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12月13日(土)

過去からのコダマとでも言うのだろうか、普通、一般的に地味に何気なく暮らしていれば、あんまりステキじゃなかった思い出という名のコダマを、具体的に、視覚的に目の当たりにする事はないと思うのだが、自分の場合、とても特殊な世界に関わっていたが為に、本日2003年12月の時点で、ひまな時にWEBを検索しただけで、見たくも無いものがわんさか現れたりする。今日はまさにそういう瞬間があって、なんだかやるせない気持ちになった。
今更、過去にあった出来事を引っ張り出して、後悔の念を抱いたりする気は無い。だけど、男女関係とかフレンドシップとか、人生を否応なしに変えざるを得なかった出来事に関わった人々が、自分という存在に対して、かなり無頓着だと言う現実が見えてしまうと、ある意味ショッキングというか、その配慮の無さと言うか、人間性の欠如にガッカリする。
誰が悪いとか、正しいとか、男女関係に端を発したストーリーなのだから、起こったこと自体は全て受け入れている。誰かを責める気も、自分を正当化する気も無い。だけど、パブリックな場所に、プライベートを平気で晒す無神経さは、昔から罪で、その行為は自分のようなレジスタンスにしてみればアクドイ。彼らは、芸能人で、業界人で、セレブリティかもしれない。どうしても、自己中心的な普通じゃない常識の世界で長く暮らすと、感覚が麻痺してしまうので仕方ないのかもしれないけれど、とっても危険な存在である事は確か。PLEASE DOWN TO EARTH, YOU PEOPLE!

12月12日(金)

天気予報とはまことしやかにいい加減なものである。今日は晴れマーク出てたけど、結局1日中雨模様だったじゃないかーっ!久し振りの休みだってのにブツブツブツ…。まぁ天気予報がいかにいいかげんかは、石原良純の存在を考えれば、火を見るより明らかであるからして、今更語るまでもないが、とにかくおっちゃんは悲しかったよ。
さて、こちらをきょとんとした顔で見ている、ファっ様の背後にあるのは最近たて続けに手に入れたオイルヒーターだ。正しくはオイル・ラジエーターヒーターなんて言うこの代物、デロンギ社のものが有名で、新品を買おうとすると、とっても高価だが、フィリップス社製の8枚フィンのこの中古、なんとたったの2,800円である。こんな単純な電化製品に3万も4万も出す必要は無い。単にフィンの中に充填されたオイルを電気で温めるだけなんだから、中古で十分と言う訳だ。海外暮らしが長い自分にとっては、オイルヒーターってとっても当たり前で、日本の暖房事情にはいつも頭を悩まされる。オイルは空気を汚さないで部屋を暖めると言う点ではピカイチで、音もないし見た目も悪くないから、真冬に生まれて来る赤ちゃんには最もスータブル。ついでにファっ様もお気に入りのご様子で、良かった良かった。

12月11日(木)

イラク派兵っていったいなんだろう。旭川駐屯地あたりにいる耳にマフした自衛隊の人たちが、単純に砂漠にインフラ整える為に送られるって話だろうか。そういう不自然極まりない事が世界中で目に付いて増え始めたのは、何をどう考えてもあの日のよく晴れたのニューヨーク、911だった。アルカーイダは当時、これは宣戦布告に過ぎないと宣言したが、今思えば確かにあれは始まりに過ぎなかった。アンチアメリカ派閥にとっては、あれ以上の花火はない。仮にほとんど自作自演の仕組まれたものだったのだとしても、そういうきな臭い話はもともとアメリカある所には必ず存在していたもので、それが一般的に見えるかどうかという違いだった。クリントン政権はある意味無茶苦茶だったけれど、一般庶民を庶民としてちゃんと目に入れていたから、きな臭さが露骨に見えないように気を使ってくれてはいた。だから机の下でいろいろやっていたのだ。内部では利権抗争とか汚職とかそういうドロドロは日常茶飯事だっただろうけど、今のブッシュ政権のような、あけすけなアグレッシブさは感じなかったのだと思う。
ニューヨークは歴史的に民主党の大票田で、市長こそキャラの濃さで共和党のジュリアーニだったけれど、どっちが政権を取ろうが、そんなに大きな変化はなかったはずだ。でも、実際、民主党のゴア当時副大統領が、きな臭いフロリダの投票用紙の穴のおかげで、大統領選で敗れてからからと言うもの、目に見えて居心地が悪くなってしまった。この居心地の悪さは、どの国に住んでいてもずっと続いていて、バカらしい例えかもしれないが、世の中をネガティブフォースが支配しているのが根源であり、ダース・ベイダーを倒さない限り、ずっと続くものなのである。ガーン。我々良識あるものに出来る事は、そういう悪の親玉がなくなることを心の底から願う事。そう、来年に期待しよう。

12月10日(水)

うちの妊婦はけっこう丈夫だ。暑かったり、寒かったりするのに、風邪は引かないし、ちょっと調子が悪くても何の薬も飲まないで頑張っている(ニンプクスリノムベカラズ)。とにかくエライ。そんな妊婦に風邪を移しちゃ大変だと、今年は自分が風邪引かないように、予防に努めてきた。寝相が悪いので、布団をはいでいる間にやられるケースが多かったから、靴下、長袖2枚、クビにはタオルを巻いて寝るようにしている。もちろん夜更かしもしない。外から戻ると、必ず手を洗いうがいもする。でも、でもだ、今の職場には、季節柄風邪っぴきが大量にいて、風邪を引かないでいる事が、むしろ困難な状況であり、そしてああついにやられたっぽい。この元は一昨日隣に座り、咳き込んでいた男のものに違いない。今日は引き始めなので、とりあえず「葛根湯」をがぶ飲みし、朝のコーヒーをホットティー+はちみつ大量にかえたりもした。でも今フラフラする。困ったもんだ、何とかここで踏ん張らねば。
風邪を引いたといえば、この国だ。全然今的ではない、矛盾した憲法のもと、矛盾した国家運営を強いられてきた日本国だけど、今回、ついにブッシュ=チェイニー傀儡小泉首相主導により、日本はますます混迷の窮みへと向かっていくのが確実となった。このBUSHと言う名のウイルスは、全世界で猛威を振るい、みなさま既にご存知の通り、数多くの死者が、さぞ当たり前のように排出されている。イラクを人間の身体に例えるとすれば、自国で起こっている事を「テロ」と呼ぶのは相応しくない。あれは「レジスタンス」で、白血球の自然な抵抗みたいなものに思えてならない。今、風邪を引いているからわかるけど、イラクに必要なものは、抗生物質であって、自衛隊じゃないぞ。

12月9日(火)

もし、いろんなものがグルリと一回りする周期が12という単位で表され、そして東洋系の思想で考えるならば、来年から調子が悪いらしい。思えば、なんだか13年前の今ごろは、巨大なジェットコースターの天辺に昇り詰め、さぁてこれから一気に落下するよーなんてスリリングな状態にあった(らしい)。が、麻痺状態にあるからそんな事は知る由もない。これは、12年経った今だから笑って言えるのだが、その時はこれから落ちるなんて感覚は1つもなかった。でも、実際は絵に描いたように見事に落ちた。落ちている間も自分らしさを失うような事はなかったけれど、結果としてしばらくの間、ロクでもない事ばかり起こり、日々対処に追われ、未だに元通りになってないモノゴトもたくさんある。
落ちる期間は一般的に「辛く最悪」だとされる。でも、その期間なくして、平穏無事な日々はあり得ない。ジェットコースターで考えて欲しいのだが、落ちてる時って、これ以上ないくらい快感だ。思わずハンズアップしたくなるとこなんか、疲弊してお手上げしている状態と似ている。落ちる愉しみを知らなきゃ、高見に昇る愉しみもわからない。つまり、ロクでもない事は、生きていく上でとってもためになる。誰だって生きてりゃロクでもない事にいつかは遭遇するんだから、今後を考えると対応法とか含め、自分を知る上で必要不可欠なトンネルみたいなもんだ。
星占いの人たちは「来年からアンタ調子悪いのよ」と宣言している。ヘビ年、牡羊座、もうすぐパパだってのに、アンタたちは何てこと言うんだと正直思うが、上記のような考え方をもってすれば、運勢が悪いなんて恐るるに足らん。もしかすると、既に麻痺状態にあるのかもしれないけれど、それでもいいや、チャレンジャーとして再度低い位置からガンバラさせていただきます。

12月8日(月)

天気予報は「今日から冷え込む」なんて言ってたけど、蓋を開けてみれば全然寒くない。先日より少々体調を崩し気味なので、助かったような気もするけど、ニューヨークなんて寒波に襲われて、30センチの積雪があったというニュースを耳にすると、何だかうらやましい気がする。やっぱり冬は普通に寒くなって欲しい。でも暖冬であるため、「野菜の値段が安い」と言う恩恵に授かっているから、庶民としては嬉しい。このまま暖かいのは勘弁して欲しいが、野菜はずっと安いままでいて欲しいと、矛盾して思う月曜日。
12月に入ると、途端に忙しくなるのが日本人のあたりまえだ。今働いている会社でも、端末にやれ忘年会だ、ボーリング大会だと、総務的な立場の方々より盛んにメッセンジャーでお誘いが来る。ほとんど全ての誘いに対し「欠席でお願いします」と返信している。だって、あなたたちと話す事なんて何もないんだもん…。新宿のビル街はクリスマスイルミネーションを点らせ、日本人にとってのイベントとして重要なイブに向かって、彼氏彼女がいまだreadyでない男女が、初デートをしている姿を目にする事も多くなった。職場でも、男女の出合いを期待してか、妙に意識してトイレで真剣にお色直しする男の子が多く、笑っちゃうのだが、トイレで不必要にオーデコロンをまき散らすのだけはやめてくれ。それは時にウ○コよりも臭いんだよお前等! So、今の男子トイレって、このように限り無く女子トイレ化してるって知ってましたみなさん? そのウチ、音姫ならぬ音彦とか設置されたりして。

12月7日(日)

久し振りにカラッと晴れた日曜日は、朝からけっこう忙しかった。まずはたまった洗濯物を2度ほど回し、干し終わってから、妻が母親学級で仲良くなったご近所の出産間近カップルと公園で待ち合わせ。なんで公園かと言うと、そう、このカップルは地域に根付いた方々で、公園で開かれた南大塚西町のもちつき大会に誘ってくれたのだ。
我々は神輿を担いだり、町内会に参加するようなタマではないので、こういうイベントは結構新鮮だ。参加と言っても、まぁ食うだけなのだが、蒸し上がったホクホクの餅米を、杵でポクポクペタペタつきたては、久し振りに食ったけどやっぱり美味い。近所のおじちゃん、おばちゃんたちが集まって、おろし、きなこ、あんころ餅を振舞ってくれた。ああ、朝から幸せ。その後、そのカップルと共に、日曜の池袋へ出向き、ホットペッパーのクーポンを持参して850円中華系バイキングを堪能する。さすが臨月間近の妊婦たちは、食欲に関しては頼もしい。旦那衆2人はけっこうげんなりしていたが、いやいや、妊婦2人=都合4人だからして、やっぱ食うよね。天気も良かったので、そのまま散歩がてら歩いて大塚に戻り、部屋に戻って再び朝のモチを食ったりと、その後も食い続け、たぶん今日だけで体重が3キロくらい増えたような気がする。

12月6日(土)

最近、先進国に住むほとんどの人々は、インターネット、及び携帯電話に依存する症候群にかかっていると、どこかの誰かが研究結果を発表したらしいが、アンタたちだってそうでしょ。その研究成果はインターネットなくして有り得ない。もう、インターネットってホンと便利だから、今やほとんどの疑問の答え、ないしはヒント、クルーは(真偽は別として)うまく探せば見つけることが出来る。んが、マイコンピュータを更生させる為の方法を、何をどうやっても見つける事が出来ん…。インターネット上にあるリソースの中に、自分の欲しい答えが見つからないなんて事は、ほんと今時珍しいくらいだ。これは、実は希望的観測と共に書いている。だって、ホンとに直ってもらわないと困るんだもん。ああ何とかして。でも、ちゃんと9.0側で画像受け取りました、ロンドンのAMYちゃん。Ta!
さて、一気に冬らしい冷え込みとなった土曜日だが、それも朝だけだったらしく、夕方は逆に暖かく感じた。今朝は、出勤前に作ったお弁当の残りを、隙間猫たちに与えるべく、外界とを隔てる鉄格子からお得意の猫呼びサウンド「ツツツツ」を発してみたが、全員お出かけ中だったらしく、反応がなかった。毎朝彼らの顔を見るのを楽しみにしていたのだが、今日は仕方なく誰もいない路地にミートボールをぽつんと置いてきた。ちゃんと食べてちょうだいね。

12月5日(金)

大変だーっ! Macintoshが壊れたーっ!!! 最近出たばかりのMac OS X 10.3 通称Pantherに、既存のシステムからアップグレードしたら、まず日本語スクリプトがいかれ、ことえりを使った入力に支障を来すようになった。で、解消しようといろいろ試みるものの、現在のMacintoshのアーキテクチャーは昔と違ってUNIXベースで素人には分かりづらい。昔だったら、エクステンションと初期設定をチョロチョロ移動させれば、たいがいのトラブルは自分で何とか出来たのだが、今それも過去のこと、やれやれ時代は変わったもんだよ(L^BL^B…)。結局、症状は改善されず、むしろ悪化。仕方なく、再インストールしたり、ユーティリティーを駆使したりで、せっかくの休みだったが、結局Macintoshの前に座り続け、気がつけば2日目に突入し、今もなお、Xサイドは良好に反応せず、仕方なくクラシック側でこのページを更新している。ああ、どうしたものか。
そして、みなさまご存知の通り、本来の季節に準じ、今日から急に寒くなり、あまりの寒さにファッちんが布団にやってきて、しかも布団に潜り込んでしばらく眠っていらっしゃった。ウレシイ反面「ここでゲロられたらたまらんなぁ」と、内心ビクビクだったせいで睡眠不足だ。みなさまも風邪等引かぬよう、お気をつけ下さいまし。

12月3日(水)

今の日本社会って、経済も序々に持ち直し、安定してきたかのように見えるが、実際は今までにないくらい混乱の極みにあると思う。あらゆるシステムが見直しを迫られ、より今的なスタイルが取り入れられ、見た目や形態、システム自体はリニューアルされているものの、それを扱う肝心の人間の質が向上していないから、余計効率悪く、非生産的な結果がもたらされる。これは、ある特定の分野に関してそう思うわけでなく、日本国内のあらゆる事象についてあてはまる事だ。社会通念や、善悪の判断基準にしたって、最近頻発する事件を見てもわかる通り、なんだか1本筋の通った感じがしない。誰もがつかみどころがない社会で、奥歯にものの挟まったような感覚で、何をすべきかを模索し続けている状態だろう。でも、そこには答えはない。何せ、国を動かしている人たちでさえ、何が何なのかわかっている訳じゃない。自衛隊のイラク派遣の対応にしたって、外交官殺害後の小泉首相のコメントは、ブッシュ大統領の鸚鵡返しでしかなかった。それに国民誰もが気づいていないかというと、決してそんな事はなく、誰もがわかっちゃいるけれど、でもやっぱりどうする事も出来ないのが、何とも歯痒いネ。

12月2日(火)

ここのところバタバタしがちで更新が滞っておりました。Sorry! さて、12月だと言うのに台風が近付いてきたおかげで、この3日間ずっと雨…隙間猫たちはどうしていたかと言うと、収納ケースの中で雨宿りをしていらっしゃった。その間、何人かの隙間猫サポーターが彼等に餌を与え、スカッと晴れた本日朝8時半、ちょい様子を見てみたらどいつもこいつも元気そうで何より。ちなみにウチでは隙間猫に家猫が食べなくなってしまった、高価で栄養バランスに優れたサイエンスダイエットを与え、家猫に外猫が食べるような下世話な餌を与えている…うーん、ないものねだりなのかキミたち? ホントは逆じゃないといけないんだけどね。
先日は、神戸(大阪)からのおともだちが上京中につき、いつものように巣鴨で飲んだ。我々のお気に入りは居酒屋でもなんでもなくて「食堂」なのだが、この店ホントにいろいろ凄い。壁面360度に貼り出されたメニューは所々重複し、呼び名が異なるものなどもある。お店のおばちゃんたちは、みな気前良く感じもよろしいのだが、どこの国の人なのかよくわからない。ウエイトレスの女の子は間違いなく日本語が話せないのに、オーダーをとる。そして、極め付けは3人で3時間に渡り結構飲み食いして、勘定がたったの6000円で済んでしまう事だ。しかも、このお店には消費税という概念がないのか、いつも税込みで割り切れる数字だったりする。変だ。でも貴重だ。これからも通い続ける事間違いなしだ。

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