6月14日(土)

完璧に風邪引いた。一昨日から自覚症状はあった。霧雨の公園通りを歩いてる時に、何となくイヤーな感じで悪寒が走った。それよりも前、山手線に乗っている時、隣のサラリーマンのおっちゃんが何度も激しく咳き込んだので、思わず息を止めたりもしてしてみたが、よく考えれば「風邪うつされたら嫌だな」と意識している時点で、既に風邪はうつされていて、たぶん思うだけ無駄だったのだろうか…とにかく、昨日起きたら、既に熱が38.5度あり、久し振りに朦朧としてしまった。思わず寝込もうかとも思ったが、どうせ週末は休みだし、無理をして出勤してみた。まだホットな状態で大混雑な山手線に乗り込むと、額からは玉のような汗が吹き出る。高熱+満員電車+梅雨は最悪のコンビネーションだ。
職場では大人しく寡黙にしていた。夕刻まで何とか持たせて戻る頃には完璧に風邪の症状が出ていて、くしゃみ鼻水鼻詰まり、悪寒に発熱何でもござれだ。そして一晩明けた土曜日になっても、症状は一向に回復しない。熱も引かないし、咳まで出始めた。1つだけラッキーだった事は、今日はどうやら30度超の夏日だそうで、妻がさかんに「ああもうじっとしてるだけで汗をかく」と言うくらい蒸し暑かった(らしい)。が、38度超の男の体感温度はそれとは異なり、特に蒸し暑いと感じる事なく、比較的平穏無事な寝込み日を過ごした。あ、そうそう寝込んだだけでなく、体調は悪かっが、午前中にファッちんの毛を刈った。夏だし、生まれて初めての梅雨だし、見るからにダレている昨今だったから刈り時との判断である。コイは前回皮膚をチョキンとやってしまい申し訳ないので、今回はお休み。あまりにも暑そうだったら刈る事にした。画像は巣鴨の通りにいた人懐っこい三毛猫。キミたちはショーヘアで刈られる事なくてよかったね。

6月12日(木)

10年ぶりにまともに味わう日本の梅雨。今日は休みだったので渋谷で友人に会ったり、区役所に戸籍謄本取りに行ったり、その足でNHKの郵便局行ったり、とにかくどの街とも異なるリズムの人込みの中を傘をさして練り歩いたら、嫌な感じの汗をじとっとかいた。この感覚、何か久し振り…でも、決して素敵なものではない。ハチ公前に戻るのが嫌で、小田急線で新宿に出ようと考え、代々木八幡まで歩いたのも良くなかったかもしれない。昔住んでいたので、近いだろうなんて思いこんでいたが、実はけっこう遠かった。そりゃそうだ当時は車生活onlyだもの。
さて、ついでに渋谷のブックファーストにも寄ってみたのだが、著書を発見する事はできなかった。本を出版したりすると、さまざまな方からリアクションがあるものだが、中には熱心に隅から隅まで読んでくれて、「面白い」とわざわざ連絡をくれる読者の方もいて、著者冥利に尽きる。そう、つまりお客様は神様だって事だ。ベストセラー作家はそうは思わないのだろうが、個人的にはどれだけの部数売れたかよりも、実際に活用されていたり、世の中や人の役に立っているのを知る事の方が重要だ。普段あんまり社会的な活動をしていないから、尚更そう感じるかも知れないし、アウトローで一匹狼だからこそ、特別に感じるのかも知れないけれど、とにかく有り難い事です。

6月11日(水)

豊島区在住の方なら、区役所の掲示板に貼られたこの交通安全のポスターを見た事があるかもしれない。まさに今ベタベタ貼ってあるもので、そこには何だかひょうきんと言うか、ぶさいくと言うか、可愛いと言うか、とにかく青い服を着た女の子がポーズをとり交通安全の歌とあり、したの方には小さく「うた:桃佳 ワンちゃんネコちゃん♪」と書いてある。ぬ…こ、これは! そうD通時代の後輩の娘だった。そして昔からこのcatcatを読んでいる熱心な読者の方はピンときたかもしれないが、そう、この女の子の歌っているこの曲のCDジャケットにはコイが登場しているのだ(7/1参照)。いいね、頑張ってるね桃佳! その調子でどんどん売れて、早くコイをスターダムにのし上げてオクレ。
今日はとってもわかりやすく、梅雨入りしたって感じだった。蒸すからか、オフィスの冷房は明らかに必要以上にうなりを上げて、中にいる者たちを凍えさせる。男はまだいい。サンダルはいてたり、短かめのスカートはいてる女の子たちは、この劣悪な環境下で果たしてダイジョウブなのだろうか? 他の人の体感温度の事はよく知らないが、少なくとも自分は冷え過ぎてたまらないのだが…うーん。残業後に外に出るとシャワーで、何だか逆にほっとした。ついでに池袋で妻と待ち合わせ、定食屋「みとや」で生卵の乗ったつゆだくの野菜炒め定食630円を食す。毎日だと飽きるし、太ってしまって大変であろうが、たまに食うと抜群美味い。有名なお店らしいので、池袋西口の丸井の裏辺りをウロつく際は、要チェック!

6月10日(火)

画像は日曜の食卓で眠るファッちん。ああ行儀悪いと思うかも知れないが、実は最初にファッちんが寝ていた所に後から我々がお皿を並べた図で、きっともうすぐ移動なさるのだが、それにしても食べる直前まで意に介せず眠り続けるキミってやっぱり大物ね。
さて、月曜日からサラリーマンに混じって、新宿へと通勤し始めた。生まれて初めてSuicaも購入し、ちょっとだけドキドキしながら改札を通ったりした。でも、思っていたよりも山手線は混雑してないし、見た目は古い高層ビルだけど、新しいオフィス自体はピカピカ(机や椅子や端末がブランニュー!)で居心地が良かった。何よりも嬉しいのは、休憩室が禁煙である点で、前と比べると天国のよう。煙草を吸わなくなって8年も経つと、却って煙に対して敏感になるものだ。あーこれからは本当の意味で休憩ができると思うと、とっても嬉しい。ふふ、出だしは悪くない。ついでに新宿西口の地下通路で歩き煙草するスーツ姿のおっさんたちも何とかして欲しい。とにかく、ロクでもない噂話だけが先行していた勤務先の移転だが、ノンノンノン!テスト前の「おまえ勉強した?」「ううんぜんぜん」と同じようなものだった。でもみなさんその方法論は良くない。否定の先には建設的な肯定は築かれないと思うのだが。もっと前向きに考えなくっちゃダメね。
で、仕事帰りに地の利を活かしヨドバシカメラに寄って、8Fのアウトレットで1年落ちのCASIO EXwordという電子辞書を購入し、同じく仕事の終わった妻と合流し、西口の「ねぎし」でタン炭焼き麦トロ定食を食し、気分は増々サラリーマン。

6月8日(日)

昨日は八ヶ岳の麓で、美味しいお蕎麦を食し、高原の風に吹かれながらリラックスしているはずだった。現に早起きして、首都高に乗っかり中央道調布インターまでは到達していた。順調に行けば2時間後には現地に到着するはずだったが、この先渋滞26キロ、、1/3くらいの地点である相模湖まで2時間と言う表示を見て、思わず調布で下りてしまった。どうしてこんなに車が一極集中するのだ? 日本の高速道路よ!絶対設計ミス。
なわけで、行き場をなくした我々は車が頭を向けている方向に立地する、ラフェット多摩南大沢へ懲りずに行ってみた。もともとアウトレットで買い物するつもりでいたので、資金は用意していた。でもね…ラフェットはもーとってもウザイんです。普段よっぽどの事では買い物しない自分だからして、アウトレットならば広いし休む所や食べる所があるからいいという事になっているのだが、週末の彼の地にはアーバン多摩ライフを目指す、とってもコンサバティブな家族連れ+犬連れが溢れ、せっかくの買い物モードが萎えた。しかし、妻(女)にはそんな事は関係なく、ワサワサと躍動感に溢れていた。結局5時間ほど滞在&散財し、助手席で爆睡する妻を乗せ混雑する甲州街道を孤独に戻り、南池袋の「硯屋」に立ち寄りぶっかけ讃岐うどんを食べ(結果=いまいち)、部屋に戻って借りて来たDVDを観ていたら、再びガクッと折れるように妻が寝ていた。やれやれお疲れさんです。

6月6日(金)

世界中の人々が「メイトリックス」って言っているし、来日したキアヌも「メイトリックスよろしくね」と言っていたにも関わらず、日本では今も昔も「マトリックス」なのだ。きっと文部省とかNHKとか国語何とか審議会みたいなお馬鹿な人たちが、「うにゃ、アチラのお国ではそのように発音されるみたいだが、日本では絶対にこうです」なんて感じで定めた基準に則ったカタカナに置き換えられていて、その見て見ぬ振りぶりと言うか、融通の利かなさというか、頑固ぶりは昨今のこの国を象徴しているようで複雑だ。または、SONYが何とかマトリックスブラウン管を世間に広めたのが原因かもしれない。何れにせよどうでもいいことだが。
そう、今日で池袋ともおサラバだ。このように毎日通い詰めた事は未だかつてないし、今後ももうないだろう。何度通っても、どうもファミリアにならない。今住んでいるお隣の大塚は、確かに池袋の隣だが、絶対に池袋の延長線上の街ではなくて、巣鴨の仲間である。この境界線は微妙だが、重要だ。まるでメイトリックスとマトリックスの違いみたいなもんだ。とにかく、今後は池袋をスルーして青い時代から慣れ親しんだ土地、または、住んだ事のある新宿へ通う事になる。今後は高層ビルの高層階で地震の恐怖に怯えながら働く事もなくなるし、良かった良かった。そうだよねコイ?

6月5日(木)

相変わらず、隙間とか段差とか境界線とか傾斜が好きらしいファッちんだが、今日はキッチンの収納棚のくぼみに身を寄せてお昼寝中。何をどう考えても変わった生き物だ。ここでひとつ仮説なのだが、なぜわざわざファッちんは一般的に落ち着かなそうな場所にわざわざ留まるのかと言うと、理由はコイにあるのではなかろうか。と言うのも、コイはジェラッ子なだけでなく、想像を超えたモノポリー(独占)体質で、とにかくファッちんが気持ち良さそうにいる場所に後からやって来ては、いつの間にか追い出してその場所を占領してしまう。
そこでファッちん考えた。ならば、例えコイが奪いにやって来ても、はじめから落ち着かないような場所で寛げばいいじゃないか…。ふむふむ確かに、わかり易い場所、それは例えばテーブルの上とか椅子の上とか、床に広げた新聞紙とかプラスチックバッグの上にいると、あっと言う間に奪われる。だけど、画像のような辺鄙な場所をわざわざ奪うほどコイもヒマじゃないらしく、ファッちんの思惑通りの結果となっている。うふふ、ゴロゴロしているように見えても、意外と考えてるんだねキミ実は。

6月4日(水)

美味しい料理と一口に言っても、いろんな種類がある。素材にこだわり、ほとんど手を加えないようなシンプルなものから、様々な食材を複雑怪奇に組み合わせ、手間ひまかけて作るものまで幅広い。また、作る人のイマジネーションやクリエイティビティ、精神状態、さらには、調理設備や衛生観念にも左右され易く、ヤな奴の作った料理ってそういう味がするし、逆に見た目は豚みたいなおっちゃんでもハート次第でとってもハンサムな味がしたり、明らかに不衛生な厨房で作っているに違いないのに美味かったりで面白い。
人生だって似たようなものだ。人々は一般的に将来の不安とかそういうものを打ち消す為に、強迫観念に駆られたように働いてみたり、貯蓄してみたり、逃避してみたり、ステータスを守ろうと必死だったりする。だけど、不安と言うものはなくてはならない人間特有の大切な感情だ。不安のない人生なんて、さびぬきの寿司や気の抜けたコーラみたいでピリッとしない。第一、勝ちとか負けとかのボーダーラインって、例えば六本木ヒルズに住めるかどうかだと真剣に思っている人が多いが、本当は違う。金持ちだろうが、貧乏だろうが、貯金があろうがなかろうが、本当の勝ち組みは絶対に「心の豊かな人」である。また、日本人って例え自分が負け側にいたって、うんにゃぼく中間だからと認めたがらない人が多いけど、とにかく負け側の人が思う所の、勝ち側の人たちは、毎日六本木ヒルズでシャンパン片手にアーバンな暮らしぶりをしているかと言うと、決してそんな事はない。彼等は彼等で勝ち側に留まる為に眉間に縦シワを寄せ精神的に貧しい暮らしぶりをしているケースが多いのが実情だろう。何が言いたいのかというと、来週から新宿のご覧のビルで働く事になった。不安でいっぱいだが、何となくワクワクしている。

6月2日(月)

最近ファッちんは何だか寝てばかりいて覇気がないので、思い切って表に連れ出してみた。夕食に胡麻ダレの豪華冷やしゃぶ中華を作り、デザートに今夏初の西瓜をいただき、いつものように必要以上にカロリーを摂取し過ぎた我々。そろそろ真剣に運動しなければまずいなと言う事で、夜の路地裏早歩きを決行with ファッちん。
やっぱりファファは表が好きらしい。赤ちゃんの頃よく外に連れ出したから三つ子の魂百までなのだ。キャリングケースからいつものように上半身を乗り出してキョロキョロしていらっしゃる。線路際を歩けば、通り過ぎる山手線に目を丸くし、コーギーを散歩中のおじさんおばさんからは例によって犬だと思われ、通りすがりの女子高生に「ねーねー見たいまの!」と珍しがられ、袋小路の奥にある公園ではスプリング式の揺れるベンチに座ったり、黒猫とバッタリしたり、裏通りに咲いた見事な紫陽花の匂いをクンクン嗅いだりした。目を細めて、咽をゴロゴロならし幸せそうな表情をする理由は、単に外が好きなだけじゃなくて、我々の愛を一身に受け止める瞬間が確実に存在するからだろう。ファッちんはいい猫だ。少しだけ湿った心地良い夜風に吹かれながら、今晩はいつになく愛おしく思えた。

6月1日(日)

季節外れの台風の余波で、ヘンテコな天気となってしまった日曜日。昨晩の火事騒動のお陰で、朝方変な夢にうなされて2度ほど飛び起きてしまった。聞けば、妻も同じようにうなされたらしく、どんな夢だったのと聞くと「火事」とわかりやすいお答え。自分の見た夢はちょと違う、明らかに西洋のアパートメントのバスルームで溺死体を発見する話だったのだが、ハテこのシチュエーション、どこかで見たような気が…ハッ! 映画だ。な訳で、天気も悪く特にどこかに行こうと言う気にもならなかったので、今晩も悪い夢にうなされるやも知れない事を承知で、借りていたマイノリティ・リポートを(英語学習に為に字幕スーパーなしで)もう1回観て、これで3回目だがやっぱり英語だけでは難解だと言う事を悟る。でも、スピルバーグ的フィリップ・K・ディックの解釈って結構好きだ。売れない頃は食うに困ってペットフードまで食べていたらしい原作者は、とっくの昔にこの世を去っているので、死後著作がこんなにもたくさん映画化され、商業的にも成功してるなんて思いも寄らなかっただろう。例え話が変わり脚色されようと、これだけたくさんのバジェットのもと、ハリウッド随一の才能を結集し娯楽大作に仕上げられるなんてフィリップさん幸せ者だ。だって、この映画の随所にちりばめられたフューチャリズムって、現在のテクノロジーの延長線場に実際にあり得そうなものばかりで、とことんまともに考えられている。AIの時はもっと先の未来だったからテクノロジーもそれ相応に進化していたけど、この映画は下手したら明日起こりうる世界だから興味深いのだ。
DVDを返却したついでに散歩してたら雨に降られた。帰り道、待ってましたとばかり紫色の花びらを讃えたあじさいをあちことで見かけた。「ああ6月になったんだなぁ」。夜は妻が台風記念にタイ風春雨サラダと、鰻ちらし寿司を作ってくれた。エスニック味に飢えていたから、ついついガツガツ食べ過ぎてしまい、現在後悔中。そんな日曜日。

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生年月日 西暦 性 

運命がどうしても気になっちゃう〜五行推命運勢鑑定〜で遊べる今年の猫兄弟。数字は半角で入力してください。

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