする。猫それぞれだ。義妹には申し訳ないが、しばらくはタノムネ。
さて、今日は徳島から姉見参。ニコちんと初対面である。さすが姉だけあって、ニコちゃんはえらいご機嫌だった。どうもこの子は自分と妻と義妹以外の人が、とーっても好きみたいだ。たぶん今晩が彼女の人生で最大と言えるほど、姉とたくさん会話していた。会話の中心は「あー」「うー」「ほえー」みたいな感じだが、一応コミュニケーションは成り立っていた（らしい）。姉は帰り際「ああきっと前世で一緒だったんだね」なんて言い残し、雨の中ニコニコと池袋のホテルに帰っていった。また、遊びに来てね。

4月13日（火）

そいつはめでたい。とてもめでたいニュースだ。昨晩は、思いも寄らずおともだちがご懐妊とのニュースを聞き、とーっても嬉しかった。それは誰とは言わないが、もしこのページを読んでいたら、心の底から一言「やったね！」と言わせてもらうよ。ああ良かった良かった。マジ良かったね。しばらくは大変だろうけど、フレーフレーがんばれー。
昨晩はこの他、生まれて初めて訪れた居酒屋「和民」のピープルフレンドリーさに驚き、ああやっぱ庶民はここで飲まなきゃいけないんだねと納得。連れは飲み残しの焼酎のボトルを「これ持って帰っていいですか」とおみや。そんな事も可能なのかと改めて感心したが、それ以前に、和民オリジナルの焼酎はフルボトルで650円だなんて、バブル時代を生き抜いた世代としては、時代も変わったもんだと心底思う。
そんな訳で、昨晩は帰りが遅くなったが、生後2ヶ月のニコちゃんは、ただ今メリーが大好きで、ダディーがいない事なんて、気付きもしなかったらしい。スチュワーデスのおともだちからいただいた、プーさんのメリー。ニコちゃんの一番のお気に入りは、オレンジ色の憎いヤツ、ティガーのガラガラらしい。いつまでも飽きる事なく、目をまん丸にして今日もニコちんはすくすく育っています。

4月12日（月）

あああ春爛漫。今日は運良くオフだったので、ニコちんを抱っこ紐に携えおサンポ。と行きたいところだが、ホンとは大塚駅南口にある小児科へ行ってきた。特に心配する事はないと思うのだが、生後2ヵ月くらいの赤ちゃんには湿疹が出やすく、どうやらニコちんの場合、耳の中までそれが広がってしまったようで、外耳炎的になっていて耳だれ状態なのだった。近所に小児科を探したが、大塚駅北口と言うのは、来た事のある人はわかると思うが、一大ピンクエリアにつき、そもそも小児科がないし、あっても水商売対応型夜だけしかやってないとか、とっても怪しく、とてもじゃないけど連れてく気にはならなかった。
で、同じくらいの時期に女児を出産したお友だちの住むマンションの近くにまともそうな小児科があったのを思い出し、ついでに彼女のお子との初対面を目論み、駅の向こうまで出掛けた。初めての小児科の先生は、人柄は良かったものの、残念ながら新生児には慣れていないらしく、はっきりした診断結果は得られなかったが、心配ないとの事で、2、3日様子を見てまだ耳ダレが出るようだったら、耳鼻科に行ってみるように勧められたのだった、チャンチャン。で、帰りにお友だちの高級マンションに押し掛け、Haruちゃんとご対面。うふふ、なかなかかわゆい。ああ新生児って他人の子も魅力的なのね。これからもよろしくです。

4月11日（日）

今日は元英語チームの飲み会（お花見）で、久しぶりに双子ちゃんたちとまったり語り合った。もちろん桜はとうの昔に散ってしまっているから、今晩の桜は双子と言う事で落ち着いた。2人は現在CADのオペレーターなんかをしているが、男だらけの職場に1人混じって働いている為、モテモテなんだと嬉しそうに語っていた。バレンタインは出費が嵩んで大変だったようだけど、まぁちやほやされない職場より、ちやほやされた方が働きがいもあろうかってもんだ。おれもちやほやされたーい。
このところの猫兄弟は、けっこう安定してすねている。特にコイはニコちゃんに対し、無関心を装っているものの、実際はかなり気になるらしく、何かとにおいを嗅いだり、深夜に布団の上ににやって来て、顔の上をピョーンと飛び越えて走っていったりと、意味不明なパフォーマンスも披露してくれている。一方ファッ様は、妙にフレンドリーで、ついにはベビーベッドの上にまで進出し、ニコちゃんに添い寝したり、やはり深夜に誇らしげにベッドで眠っているらしい。その証拠に、朝起きてリビングのカーテンを開け、ベビーベッドの上を見たら、これまた誇らしげにゲロがしてあった。ひぃー！ファッ様それだけは頼みますよ、そこきれいにしてないといけないんすから。

4月9日（金）

さて、心配されたとおりの深刻な事件がイラクで発生した。政治的にアメリカの属国であり、平和維持活動の名目でどんなに一所懸命給水活動しようと、イラク人にとってみれば日本人は Who's the hell you guys? のターゲットである事に変りはないのだから、こういった事態はある程度予測されたものであった。しかしながら、派遣可否決定時期に盛んに討議されたのは、どこが非戦闘地域で自衛隊がいかに安全に活動出来るのかであり、民間人の事なんてこれっぽっちも語られていない。これを受けて、日本政府がどのように対応するのかについてであるが、これは前例がないイレギュラーな事態という位置づけがされ、すべては「アメリカ様の御心のままに」みたいに、小泉純朴内閣は対応する（いつものように具体的な対応は出来ない）事だろう。
政府高官がこの事件を、 「卑劣なテロ」とか何とか発言する事は容易いが、アメリカが彼の地で行っている事を思えば、日本国政府自体がアメリカの国際的テロ活動に加担している事実はぬぐい去れない。スペインの列車爆破テロの例を見てもわかる通り、テロ活動は何も危険を冒して軍人等に対して直接行動しなくとも、無防備な民間人を間接的に狙った方が効果的という風潮になってきた。そして、計画的でも何でもない行き当たりばったりのテロ行為も顕著になってきている。イラクでのアメリカ傀儡政権樹立時期を睨み、世界中の一般市民は確実にとばっちりを受けはじめている。

4月8日（木）

初めての父娘6時間以上お留守番、だったけど、ニコちゃん寝てた。そう、本日朝から妻はお出かけ、お友達の結婚式に着ていく服を探しに、多摩地区にあるアウトレットまで京王線で一人旅立っていった。
この日までに搾乳する事3回、70ccを2パック、50ccを1パック分搾り冷凍しておいた。そして、出掛ける前に、これでもかとおっぱいを与え、意識朦朧となったニコちゃんをBABY BJORNの抱っこ紐 に預かり、部屋中をウーロウロしているウチに、眠りに落ちなはった。このまま3時間くらい起きなきゃ楽だなぁなんて思っていたが、ふっ、甘いよね、1時間で目覚めなはった。オムツかなと思い取り替え、再び抱っこ紐に戻し、また部屋中をウーロウロしたら、眠ってくれた。その後は部屋を片付けたり、普通に生活してみたが、ニコちゃんは何をやっても3時間の間起きなかった。途中ニューヨークの友だちから電話があり、英語でガンガン話してても意に介せず眠り続けていた。ラッキー！ 結局は2回ほどミルクを与えはしたが、ニコちゃんはどうやらおとっつあんの胸で眠るのがまんざらでもないらしい。ガチャガチャ、あ、妻が帰ってきた！ おかえりー！

4月7日（水）

ニコちゃんは今のところ間違いなく風呂好きだ。どんなにグズっている時でも、お湯にポチャンとつかりさへすれば、おとなしくなる。その前後はまぁごく普通に大泣きするけれど、とにかく沐浴と言うイベント自体は気に入っているらしい。で、最近新生児の頃から慣れ親しんできたベビーバス（ホンポで680円で買った）が、少々窮屈になってしまったので、わが家のピンク風呂に一緒に入り始めた。ピンクと言っても別にいかがわしい訳でもなく、この風呂、ご覧のようにどこもかしこもピンクのタイルが貼付けられていて、とってもファンシーなのだ。
大人の風呂に赤ちゃんが入るには、数々の段取りを踏まねばならない。まずはお湯が最もきれいな一番風呂である事、これが絶対条件だろう。そして、湯温が大人がちょうどいいと感じるよりもぬるめの、39度あたりにセット。ウチの風呂釜は昭和的旧式なので、温度設定は超アナログに水で行う。温度が決まったら、先に自分が入って、ハダカンボにされたニコちゃんを妻が連れて来るのを風呂に浸かりながら待つ。その後は、どっちかと言うと支える係なので、特にやる事はない。忙しいのはむしろ赤ちゃん用品を手洗い洗濯をしなければならない、ニコちゃんが上がった後となる。な訳で、今日は特別に初大人風呂画像を公開します、キャーッ恥ずかしいぃー。

4月6日（火）

いきなり街中のモノの値段が、座りの悪い総額表示へと変貌し、消費者としても対応を迫られている。多くの人が唱えるように、将来的な消費税率引き上げの為のなし崩し作戦の布石であるならば、けしからん事であるが、それはそれで置いといて、実際お金を払う側としてみれば、わかりやすくて、個人的にはVery Welcomeである。これには訳がある。ニューヨーク時代なんて、消費税率が8％以上だった。そして、商品価格は所によって税込みであったり、税別であったりして、なんだか損している気分になったものだ。大きな買い物をすればするほど、冗談みたいな消費税が加算され、わかっちゃいるけど支払い時に悲しくなったもんだ。日本は割り切れる数字だから、税別でも構わないが、やっぱり自分でチップを計算するのは面倒なの一緒で、固い財布の紐を解く以前に、総額計算が出来るので、より覚悟を決めて支払うことが出来る。逆に出し渋りもしやすくなる。貧乏人の類の自分にとっては、悪くない変更だ。
桜も気がつけば葉桜へと変貌し、風情も何もあったもんじゃない。そうじゃなくても今年はニコちゃんという小さなお花にばかり目を奪われていたため、実際の桜にはあまり目が行かなかった。でも、夜遅くに、ニコちゃんが寝入ってから窓外で冷たい春雨に打たれる桜は、この上なく美しかった。日本の春ってやっぱり健気で官能的よね。来年の今頃は、ニコちゃんと共にお花見に行けるかも。楽しみ。

4月5日（月）

時間が永遠でない事は、わかっちゃいる。わかっちゃいるけど、ニコちゃんが家族の一員になってから、気がつけば寝る時間がいつもより2時間ほど遅くなるケースが多い。しかも、普通にやりたい事が出来ていない状態でだ。妻は母乳を与えるという、代わり様のない重要ジョブがあるからして、そりゃそうよね、と理解しやすいのだが、自分の場合はどうだろう。
思うに、これまで二人一緒にこなしていたことを、全部バラバラにしなければならくなった事もその原因だろうか。妻が夕飯を作っている時は、自分がニコちんをあやす。ご飯が出来てもご機嫌ナナメだったら、どちらかが食べ、どちらかがあやす。食事の片付けもこれに倣い、出来る方がやる。その後、必ず共同でやるニコちんのお風呂タイムがあり、母乳を飲んでから1時間後を目安に、ベビーバスを使用し入れるか、もしくは先に大人風呂を39度くらいにぬるめにためて、自分が先に入り、ニコちんを迎え、入れ終わったらそのまま赤ちゃん関連洋服を専用洗剤で手洗い脱水、その間妻は風呂上りの母乳を与え、寝かしつけたりしている。自分が風呂から上がると、脱水の終わった洗濯物を干し、妻と代わってニコちんウォッチ。妻は風呂に入る（ここでしか入れない）。そうこうしてると、時計の針は零時近くとなっている。それから、このページを仕上げたり、出産祝い返し用のカードを作成したり、別のお仕事用にWEB関連をお勉強したり、気が付けば深夜に。そして、明日はまた朝早く起きて、弁当を作り、昼の仕事に出かけなければならないから、ああ、もー寝なくっちゃだわ！

4月4日（日）

先日は、浜松よりアーティストの暗中M作sanがモサモサやって来た。ボーイフレンドと共に我が家に立ち寄り、ニコちゃんを抱っこし、猫の声を模写し、その後我々は巣鴨地蔵通りの昭和初期食堂「ときわ」に夕飯を食いに行った。いつものように喰い飲み散らかし、閉店まで粘り、真っ赤な顔して「おあいそ！」をお願いしてみれば、うーん、世の中は総額表示になったってのに、3人でたったの4,700円ぽっち。ビール大瓶5、6本飲んだはずなのに、なんだかおかしい。大丈夫か経営おばちゃんたち？
で、昨晩は座敷で飲んでいたのだが、後ろの席に座りすっかりいい気分に酔っ払ったおっちゃんが、人恋しいのか、マイ背中に何度ももたれかかってきて、けっこうビビる。気持ちはわかるが、おれは他人だ。おっちゃん、頼んだよ。そんな訳で浜松チームを巣鴨駅まで送り届け、山手線で帰路についたのだが、巣鴨駅の駒込寄りプラットホームで電車を待っていたら、強くなった風の影響で飛ばされた桜の花吹雪に襲われ、なんとも幻想的な気分になった。ありがとう桜並木。
ところで、暗中M作sanは先頃絵本を出版し、巷（定義は身勝手だが）で話題騒然となっている。皆様も書店等で見かける事があったら「トッポイ＆モッスゥィー」をよろしくお願いします。彼女から出産のお祝いにと、手作りの帽子、Tシャツ、乳歯入れ等いろいろいただいた。ほんと、感謝してます、ありがとねー。

4月3日（土）

アメリカは自由な国だと人は言う。実際、表現も自由だし、やりたい事は自己責任の元何でもやって良い。日本と違って縛りも少ないから自由に振舞うことが出来る。ジャーナリズムに関しても、他国と比べてもレベルは高いし、自らの立場（リベラルなの、右寄りなの、中立なの）をわきまえた報道姿勢は、日本なんかと比べ物にならないくらい透明性が高くまともなものだ。
しかし、実際アメリカ人はすべてを知らされているのかと言うと、決してそんな事はない。大国だからこそ、井の中の蛙的な側面も多々存在する。いい例として、海外旅行に出るアメリカ人は、どの国に行っても、英語を優先的にゴリ押しで使おうとする傾向がある。また、視点にしても偏っていて、ヨーロッパ的、アジア的、中東的視線で物事を考えるのが苦手だ。いつでもアメリカは世界の中心でなければ、思考のリズムが崩れちゃうのだ。
で、言いたいことは、アメリカにおける報道管制についてだ。「911」の時に、実際かの地で体験してとてもよくわかったのだけど、アメリカ国民が実際目にする日々の情報というのは、上記のアメリカ的視線というフィルタにかけられている場合が多く、例えば先頃発生したイラクにおける4人のアメリカ民間人殺害、市中引き回しの上、橋げたに吊るすというむごたらしい事件にしても、反戦感情の高まりを恐れ、幅広くは報道されなかった。ソマリア（ブラックホークダウン）の例があるから、あんな映像が流されたら、政権としては実に都合が悪い訳だ。アメリカ人が、世界各国でアメリカ絡みで怒っている真実をちゃんと認知することが出来れば、もう少しこの世は住み易くなるはずなのに…と思う。

4月2日（金）

運転中はこのようにニコちゃんは背後にるため、いったいどのような表情をしていらっしゃるのか、自分からは見えない。静かだから眠ってるんだろうなと思っていたが、どっこい、このように目を開けてキョロキョロしているらしい。むー、赤子よ何を見ている？ でもカワイイねキミ。
今朝は、会社に遅刻した。山手線の内回りが人身事故のため、少なくとも50分は遅延したからだ。ちょうど朝の通勤時間帯だったから、影響を受けた方もいらっしゃる事だろう。ニューヨークではこういう時、「いつもの事だから仕方ない」という空気が流れるものだが、日本の電車社会はいかんせん分刻みの正確さの元、運営されているため、ちょっとでも何かが起こると一触即発ムードになりやすい。JR東日本等は、蓄積された経験を元に対応マニュアルなんかがあって、それに生真面目に従ってマネージメントしている気だろうが、いやぁ、うるさいよしつこいよオウム返しだよ業務放送！ だってずーっとホームに立ちっぱなしになると、1分おき、ひどい時は30秒おきに「9時6分頃、目黒駅にて人身事故が発生し、電車が遅れております。ただいまホームにレスキュー隊が到着し救助活動中です。運転再開まで今しばらくお待ちください」を繰り返す。これって日本の行き過ぎたサービスの象徴だ。やり過ぎだからほどほどにしてオクレ！

4月1日（木）

ブッシュ大統領があんな事になるなんて、いったい誰が想像しただろうか。選挙前の恒例のパフォーマンスのつもりか、空軍のF16戦闘機に意気揚々と乗り込み、ペルシャ湾に停泊した空母からお得意の離陸をして見せたまでは良かったが、よりによって行き先を間違えて、イラクとは関係ない方向のエルサレムの上空まで達し、しかもエンジントラブルの為にパラシュートで脱出えざるをえなくなり、パレスチナ自治区のど真ん中に降り立った。それから先の話はあまりしたくない。
表の親分を失って以来、陰親分チェイニーやその他ネオコンの人々も表立っては活動しづらくなり、結局は選挙で勝ったのはパーマー上院議員だった。史上初の黒人大統領となったパーマーは家庭内の不和やスキャンダルを乗り越え見事に米国をより民主的な国家に導くはずだ。なにか問題が発生したら、ジャック・バウアーがいるしね。
そんな訳で、本日ようやく「24」の2ndシーズンの午前8時から10時を借りて観た。バウアーは最初ホームレスの人みたいだったが、途中から前以上にワイルドになり、いきなりアグレッシブなのでけっこうビビった。この先の展開が楽しみである。ああ、早く午前10時以降を観たい。